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(短編小説)柏木次郎博士講演会 ーひざ痛の画期的療法はひとりの営業マンからはじまったー


ひざ痛療法の経緯


 本日はお集まりのみなさん、おそらくひざの痛みがどうにかならないかという方が数多くいらしているかと存じます。きょうの話はそういった方々への朗報になるのではないかと思います。

じつは、2050年ごろからひざの痛みや上がりにくさ、ひざ関節炎に関する新たな視点からの科学的な研究が進みはじめました。それ以前よりは病理学的な新治療法や改善に向けた治療法の開発がすすみはじめました。

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3,032字
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