小林秀司(人本社労士の会主宰)

「いい会社」のつくり方ならおまかせ。優良企業視察800社、「いい会社」になるための人本…

小林秀司(人本社労士の会主宰)

「いい会社」のつくり方ならおまかせ。優良企業視察800社、「いい会社」になるための人本経営指導150社。書籍「元気な社員がいる会社のつくり方」「人本経営」を上梓している社労士です。(株)SVC代表。法政大学大学院修士(坂本光司教授門下生)。内閣府「地域活性化伝道師」

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人本経営とは

人本経営(じんぽんけいえい)とは、企業に関わる5人の「人」の幸せを叶えることを目的とする経営のことをいいます。5人とは次の通りで、この優先順位で幸福を増進していくことを日々の経営課題として行動し、その実現により5人から支持を得て好業績という結果を持続的につくりだしていく経営のあり方です。  1.社員とその家族  2.社外社員とその家族  3.お客様  4.地域住民  5.株主 ダニエル・キム教授は組織の成功循環モデルを説きました。企業業績といった結果は、その組織における関

    • LGBT法案に反対します。今こそ問う「制度より風土」の重要性

      LGBT理解増進法案をめぐり国会が揺れています。 LGBT法案、異例の「3つの案」で混迷。今国会成立の見通し立たず LGBT理解増進法案をめぐり、日本維新の会と国民民主党が26日、「独自案」を国会に提出した。すでに与党は「修正案」を国会に提出し、立憲民主党と共産党、社民党は、超党派LGBT議連での「合意案」を提出している。 2年前に与野党で合意したはずの「LGBT理解増進法案」。与党の修正によって後退し、維新・国民からさらに後退する修正案が提出されるという異例の事態が起きて

      • なぜ社長がいなくとも組織は自走していくのか

        最近、お客様から、こんな声を 断続的にいただいています。 「決算賞与出しました!」 「コロナ禍前よりも業績が  よくなりました!」 「計画通り新人採用しました!」 すごいですね。 皆さん頑張ってます。 弊社のクライアントは人を大切に する人本経営の実践をしている 企業ばかりになりました。 その浸透度が進んでいればいる ほど、コロナ禍による経営への 打撃は深刻化せず、 また立ち直りも早い傾向にある と改めて感じています。 人本経営は即効性がないのでは ないか、と思われて

        • 超実践的「傾聴」ノウハウ① 聞くと聴くの違い

          関係の質の意味をひも解く、前の投稿の評判がよくてうれしいです。 結局、「傾聴」って本当にできているのかということなのです。 人本経営を見てきて、指導してきて13年。 「傾聴」は意識してないとできないと気づきました。 でも、またそれはノウハウなので誰にでもできることと学びました。 今回はちょっとこれについて説明してみます。 関心ある方は引き続きご覧ください。 心を解放して相手との距離感を取ることの重要性を前回のコメントで説きました。 何故なら、その姿勢でいると傾聴がきちんと

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        • 幸せ制作会社
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          幸せをもたらす「関係の質」の種をいかに育てていくか

          企業業績といった結果は、その組織における関係の質の良好さによって決定づけられているとダニエル・キム教授は組織の成功循環モデルを説きました。本当にその通りだと感じます。 日頃、上司や先輩によくしてもらえていると思う部下は、上下関係において良好さを感じています。そうしたら、「いつも、お世話になっている。ありがたいな。何か役に立つことで恩返ししたい。」と考えるのは普通でしょう。つまり、思考の質がよくなっていくのです。 そして、「とにかく上司は忙しそうに働いているから、その一部で

          幸せをもたらす「関係の質」の種をいかに育てていくか

          2:6:2の法則 いい会社はどう考えるか

          言われると確かにそうかもしれないという「2:6:2の法則」といわれる組織の法則というものがあります。 「どのような組織でも2割の人間が優秀な働きをし、6割の人間が普通の働きをし、2割の人間がよくない働きをする」、あるいは、「どれほど優秀な人間ばかりを集めたとしても、その組織は自然と優秀・標準・不調の比率が2:6:2になる」という考え方とネットで検索すると解説されています。 誰一人取り残さない人本経営では、この現象をどうとらまえて、どのように「いい会社」づくりを目指していく

          2:6:2の法則 いい会社はどう考えるか

          講演・セミナー講師、優良企業視察会の企画お引き受けします。

          講演・セミナー講師お引き受けします。 経済産業局や自治体、中小企業家同友会など行政や経営者団体、企業からご依頼をいただき、講演・セミナーを開催しています。 テーマ例 「元気な社員がいる会社のつくり方」 「人を大切にする経営とは何か」 「人本経営実践法」 「社風をよくする法」 「企業における障がい者雇用の効用」 など 講演・シンポジウム・セミナー活動実践例 「人を大切にする経営」 日本青年会議所愛知ブロック協議会シンポジウム 「真の企業経営とは?地域に根ざし、愛される経営」

          講演・セミナー講師、優良企業視察会の企画お引き受けします。

          いい会社かどうかのリトマス試験紙

          日経ビジネスに興味深い記事が掲載されていました。 石川にある優良企業の自社の高齢者社員に対する労務管理の記事です。 60代をナメるなよ! ボーナス2回無期限雇用する三谷産業のホンネ https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00118/00115/ 三谷忠照社長は、「超高齢社会の日本で、社員が高齢になっても安心して働き続けられる職場環境の整備、働きがいを感じられる活躍の場の提供が会社の持続的な成長にもつながると考えた」と話した。

          いい会社かどうかのリトマス試験紙

          続・「いい会社」づくりのレシピ

          いい会社と評判の大阪天王寺にある株式会社ヘッズの取り組みを紹介しています。 社員旅行 社員旅行に対する考え方は、人を大切にする「いい会社」とそうではない会社と対応が明確に分かれるイベントの一つです。 「いい会社」のレジェンド伊那食品工業塚越寛さんは、社員旅行というと「うちの若い者は、社員旅行というと嫌な顔するよ」と嘆く経営者の方がいることを残念だとしたうえで、社員旅行が楽しいと感じられる会社は結束力がある証左だと指摘しています。伊那食品工業では、もう50年以上続けていて

          続・「いい会社」づくりのレシピ

          コロナ1年前の出来事がずっと昔に感じた。

          Facebookはときどき「〇年前の出来事」をその時の投稿とともに知らせてくれます。 2月20日には1年前の出来事ということで、2020年のその日、前日に実施した講演会の時の投稿が通知されてきました。. 普段、この類の知らせにはあまり反応しないのですが、「そうだった。この講演会以降、すべてのイベントが中止・延期となっていったのだった。とても1年前とは思えない。ずっとずっと昔のような気がする。これはどういう感覚なのだろう。」と思わずシェアしてしまいました。 その感覚をこう

          コロナ1年前の出来事がずっと昔に感じた。

          「いい会社」づくりのレシピ

          最初は研修か、と引き気味だった社員さんたちも、一人ひとりの思いが交錯する「社風をよくする研修」に参加することで、心もちがよくなり、その後の職場でお互いの関係の質が良くなっていく実感を持ち始め、期待感をもちながら研修に参加するようになっていきました。 それは講師であるわたしを向かい入れてくる態度が、より温かくなってきたことでこちらにも伝わってきました。 毎月、こんなことも、あんなこともしてあげようとメニューに工夫を凝らしていきました。 社員さんからの反応も上々ですが、いか

          「いい会社」づくりのレシピ

          「心から参加できました。」と参加者が語る社内研修

          業績はいいが、人が定着せず、雇用面で悩んでいたというヘッズさんで、人を大切にする人本経営を学ぶ全社員参加の勉強会は毎月継続していきました。 1回3時間で、午前午後でちょうど半々の社員さんが20名前後出席していただくということで進行していきました。 どうしても長時間労働が迫られている職場ですから、社員さんの中には、「研修か、時間がもったいない」と思っていた方も少なからずいたことと思います。 水先案内人に徹するわたしは研修講師という立場で、毎月、同社に訪れていた訳ですが、決

          「心から参加できました。」と参加者が語る社内研修

          人の究極の4つの幸せ

          ヘッズさんで、皆で「いい会社」をつくるための勉強会が始まりました。その名もズバリ「経営理念勉強会」と名付けられました。 前回ご紹介した通り、ヘッズさんの経営理念は「幸せ制作会社」とされました。勉強会は、この経営理念はどういうことか、何を大切にしていけばよいかを問い、一人ひとりの社員が考え行動していく時間になっていきました。 わたしが伊那食品工業に行ったときに衝撃を覚え、頭の先から足の先まで「いい会社」の真髄が染み渡ったように、ヘッズの社員さん全員を現地へベンチマーク視察に

          幸せ制作会社

          人本経営実現に向けて、歩調を合わせてくれる右腕、左腕の存在も出来ました。いよいよ、人を大切にする「いい会社」づくりのために行動をしていく段階になりました。 まず初めに何をしていくべきでしょうか。 セオリーは経営理念の見つめなおしこれからこういう会社にしようと全社員に方向を指し示していくのですから、錦の御旗として経営理念を改めて提示していくことが自然でしょう。 前述したとおり、わたしが社労士という仕事を通じて、世の中に人本経営を普及させることをミッションにしたのは13年前

          いい会社をつくりたくても、つくれない社長はこういう人

          社長として業績軸から幸せ軸へ経営改革をしようと決断ができました。 これからはイケイケドンドンでなく、伊那食品工業のように身の丈に応じて、じっくり腰を据えて「いい会社」をつくっていこう。 時間はかかるかもしれないが、この人を大切にする人本経営は、間違いなく自分たちを幸せに導いてくれるはずだ。 さすがは経営者 これだと気づいたら行動は早いです。そのとおりです。決断よしですね。 人本経営の指導を13年してきましたから、ここまでのストーリーにはたくさん遭遇しました。そして、

          いい会社をつくりたくても、つくれない社長はこういう人

          人本経営についてさらに詳しく知りたい方へ

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