ヒトひとりがふつうにくらすのにもとめられるスペースとはどのくらい
はじめに
自宅をかたづけ、ひっこしで携えるものをえらびつつある。みえてきたのは移るさきの賃貸のひろさ。ぜいたくをすればきりがない。
かといってせますぎるとなにをやるにも不便きわまりない。自宅でゆったりした生活に首までどっぷりつかった身には当面なれるまではいずれにしてもそう感じそうだが。
けっきょくのところひろめの1Kをえらんだ。
きょうはそんな話。
賃貸を予約した
現在、賃貸への入居にむけての工事待ち。済んだらすぐに入居できる。そのあいだにおくれぎみのひっこし準備のペースをあげる。一段階目でおおざっぱにひととおりモノの選別をおえた。いま2段階目でもう一巡しそう。
なかには迷ったものも。思い出の品のうち写真でのこせば済むものはそうした。すでに2年ほど1度も手にとっていない生活用品は基本的に処分。複数もっているものはふるい劣化のすすんだほうを感謝しつつすてる。ふるくてもつかいやすいものはのこし、あたらしいほうをヒトにゆずる。
そんなこんなで身のまわりからモノたちがいなくなる。眼のまえからなくなったとたんに存在をわすれる。これでは以前飼っていた犬とさほどかわらない。
さがしつづけてようやくきめた賃貸を予約。けっきょくのところ、この2段階目のモノたちの量がきめてとなる。
モノを置く場を買う
手放せないモノを置かせてもらうために住み場所に毎月お金をはらう。モノがすくなければ購入や維持の費用はとうぜんかからない。ごくあたりまえだがようやく実際にまなべた。
具体的には大型のごみを行政に依頼して処分するには1品で数百円かかるし、法律指定の電化製品は所定のしかるべきところへもちこみ費用をはらい処分を依頼する。すでにこうしたモノはわが身にはマイナスの価値しかない。それをだいじにかかえこんでいたなんて。性分なのはいまさらなのでしかたない。
のこりの人生でようやくモノの束縛からのがれて身軽になれる。1Kとはいえ、キッチン、風呂、トイレを除くリビングのスペースは12畳ほど。ここをどうひろいままで維持するか。当面の収納を確保できる物件をみつけられたのはさいわい。
内見で、クローゼットのほかにふとんや季節家電などの収納スペース、台所の上部にはつり戸だな、洗濯機置場やトイレにもじゅうぶんたながあり安心した。万が一、荷物を整理しきれなくても移ったさきで整理をつづけられる。
おわりに
モノを処分し買いたすことはない。それだけモノモチだったことを物語っている。自宅をたてて気がゆるみ、ためこんでしまった。
モノへの執着をいちどここですてられたのは収穫。この転機で生きかたをよりシンプルにしようと思う。
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