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【4月の活動レポート】「聞き書き」の本が完成しました!

このnoteでも制作の過程を更新してきた、「聞き書き」をまとめた本がとうとう完成いたしました!
語り手のご紹介と、本の贈呈式の様子、そしてこの記事の最後には全文掲載したPDFもアップしていますので、最後までぜひご覧ください。



語り手、松村智恵子さん

初めての試みにも関わらず、快く語り手をお引き受けいただいたのはマリヤ手芸店の松村智恵子さんです。

マリヤ手芸店は、2026年で創業100年を迎える、札幌駅前通地区の老舗手芸店です。この地区に住みながら、お店も営んでいる数少ないご家庭にもなります。

松村智恵子さんは、現在93歳。ご結婚と同時にお母様が創業されたマリヤ手芸店に入社し、現在も店舗兼住宅であるマリヤ手芸店で生活されています。初回の語り手には、生まれた時からこの地区で過ごされている智恵子さんがぴったりということで、オファーさせていただきました。



“マリヤ手芸店は今日も御縁を紡ぎます”

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本のタイトルは「マリヤ手芸店は今日も御縁を紡ぎます」です。まさに人との縁をご家族で大切にされてきたということが伝わってくるお話でしたので、人体改造カブ式会社のみんなでこのタイトルを考案しました。
手芸店であることから”紡ぐ”という言葉でその想いを表現し、表紙には糸のモチーフを用いました。時間の経過も感じていただけるように、創業当時と現在のマリヤ手芸店を並べています。


本の贈呈式を行いました

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4月13日(火)、マリヤ手芸店にお伺いして完成した本をシャチョーから智恵子さんへお渡ししました。

「マリヤが大好きだった母が一番喜んでくれているはずです。これで親孝行ができました」と言ってくださり、大変喜んでいただきました。本の中にも、お母様の本間テイさんの話は随所に出てきます。智恵子さんにとってテイさんは、いつまでも尊敬する存在なのだと感じられました。

息子さんの耕一さんも、これを読んで若い人が興味持ってくれたり、マリヤに来てくれる人が増えてほしいとおっしゃっていました。

本の完成もそうですが、ご本人に渡すことのできた瞬間が聞き書きの醍醐味だと思います。改めてこの取り組みの大切さを実感しました。
これから、時間をかけて聞き書き第二弾にも取り組んでいきたいと思っています。自分の両親を語り手にしてみるなど、身近なところにも広げていけるように発信し続けていきます。


本はこちらからダウンロードできます!

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この度、智恵子さんのご好意でWEBでの掲載許可をいただいております。全ページこちらからダウンロードできますので、ぜひご覧ください。

●マリヤ手芸店のホームページはこちら
http://www.mariya3.com/


<2021.5.1追加>
★p84に掲載している「松村智恵子史」の完全版ができました。
 こちらからダウンロードください。


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