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ミャンマー留学生Sさんのインターン体験記

自己紹介とインターンのきっかけ 


 JFCネットワークでの2ヶ月間のインターンシップは非常に充実した経験であり多くの学びと感銘を受ける機会でした。JFCという言葉を初めて聞き、自分の人生で知りえなかったJFC達のことをインターンで知ることができました。
 まず、私はミャンマー出身で、現在日本で大学を通っています。高校を卒業してから日本語を勉強し始めて日本に興味を持ちました。日本にいる間、色々なことにチャレンジしながら留学生活を送りたいと思いています。私がインターンをしたきっかけは夏休みに何か新しいことを挑戦してみたいと思い、ネットで色々な情報を調べました。そこで、ドットジェイピーというインターン関係の団体を見つかり、数団体ある中で、JFCネットワークでのインターンシップを申請しました。私がJFCネットワークを選んだ理由は元々言語に興味かあり、翻訳業務をやってみたいと思ったからです。
 私の母国語はミャンマー語、第1外国語は英語で、第2外国語は日本語です。なので、英語から日本語を翻訳することで、自分の言語力を伸ばすことができるだけではなく、翻訳のスキルを身につけることもできました。英語の表現やニュアンスを正確に捉え、それを適切な日本語に翻訳することは、コミュニケーションの質を向上させるためにも重要であることを学びました。書類の翻訳は非常に正確で注意深い作業です。特に、JFC達の生まれた背景や父親からの認知に関連する書類は法的な意味を持つものであり、誤った翻訳は重大な影響を及ぼす可能性があります。この経験から、文書の正確性と依頼性がいかに重要ということを把握しました。
 

印象に残っていること


 インターンする前には翻訳だけを意識しましたが、様々なケースを翻訳する中で、JFCのことに興味を持ち、もっと深く知りたくなりました。主に、Case Profile Report(CPR)ではストーリーを細かく述べているためJFCが生まれた背景や1980時代日本に出稼ぎに来たフィリピン人女性の生活を学ぶことができました。それを通じて私の頭に浮かんだのは、自分も途上国で生まれ育って、母国でも経済的な理由などで海外に行って働く人々が多くいます。それと同じくフィリピン人達も生活のために来日して労働することを理解できました。
 私の印象に一番残ったケースは父親から認知や養育費の依頼などのような通常なケースと違って、フィリピン人のいとこがJFCの名前を利用して日本に生活しているというケースでした。そいうことを本や映画などでしか見たことなかったので、最初聞いた時は驚きました。自分の名前とアイデンティティを他人が使っているというのはありえないことだと思い人間として自分のアイデンティティを持つのは当たり前ではないかと考えられます。
 そして、翻訳の他にもグローバルフェスタのために必要なパネルや呼び込みボートなどの作成をさせていただきました。絵やデザインなどが得意ではありませんが、自分の手で作り上げたものを見て、誇りと満足を感じました。自分の努力が形になる瞬間は素晴らしいものではないかと思います。この経験を通じて、新しいことに挑戦し、自分の限界を超える自慢を持つことができました。


パネル作成

まとめ


 JFCネットワークの活動は社会的に意義のあるものであり、家族や子どもたちの幸福を支援する役割を果たしていることを強く感じました。自分の小さい行動が社会に貢献していることにやりがいを感じ、社会的な使命を持つ仕事に興味を持ち、今後も社会を貢献することやり続けて行きたいと思っています。
 このインターンシップを通じて、翻訳の正確性と重要性、社会的な使命感、そして、言語スキルの向上など、多くの面で成長し、充実した夏休みを送ることができました。JFCネットワークでの経験は私の将来に向けての基盤を築くものであり、社会的な意義を持つ仕事に興味を持つきっかけとなりました。
 最後に、2ヶ月間という短い間でしたが、貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございます。

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