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働き方改革×男性育休 ~「イクボス」が描くビジョン~

この記事は、2020年7月15日に採用オウンドメディアKyookanサイトで公開されたものです。

一度は耳にしたことがある「働き方改革」。その中でも注目されているのが≪男性の育児休業取得≫です。育児休業制度とは、男女関係なく原則としてお子様が1歳になる誕生日当日まで取得できる休暇制度です。しかし現状は、特に男性が長期育休を取得することは難しいケースが多いようです。
日本生産性本部「2017年度 新入社員 秋の意識調査」では、男性新入社員の約8割が「子どもが生まれたら育休を取得したい」と考えているという結果が出ています。また男性の育休取得促進は、社員のモチベーション向上や離職防止に大きな効果があることも注目されています。
京進では「短期育児休暇の特例」として、3日間の育児休暇制度(有給)を設けています。実際に2019年度男性育休(3日間)取得者数は11名で、そのうち7名ほどが有休と組み合わせて1週間程取得されています。(1名は半年の育休取得)
今回は実際に短期育休制度を3度取得し、3人の可愛いお子様がいらっしゃる個別指導部 愛知県ブロック長 井原 真一朗さん(大阪府出身)に詳しいお話をお伺いしました。

どれぐらいの期間、育休を取得されましたか?取得して良かった事や、大変だった事も合わせて教えて下さい。

3日間の短期育児休暇に自身の有休を組み合わせ、1週間~10日程のお休みを計3回頂きました。一番良かった事は、やはり家族と一緒に過ごせる時間が増えて、新生児から乳児の間に一緒にいることができたので、成長を間近に感じることができました。
大変だった事は、第三子が生後2週間で高熱のため3日間入院したことです。初めての経験で非常に心配でしたし、それに加えて新生児は保険証の作成に時間がかかり、通常の約10倍の医療費が発生することが分かりました。これを人事管理課に相談したところ、即座に対応していただけたため保険適用できるようになりました。その後、無事に退院もできました。

育休を取得される際、職場の同僚や上司からはどんな反応がありましたか?

正直、1回目の取得時は職場でも取得した人が少なかったので、「男性なのに育休取得?」という雰囲気がありました。しかし妻は公務員なので、「男性でも取得するのが当たり前」という職場でした。妻とは何度も話し合い、当時の上長にも何度も相談を重ねて、ありがたいことにご理解いただき、無事に育休を取得させていただきました。
取得前は、「周りに迷惑をかけないか?」「業績が下がらないか?」など不安でいっぱいでしたが、上司や部下の協力により安心してお休みを頂くことができました。また京進では時間外勤務削減やライフプランに関連した有休取得推奨の方針を掲げているため、個別指導部の部長が取得しやすい環境になるようご尽力くださり、その後、他の愛知県内のブロック長たちも育休を取得されたため、現在は男性でも育休を取得する環境が当たり前になっています。育休復帰後も「育児サポート休暇」等を利用し、子供のお宮参り・運動会などに参加することができています。

可愛い3人のお子さまたち

若手ブロック長としていち早く育休取得された背景や想いをお聞かせください。

私が入社した2008年の頃は、会社の業績が停滞していたこともあり、中でも女性教室長たちが退職される事例が多々ありました。この仕事は女性・男性共に協力しないと本当に難しい仕事なのに、優秀な女性が辞めていくことにとても悲しく腹立たしい気持ちでした。自分自身が社員たちをサポートするミドルマネージャーとなった今、有休や育休を当たり前に取得できる、そういう環境を作りたいと思ったのです。京進はそれが実現できる会社であるという確信もありました。自分の経験を出来るだけ多くの方に共有したい、共有して会社全体で当たり前のことにしていきたいと思い、自分ができることがあれば、(こうした取材を受けるなど)積極的に参加しています。

取得後どんな気付きがありましたか?

恥ずかしながら、育休取得前は妻の「育児・子育てを手伝う」という認識でしたが、大きな間違いでした。女性・男性関係なく、全員が育児参加する。”男性だから””働いているから”育児は「手伝うもの」という認識は、今後の子育て・共働き家庭では通用しない。女性以上に男性が、責任を持って育児すべきであると気付きました。
また、キャリア観にも良い影響がありました。私は元々、当社が掲げる「100の子会社、100人の社長」の1人になりたくて京進に入社しました。新卒入社4年でミドルマネージャーとなり、キャリアを重ねてきましたが、新たな時代に向けた「次世代のリーダー」となっていくには、更なる成長が必要です。その意味においては、仕事と子育ての両立は前提条件であり、ビジネスパーソンとしても力強く成長できるチャンスだと考えています。これからもっともっと新しいことや困難と思われることに挑戦し、自分やみんなの夢を実現しよう!と更に強く思うようになりました。

最後に今後育休等を取得したいなと考えている社員へ向けて一言お願いします。

もし、仕事と育児の両立を諦めようとしている方がいたら、「絶対に諦めないで!」と言いたいですね。
当社は社是として「絶えざる革新」を掲げています!「ひとりひとりを大切に」しっかり社員に向き合ってくれる会社なので、勝手に諦めず、上司やまわりの方に伝え続け、日々それぞれの仕事の中で創意工夫をして、皆で「絶えざる革新」を起こしていきましょう!


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