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アメリカで就職?!~苦悩の末勝ち取った、日本人留学生の就活奮闘記~

こんにちは!
note第二弾です!前回の投稿からすこし時間が経ってしまいましたが、アメリカの就活事情、そして就職するまでをご紹介していこうと思います!

まず私は誰?なぜアメリカに?

note第一弾で自己紹介させていただいていますが、軽く。

  • 年齢24歳

  • 大学卒業後すぐにシアトル留学

  • 性別:おんな

  • 日本人(東北出身)

こんな感じですが、大学を卒業後、マーケティングを勉強するために渡米しました。勉強するといっても、degreeがあるわけではありません。カレッジの授業を受け、VISAを切り替えて、アメリカで働くために渡米しました。

アメリカで”働く”とは

アメリカで働くためには以下の手段があります。

  • 日本で就職しアメリカの支店などに海外赴任として働く

  • アメリカの企業で就職

  • 起業など

もちろんこれ以外にあるかもしれませんが、ざっとまとめるとこんな感じ。
しかし一番大変なのが、VISA問題です。

アメリカは、不法移民が増えてからVISAの認定が厳しくなっています。また他国のようにワーホリ制度が存在しないので、アメリカで働くためにはVISAを入手会社などからオファーの両方が必要です。

もちろん、起業する人もいますし、日本食レストランなどを始める人もいると思います。ただ私はアメリカ企業での就職を目指しているので、その点については詳しくありません・・(すみません)

私の場合は、カレッジに所属するため、F1VISA(Student Visa)を発行し、その後OPT制度を利用して、1年間だけアメリカで、働けるVISAをゲットしました。

基本的に、アメリカで就労VISAを保有していない場合、学生時に働くことは認められていません。また、OPTはすべてのカレッジにある制度ではないので、働きたい人はきちんと調べた方がいいです。


私は、OPTに切り替えたため、アメリカで仕事が見つかればアメリカで働くことが出来る、という状態です。

OPTでのアメリカ就活事情

正直、相当困難でした。。。。
何点かに分けてご紹介します。

①期間

そもそも、専攻がSTEMでない限り、OPTが認められているのは1年だけです。1年間しか働けないません。そんな人を会社は”雇いたい”とはなかなか思えないですよね(´;ω;`)

また、OPTを申請する際に就労開始日を設定しなければいけません。つまり、就労開始日を迎えた時に仕事がなければ、1年間という限られた就労可能期間がどんどん過ぎていくだけなのです。

求人に応募するときは、会社がその時に人を欲しているとき。
つまり就活開始日が早いと、決まった時には就労開始日まで働けないし、就活開始が遅すぎてもすぐ決まるわけではないので、だめということですね。

②能力社会の現状

また、アメリカは能力社会!!年齢性別人種関係なく、求人に相当するスキル、経験があれば見つけられますが、つまりはその逆、潜在的能力が見られることはありません!!
アメリカ人でさえも仕事を見つけることが困難な今、英語が流暢でない日本人がアメリカの会社で働くことは相当難しいのです!!!!

しかしアメリカ企業は、スキル経験を重視するため、OPTであるかどうかは面接では聞かれませんでした。ですので、相当のスキルと英語力がある人はいいかもしれません

では、日系企業は?
そうアメリカには日系企業が多く存在します。今やなお、グローバルな世の中ですから、日本の商品やサービスがアメリカでもたくさん普及しているので。
しかし多くの人は日系企業での就職を目指しますが、なかなか保有VISA問題で面接すらお断りが多かったです。(最初に聴かれるのがVISA形態です)

このように、希望する職種、年収、地域、そしてVISA問題でアメリカでの就職は困難でした。

アメリカで仕事が見つかれば、円安ですし年収も良い・ホワイト企業が比較的多いなんて聞きますが、現状は難しいですよね~



私の就活結果

結果からお伝えすると、アメリカはシアトルの中小規模出版社にPublishing Assistantとしてpart-time のオファーをもらい、働いています。
記事を執筆したり、SNSマーケティングを手伝ったりなどの業務です。

※full-time : 40h/week
part-time : 40h以下/week

part-time 勤務ですが、自分で生活していけるくらいの給与ではあります。
とても満足した結果で就職できたことを嬉しく思います。

では、就活時の過程を。
まず、就職条件から。

  • 給与:時給$20以上

  • 英語を伸ばすためアメリカの会社を志望

  • シアトル内、バスで1時間以内の通勤

  • 引っ越さない

  • 学んだマーケティングを少しでも活かせる

意外と条件を設定していました。
わがままですよね、苦しいと分かってもなお、譲りたくない条件でした。

就活スタート!

ではどのように進めたか、ご紹介します。
まず私の事情は、

  • 既卒

  • 日本の企業に就職経験なし(既卒ですぐ渡米したので)

  • アメリカのスタートアップと日本のスタートアップで2年間インターン

  • ドミノピザで4年くらいバイト経験

  • 英語は日常会話レベル(ビジネスレベルまでは届かず)

この状態を見るに、アメリカ人と戦うこと、きちんとした就職経験が日本でないです。
じゃあ、私に何が出来るのか、他より優れているのかを分析しました。

  • 日本語がプロフェショナル

  • コネクションが多い

  • マーケティングを勉強した

  • 日本人、日本に23年間住んでいた

  • 国際法の学士

  • アイキャッチ、グラフィック制作経験

これくらいでした(笑)
笑っちゃいますよね。アメリカで戦うには全然なかったんです。
でも、これをフル活用するべく奮闘しました。

11月に就活スタート

1月の2週目に就労開始日を設定していたので、11月から始めました。アメリカのホリデーが11月末と、そしてクリスマスがあるため、年明けまでに見つけたと頑張りました。

Indeedなどを利用し、自分が出来そうなあらゆる求人に応募しました。
カスタマーサービス系の求人は面接まで行くことが出来ましたが、マーケティングはほぼ無理。全滅でしたね。

結果的に仕事が決まったのは、今の会社の社長が知り合いで、働き口はないか聞いたら、「うちで働く?」と紹介してくれました。
”ご縁”が実を結んだ、という感じです。

今の会社は日系人向けに記事を出しているので、日本に関連した書物やコンテンツを発行しています。私は福島出身なので、震災の経験やその現状を伝えたり、コネクションを活かしたり。
今、私にしかできないことを少しずつ活かしています。

留学では無駄なことがないんだなーと思いつつ、日々を大切にして過ごしています。

言いたいこと

アメリカと日本と両方の就活を経験しましたが、全然違うというところです。
また、アメリカでは外国人になるので、肩身は狭いし制限されることもたくさんあります。

しかし、

  • コネクションをたくさん作ったこと

  • 少ないながらも自分のできること・強みを分析したこと

これらが大切だったと思います。
中々できない経験だと思うので、もし同じように考えている人の力になれたら嬉しいです。



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