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ぼくがかんがえたさいきょうのあふりか: case1
「ぼくがかんがえたさいきょうのあふりか」
「え?なに?」
「だから、ぼくがかんがえたさいきょうのあふりか」
「トルコ語で」
「Be... えーっと、d...... dü... düşündüğüm yeni... yenilmez....... ああ!やっぱりダメだ!これじゃあ『僕が考えた最強のアフリカ』になってしまう!」
「違うものなの?」
「全然違うよ!俺が言ってるのは『ぼくがかん
エントリーNO.404
「総ては永久から始まった」
ミヒャエル・ペーターゼン
1.
耐え難い賞賛の雨が降り出した。苦悩や苦役よりも、賞賛の雨の方が厄介だと思う。反発心にもならないから、教育にはならない。もちろん革命にも繋がらないし、側から見てもつまらない。また、期待に沿えない申し訳なさも生みかねない。だから、賞賛の雨を一身に受けて何かに挑んだ僕は、真っ逆さまに落ちた。地面スレスレでなんとか揚力を
【三文ポエム】 マツカサウオ似の少女が品定め中の詐欺師に天麩羅を奢る
授業中の校庭に、1匹の犬
屋上から飛ばした紙飛行機が見えなくなった
見えなくなった紙飛行機が黄金虫に刺さった
黄金虫の小楯板を貫いた
いや、カナブンかもしれない
犬はいつのまにか居なくなっていた
黄金虫のくだりは徹夜でサルゲッチュをした脳が見せた幻覚だったかもしれない
古典の授業は終わっていた
それどころか物理さえも
帰りのホームルームまで
あと2時間