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雑文

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2020年10月の記事一覧

類書のない本

類書のない本というのは偉い。「市川崑のタイポグラフィ「犬神家の一族」の明朝体研究」 映画…

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3年前

すごい事を言ってる文庫

 読者の方々におかれましては、全く関係のないことでありますけど、私は文章を書き連ねていく…

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3年前
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実録!人生相談本十番勝負!!

混迷をきわめる現代社会。未曽有の災害による不安におおわれた現代日本。迷える子羊たちを数え…

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3年前
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さすらいの吟遊詩人、華本☆流江の私小説現場探訪記

 全国うん千万の私小説ファンのみなさん、お待たせしました。詩人の華本☆流江でございます。…

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3年前
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角川春樹さんのこと

 敬愛を込めて、春樹さんとよばせてください。春樹さんの名前を最初に心に留めたのは、映画「…

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3年前
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Hのこと

この手記を書きはじめるにあたって、私はいくつかの注意を払わなければならない。まず事実に即…

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3年前

ムサシノ市R書店 Hさんの一日

7:15 出勤。雑誌の荷開け。日によって、量がだいぶ違い、出勤時間も前後する。女性誌が一斉に発売する日は重労働になる。一番重い雑誌は「ゼクシィ」。一梱包に3冊なれども重い。雑誌担当者の指揮の下、定期購読分を抜き忘れないようリストを置いて、随時確認しながら、カッターで梱包バンドを解きまくる。書籍の荷開け。新刊はライン搬入とよばれる書店に届く日にちが割と正確なルートで届く。伝票と内容冊数が一致するか検品。人員に余裕のある際は、二人がかりで、本のタイトルを伝えて、もう一方がその冊数

『さよ俺』配信ライブのレジュメ

・読後の率直な感想  ↓ 私はさよ俺を読んで「意義」とか著者の「意図」を読み取るよりも、清…

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3年前
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文庫のこと

 夏は文庫の季節だ。書店の一等地を文庫の大きなフェアがにぎにぎしく占有する。毎年同じよう…

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3年前
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書店用語の基礎知識 その一 2011年2月9日

この用語集は、花本の独断&偏見で選ばれた書店で使われる言葉に解説を加えたものです。なにし…

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書店用語の基礎知識スペシャル 書店の年中行事編

棚おろし 書店の棚おろしは、たいていが年に一度です。ナショナルチェーンになると年二のとこ…

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3年前

吉祥寺書店事情

 吉祥寺にはずいぶんたくさんの書店があることをご存知の方がだいたいこの文章を読んでいるの…

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3年前
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気ままにトーク

 いつ執筆依頼が来るのかな、とやきもきしていたらとうとう来た、というのが正直な所感です。…

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3年前

海文堂のこと

一寸先は闇ですよ。神戸の名書店、海文堂が9月いっぱいで店をたたでしまうという一報が入ったのは、ついこないだのことだ。目の前が真っ暗になった。そりゃないだろ・・・としばし、空を掻いた(空を掻いた、なんて慣用句あるのか?) 最初に海文堂のことを知ったのは、『ほんまに』というミニコミからであった。海文堂が深く関わっていて、当然売りまくってもいる。ある号の座談記事が業界で話題になった。それは、「非カリスマ書店員座談会」というもの。神戸の若い書店員があつまって、この稼業の行く末を占う(