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ウェルビーイングという言葉を最近よく見聞きします。
心身・社会的な健康という意味を持つ概念です。

世界的に注目されているウェルビーイングですが、日本でも重要視する傾向が強まっています。

組織・人事系コンサルティングのエーオンが行った2022年~2023年のグローバルウェルビーイング調査で明らかになりました。

▽企業における優先事項トップ5▽

グローバルでは、社員のウェルビーイングが優先事項の1位という結果になりました。

一方、日本では社員のウェルビーイングは4位です。

【グローバル】
社員のウェルビーイング … 38%
人材の確保と定着 …… 37%
利益と財務的余裕 …… 31%
製品・サービスの革新 …… 30%
環境・会社・ガバナンス … 22%

【日本】
人材の確保と定着 …… 48%
利益と財務的余裕 …… 45%
製品・サービスの革新 …… 36%
社員のウェルビーイング … 29%
株主と市場の期待 ……… 26%

▽ウェルビーイングの重要性▽

「優先事項の4位なんて、やっぱり世界と比べて日本は遅れてる」と受け取られるかもしれません。

確かに世界と違い、最優先事項ではないものの、2020年と比べると重要度は増してきています。

【ウェルビーイングの重要性】
重要性が増した ………… 77%
それほど重要ではない … 0%
同じく重要である ………… 23%

グローバルでは「それほど重要ではない」が10%ありましたが日本では0%でした。
日本企業の全てが、ウェルビーイングは重要だと考えていると分かります。

優先順位の変化やその他の結果は???

※後編に続きます。


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~後編~

▽優先順位 5割が増加▽

【優先順位の変化】
増加 …………………………………… 48%
変わらない …………………………… 20%
変わらないがウェルビーイングの主要課題に焦点を当てた ……… 32%
減少 …………………………………… 0%

2020年以降の優先順位の変化を訊ねた設問では約半数の48%が「増加」と回答しました。

また、グローバルでは「減少」が2%と、わずかながら回答があったのに対し、日本では0%でした。

▽ビジネス戦略・人材戦略との適合 約8割▽

【全体的なビジネス戦略や人材戦略にどのように適合しているか】
完全に統合 …………… 26%
やや統合 ………………… 52%
別々で行われている … 13%
取り組みがない ………… 10%

「完全に統合」と「やや統合」を合わせて、約8割がビジネス戦略や人材戦略と適合しているという結果です。

グローバルも合わせると8割ですが、「完全に統合」の比率が高く41%でした。

この点においては遅れをとっていて、今後ウェルビーイングとビジネス戦略・人材戦略を個別に取り組むのではなく複合的に取り組んでいくのが課題となりそうです。

▽ウェルビーイングはオフボーディングにも▽

社員のウェルビーイングに取り組むことは、定着率を上げることはもちろんですが、以前下記のnoteで取り上げたオフボーディングにもつながります。

会社が社員の色々な面での健康に気をかけていると実感できれば、良い印象のまま円満に退職できる可能性は格段に上がります。

そのまま退職者(アルムナイ)との連絡を取り続けていればビジネスの紹介や、出戻り雇用ということも考えられてビジネスや人材の確保が可能です。

この機会に、ウェルビーイングに力を入れてみるのはいかがでしょうか???

ウェルビーイングが上がれば、生産性や創造性が上がり、離職率や欠勤率も下がるということは研究成果からもわかっていますので、ぜひ。


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