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若手の離職防止には知識・スキル不足のフォロー!

ALL DIFFERENT株式会社が社会人2~4年目の900人に対し、2023年8月に直面している壁に関する意識調査を行いました。

新入社員の離職率は3割超!

2023年10月に厚生労働省が公表した、「新規学卒就職者の離職状況」によると、就職後3年以内の離職率は、新規の高卒就職者が37.0%、新規の大学卒就職者では32.3%という結果でした。

新規の高卒就職者は、前年度から1.1ポイント上昇、新規の大学卒就職者は、前年度から0.8ポイント上昇とどちらも増加しています。

労働人口の減少は今後も続くので、企業としては何としても離職率を下げたいところです。

若手社員 最大の壁は「知識・スキルへの不安」

ALL DIFFERENTの調査では、社会人2~ 4年目の各年次に対し、現在どのようなことに困難や不安(壁)を感じているか、キャリアや自分の成長など、10の項目について質問しました。

その結果、直面している壁については、全年次共通で「知識・スキルへの不安」がトップになりました。

2年次
1位:自分の知識・スキルに不安を感じることがある(43.3%)
2位:仕事が飽きた、つまらないと感じることがある(42.3%)
3位:精神的に追い詰められたことがある(41.7%)

3年次
1位:自分の知識・スキルに不安を感じることがある(42.3%)
2位:仕事の量が多いと感じることがある(42.0%)
3位:仕事が飽きた、つまらないと感じることがある(38.0%)

4年次
1位:自分の知識・スキルに不安を感じることがある(48.0%)
1位:精神的に追い詰められたことがある(48.0%)
3位:仕事の量が多いと感じることがある(46.3%)

「精神的に追い詰められたことがある」というのは「仕事を辞めたい」などネガティブ思考が続いたりすることを指しています。

昨年調査では、どの年次でもトップ3圏外だった「知識・スキルへの不安」が全年次でトップというのは特徴的です。

後半では、この「知識・スキルへの不安」の壁を乗り越えた要因をご紹介します!

※後編に続きます。


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~後編~

2年次は意識、3・4年次は知識・スキルの習得

「知識・スキルへの不安」を乗り越えられた場合にその要因は何だったのか、各年次に訊きました。

2年次
1位:ポジティブに捉える姿勢(29.2%)
2位:目的や仕事の意味の再考(26.2%)
3位:目標の見直し(18.5%)

3年次
1位:知識の習得(37.7%)
2位:スキルの習得(31.1%)
3位:経験を積んだこと(26.2%)

4年次
1位:知識の習得(40.0%)
2位:スキルの習得(33.3%)
3位:ポジティブに捉える姿勢(30.0%)

2年次は、仕事への姿勢など意識に関する項目が高いのに対して3・4年次では、知識・スキルの習得が共通して2トップと実務面が多い結果になりました。

ケアの仕方を変えて離職防止に

2年目社員は、ポジティブに捉えることで直面した壁を乗り越えているので、周囲からの仕事の目的・意義の伝達やポジティブフィードバックが効果的です。

知識・スキルの習得で乗り越える3・4年目社員に対しては学びの場の提供や解像度の高い基準を高めるフィードバックを行うことが解決の糸口になりそうです。

適時、適切なケアを行い、若手社員が壁を乗り越えられれば自信につながります。

そうなれば、会社で働く意欲の向上に期待ができ、離職への対策としても有効です。

若手社員の不安を払拭して、会社の定着率を上げましょう!

最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。

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by事務SOLマン

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