長く仕事を続けるための「平気なこと」という考え方。
平気なこととは、消耗せずに続けていけること。
こんにちは、タツミです。
今はエンジニア兼ライフコーチとして活動しながら、おてつだいしながら旅をする「おてつびと」をやってます。
最近𝕏を見ていたら、こんな投稿が目に入ってきました。
(ようやく𝕏っていう呼び方に慣れてきた・・笑)
長く働く、ということであれば、「得意なこと」「好きなこと」というよりも、もう一つ大事な要素があります。
それは「平気なこと」です。
パッと投稿を見た瞬間は「え?」と正直思いました。
頭の中に浮かんできたのはこんな疑問。
だけども投稿の続きを読んで、なおかつよく考えてみたら、「自分らしくあり続けること」を突き詰める上でめっちゃ大切な考え方だったので、この記事を通して共有しようと思います。
結論、平気なこととは、自分が「キライじゃないこと」です。
心身を消耗してしない、自分にとってプラスなこと。
「平気なこと」を前提に、「好きなこと」「得意なこと」と掛け合わせると、より濃く長く続く「自分らしさ」を見つけやすくなります。
詳しくおはなしします。
周りからは「得意なんだな」と思われる。確かに得意だけど、平気ではない。
例えばぼくは、単純作業をするのがあんまり好きではないんです。
作業しながら話す人がいる環境ならまだいいですが、例えば一人の空間で黙々と同じ作業をひたすら繰り返して・・・というのは苦手。
作業している間も、さまざまなことを自然と考えてしまうから。
そして、考えてしまうにも関わらず、気づいたことや覚えておきたい!と思ったことをその瞬間にメモできないから。
メモしないと、しばらくしたら忘れてしまうんですよね。
だから、スマホのメモ帳とか、Noteの下書きとかに記録しておきたい。
気づきを熟成させておきたい。
仕事中だからやらないだけで、本当はそうしたいんです。
だから、自分のアウトプットが妨げられてしまう単純作業は、実はあまり得意ではない。
けど、やろうと思えばできてしまうんです。
作業自体への集中力が途切れてしまうとか、
頭が真っ白になって手が止まってしまう、というわけではないから。
なので、仕事を任せてくれた人や見ている他の人からしたら、黙々と作業をしまくっているぼくをみて、「タツミは単純作業を頼んでも大丈夫なんだな。そういうが得意なんだな」となってしまうんです。
内心ぼくは困っているのに、ね。
その意味で、ぼくにとって単純作業は「平気なこと」ではないんですよね。
問題なのは、今回のように「平気じゃないこと」が周囲からは「得意なんだな」と思われている、評価されている場合。
そういう周囲の人の反応を見ると、やっぱ嬉しいじゃないですか。
自分が求められている!認められている!って感じがする。
なので、ぼくの例で言うと「自分って、単純作業は実は向いているかも!」と判断してしまったり、「クリエイティブより作業系で、お金を稼いだ方がいいのかな?」なんて思考に陥りがちなんです。
ただそれは「平気じゃないこと」なので。
最初は良くても、続けているうちに「やりたいと思ってやったはずなのに、なんか辛いな・・・」となってしまいやすいんですね。
こんな感じで、「得意なこと」から考え始めると、「得意だけど、平気じゃない」ことまで、「得意で平気なこと」と勝手に読み替えてしまうことがあります。
すると、やり続けるほどに「何やってんだろう自分・・・」と無意識に自分を責めてしまったり、終わりのない思考に陥ったりで、精神的ダメージを負いやすくなってしまいます。
しかも、やることができてしまう分、なかなか抜け出せません。
たちが悪いですね。
自分にとって、マイナスなことをやると当然、疲れが溜まります、
そりゃ当然長く続かないよねって話です。
自分の「平気じゃない」が「平気」な人もいる
一方で。ぼくが「平気じゃない」単純作業が平気な人ももちろんいます。
一人で作業することが好きだし、得意だし、ずっと続けていても別に負担にはならない。
そういう人からすると、「なんでタツミは、こんな楽しいことを続けられないんだろう?信じられない!!」ってなるかもしれません。
ぼくからみたその人もしかりで、「なんで単純作業こんなに続けられるの??モチベーションはどこからくるの??」と気になりまくりです。
農家さんはまさに「単純作業のプロ」のひとり。
小さな作業を淡々と積み重ね、作物を作り上げる姿は、いい意味でぼくには信じられないもので、すごく尊敬しています。
ぼくが徳島に農家さんのお手伝いをした時、思い切って単純作業のモチベーションについて、聞いたことがあるんですね。
その農家さんは、「嫌とかは全くないし、それ以上に自分のプライド。自分の方法で、最高の作物を作れる。それを証明するためにやってるだけ。」と言っていました。
そうか!そういう考えなのか。
「平気なこと」かつ、それほど強いモチベーションがある「好きなこと」だから、ここまでのパワーが出るのか。
カッコいい!!シビレる!!!
これを話していたのは居酒屋だったのですが、あまりの興奮具合にお酒がグングン進んでいったのを覚えています。
こんなふうに、ぼくが「平気じゃない」単純作業が「平気」な人もたくさんいるんです。
同じように、あなたが「平気じゃない」ことを「平気な人」もいます。
それに、あなたが「平気なこと」が「平気じゃない」人も。
だから遠慮なく「平気なこと」を仕事にすればいいんです。
その前提で仕事を選択していけばいいんです。
「平気じゃない」ことは思い切って人に任せる。
組織で仕事をする場合でもそうですし、個人で仕事をするのならなおさらその方がいいと思います。
きっとお互い心地いいんじゃないかな?
嫌なことを我慢するのが仕事・・・?
とはいっても、「仕事なんだから、嫌なこともある程度我慢した方がいいんじゃないの・・・?」と思う人もいると思います。
我慢できる人、我慢したい人ならそれでもいいです。
我慢して我慢して、成果が出る、というやり方があるのも事実です。
でも、どうせ仕事をするんだったら、楽しくやりたくないですか?
仕事を「仕事」としてしか見ないのは、なんだか寂しくないですか?
少なくともぼくはそう思いますし、ここまで読んでくださった方なら、
少しは共感してくれるんじゃないでしょうか?
もちろん自分しかその仕事をやれる人がいないんなら、「平気じゃないこと」をある程度我慢しよう、ということもあるかもしれません。
ですが、たいていの仕事はそうじゃない。
「平気じゃない」ことでも「平気」な人は案外いるもの。
「そんな人いないよ」と言う人は、もしかしたら仕事に心の余裕を奪われているのかもしれません。
意外と身近に救世主となる人がいた———なんてことはよくあります。
だから、自分の「平気じゃない」ことはなるべく仕事から排除する。
代わりに「平気なこと」には全力で取り組み、「好き」や「得意」とも掛け合わせていく。
そうやって仕事を作っていけば、より自分が望む働き方や生き方を実現できるんじゃないでしょうか。
振り返ってみると、僕はフリーランスになる前も、フリーランスになってからもそうやって「平気なこと」で仕事の仕方を変えてきました。
プログラミングも人との対話も、ぼくにとっては「平気」で「好き」で「得意」なこと。モチベーション以上に自分のプライドや価値観を全力でぶつけられるものでした。
だから、今まで続いているし、これからもそうやって仕事を作っていくつもりです。
ぜひあなたも、一度「平気なこと」から仕事を考えてみてください。
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