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記事一覧

ぼくがかんがえたさいきょうのあふりか: case1

「ぼくがかんがえたさいきょうのあふりか」

「え?なに?」

「だから、ぼくがかんがえたさいきょうのあふりか」

「トルコ語で」

「Be... えーっと、d...... dü... düşündüğüm yeni... yenilmez....... ああ!やっぱりダメだ!これじゃあ『僕が考えた最強のアフリカ』になってしまう!」

「違うものなの?」

「全然違うよ!俺が言ってるのは『ぼくがかん

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『安田智光の、ソレでイイ気がするんデス!』の「遠岩プロデューサーのお宅勝手にリフォーム」の回観た。
居間を介護用ベッドで埋め尽くしたのは流石に笑い死にしそうになった笑笑

『安田智光の、ソレでイイ気がするんデス!』の「泣ける番組CMを作ろう」の回観た。
何やっても「聖○新聞かよ!」って言われちゃうのウケたわ笑笑
散々やった挙句、一般参加のともみちゃん(5)のやつが本当に使われたのかよ笑笑笑笑

愛や工具に近いもの。看板にも液体にも見えるもの。とにかく、責任だけは背負いたくないものです。

 縄が切れ、"こけら"が落とされた。
"こけら"は、踏み固められた雪道の上に下品に転がった。観衆は屈強なガードマンと真面目そうな係員たちに囲まれながら、固唾を飲み、それを見守った。"こけら"の方ではなく、自分の足元を気にしながら歩くただ一人を除いて。
「あの、この辺りに柿が落ちていたはずなんですが…」
係員の一人に、青年が声をかけた。
係員はよく訓練されているので、青年を無視し続けた。
「あの、こ

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エントリーNO.404

「総ては永久から始まった」
           ミヒャエル・ペーターゼン

1.
 耐え難い賞賛の雨が降り出した。苦悩や苦役よりも、賞賛の雨の方が厄介だと思う。反発心にもならないから、教育にはならない。もちろん革命にも繋がらないし、側から見てもつまらない。また、期待に沿えない申し訳なさも生みかねない。だから、賞賛の雨を一身に受けて何かに挑んだ僕は、真っ逆さまに落ちた。地面スレスレでなんとか揚力を

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「情熱が測定できればいいのに」

君はそう言うと、せっかく上手く描けたカラシニコフ氏の肖像画を破り捨ててしまった。

「どうしたの?上手く描けていたのに」
僕の言葉を遮るように、
「カラシニコフ氏の顔、見たことあるの?」
と訊かれてしまった。
無い。ある訳がない。カラシニコフ氏の顔なんて、見たことある日本人が何人いるだろうか。数えてみる。貿易商の叔父さん、彼はカラシニコフ氏をマブダチと言っていた。

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ある先祖供養の方法: 旭川市加藤家の例 (1)

1.簡単なやり取りをする。
※これは脚気検査ではない。

2.女性の肌に装飾を施す。
※これは脚気検査ではない。

3.焼き魚(鯛か鮫がいい)、白米、ジュフ(某国の家庭料理。味噌汁に似る)、お新香(売っているもので良い)を供える。
※これは脚気検査ではない。

4.知らんぷりをする。
※これは脚気検査ではない。

5.男性陣から3人を選び、脚気検査をする。
※これは脚気検査ではない。

6.誤解を

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【三文ポエム】 マツカサウオ似の少女が品定め中の詐欺師に天麩羅を奢る

授業中の校庭に、1匹の犬

屋上から飛ばした紙飛行機が見えなくなった

見えなくなった紙飛行機が黄金虫に刺さった

黄金虫の小楯板を貫いた

いや、カナブンかもしれない

犬はいつのまにか居なくなっていた

黄金虫のくだりは徹夜でサルゲッチュをした脳が見せた幻覚だったかもしれない

古典の授業は終わっていた

それどころか物理さえも

帰りのホームルームまで

あと2時間

アスリートのお話

現在、東京オリンピックが開催されており、各種目において強靭な肉体を持ったアスリートたちが鎬を削っている。
本稿はアスリートの自主性について、ミュージシャンとのごく若干の比較を通して論じる短文である。スポーツマンにとっては極めて不快な内容であること受け合いなので、その点に留意していただきたい。

アスリートは、日々肉体的に過酷な鍛錬を繰り返している。長距離を長時間走り、一般人では両手を使っても到底持

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