【書評】借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ


あらすじ

本書では、普段無意識に発してしまう「口ぐせ」を変えることで人生が超うまくいくと著者は主張します。
「ドSの宇宙さん」というキャラクターと著者自身がかけあいながら、借金2000万円から完済する物語という形式で進んでいきます。
「ドSの宇宙さん」が話す著者自身が実践している方法が紹介して解説されていますが、一目だととてもファンタジーに感じてしまうものの、読み進めていくうちにその根拠が示されていきます。

​この本を読むことをおすすめしたい方

1.「自分には~できない」という自虐的な口ぐせのある人
2.「なんとかしてー」という懇願の口ぐせのある人
3.「~したいなぁ」という夢心地な口ぐせのある人

この本によってためになったこと

1.ただの口ぐせによって潜在意識に大きな影響を及ぼし、自分の行動が変化することを理解できること
2.そしてただの口ぐせであるため、本書に取り上げられている口ぐせをすぐに初めて実行できること
3.人間関係における自分と相手の距離の取り方がそれぞれが「望んだ結果」という観点で見ることできるようになること

私がこの本を選んだ理由

ネットでおすすめされていたのでサンプルを読んでみるととても読みやすく、かつ口ぐせが全てという序盤の流れに大きく興味ひかれてそのまま購入しました。
今ある結果はすべて宇宙のパワーによるものとか、良いエネルギーについてとかふざけてるのかと思うようなやり取りが描かれていますが、それが人間の潜在意識のことであると読み進めるうちに自然と理解していく作りはとてもわかりやすく、おすすめできる本だと思いました。(本書を読んでから思い出したら口ぐせをつぶやくようにしています。)

記憶に残った本の箇所を引用

1.”人間が陥りがちな3つの口ぐせパターンがある。ひとつがこの自虐口ぐせ、2つめが「なんとかしてください」という「懇願口ぐせ」。3つめは「夢心地口ぐせ」だ。”
著者はここで、3つの口ぐせパターンをあげていますが、これを「今すぐやめて「完了口ぐせ」に変えろ!」と述べています。いずれも普通に過ごしていれば言っているであろうものでありますが、完了口ぐせとして「~することができた、~やった」と変えることで自身の潜在意識にその言葉を達成するための行動を働きかけることにつながるものです。

2.”すべてのエネルギーは、その存在を信じてもらえてこそ力を発揮する。  だからこそ、宇宙の存在を認め、信じ、愛することができれば、願いなんてじゃんじゃんかなっちまうわけだ。”
これを文章そのままで読むとなんのこっちゃでしょうが、これが本書を読んでいくと確かにそのとおりだと思わされます。上記1のように口ぐせを変えて潜在意識に働き掛けたうえで、強く自分がその願いを叶えることを信じることで行動はより具体化していくことが述べられています。

3.”その誰かが不幸であるというなら、それは、本人が、宇宙にオーダーした結果なのだから、本人の選択だ。本人がどんだけ不幸な面をして苦しんでいたとしても、それが、本人の望みだっちゅうことだ。”
これは周囲との付き合い方の章で著者が述べていたことですが、周囲の人の状況はあくまでそれぞれが潜在意識で考え、行動した結果であり、これを不幸をオーダーした結果としています。そして人の潜在意識を変えられるのは自分自身、たとえ家族であろうと自分は自分にだけ責任を持つことの重要性が述べられています。これは皆さんも経験があるのではないでしょうか?自分の干渉は果たして相手のためになっているのか・・・。そういった考え方も潜在意識を本書で理解することで周囲の人との付き合い方も変わってくると思います。

その他おすすめ本を紹介


『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ』は潜在意識という心理学の一面がありましたが、ここで紹介するまでもない名著『嫌われる勇気』は同じく「人は誰しも幸せになれる」といった観点で書かれています。形式が人物の掛け合いで進んでいくことも本書と同じで入りやすく、合わせて読むと、共通する部分を深く理解できるので、ここにおすすめしておきます!

#ビジネス
#口ぐせ
#読書感想文
#書評
#サラリーマン
#自己啓発
#自己成長
#ビジネス書
#良書
#潜在意識


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?