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IC9700 外部基準作ってみた 1

家で眠っていたOCXOをどう加工したか、製作過程
で気が付いた点など  徒然なるままに

20年以上も眠っていたOCXOが眼を覚ます時が来た
オーブンコントロールされたX'tal発振器
パーツ箱の中にいたのはDTCXO含め6種類、今回は
この3種類をテストしてみよう
TOYOKOM(現セイコーエプソン)とキンセキ社

DTCXO、OCXO2種類

明確な仕様が残るのは真ん中のTCO-627Bだけ
12V±10% TTLレベル出力 24Hエージング後
±2X10-8乗/日 ±1X10-7乗/年
IC9700の外部基準入力は50Ω不平衡 約-10dBm

まずは時間かかるエージングしながら周波数
を10Mhzに追い込む作業
出力は少々乱暴だが0.1μFの積層セラのCで
DC分をCUTし50Ωの抵抗で終端 ステップATT
でレベル合わせする事とした。

出力のレベル合わせATTと12V可変電源

この状態でスペアナとオシロで見てみた
スペアナ外部基準入ってない 悪しからず

-10dBmにATTで調整
チョット歪あるけどOK

約10dBのATT量で -10dBm は調整できた。
波形はイマイチだが元がTTLレベルの矩形波
電源電圧への周波数依存あるかと±0.5V調整
できるようにLM317Tの可変3端子にしたが
数/100Hzは動くが神経質になる事はない

早速IC9700に接続 GPS基準やSGから入れた
信号と変わらない。 当たり前か!
IC9700とOCXOを同時に電源ON/OFFする場合
OCXO電源投入直後大きく周波数変動するので
IC9700が同期に失敗する事があるので注意
やはりOCXOだけは通年通電が良いと思う
LM317T出力にはショットキーDi入れてあり
バックアップ電源と同時に電源供給できるよう
にしてある。外部基準を外に持ち出す時の配慮

今回はここまで。


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