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【サマポケ】直島・女木島がガチで最高だった件(『Summer Pockets』聖地巡礼ツアー)


お久しぶりです!ジャバです。
『Summer Pockets』(サマーポケッツ)、好きですか?

『Summer Pockets』
サマーポケッツは、Keyから2018年6月29日に発売された、13作目の恋愛アドベンチャーゲーム。略称は「サマポケ」。
《Wikipediaより抜粋》

つーわけで今回は、オタク主催のサマポケ聖地巡礼ツアーに連行されたので、そちらの様子を皆さんに面白おかしく、時に烏滸がましくお伝え出来ればと思います!

それではスタート!!!

この旅が企画されたわけ

まずはこのLINEをご覧いただきたい。

オタクはいつだってフルスロットルだ


何かは分からないが確定にしたいらしい旨のLINEが8月頭に届く。送り主は昨年おれが神津島に連行したオタク、つきぞら氏だ。

【つきぞら氏】
「6畳は特に狭くなくないですか?」と言いながら6畳の部屋で積み上げられて今にも倒れそうなフィギュアの山の中に生息していた信頼できるオタク。この度ニートの称号も獲得した。引っ越したそうだが新居は不明。おそらく成長はしていないだろう。

そんな彼との哀の逃避行の様子はこちらからドゾ。


閑話休題。


そんなつきぞら氏から理詰めで情報を搾取していると、どうやら香川県の島々?が最近プレイしたサマポケの聖地であり、巡礼しないと気がすまないとのことである。しかもその日程は、ド平日を含む8月26日(金)〜28日(日)の二泊三日というではないか。

おいおいおい、少し考えが足りないんじゃないのか?そんなに簡単に休みは取れんよ、おれも社会人になって7年、中軸として職場でもそれなりに責任というものが

爆速で「行く」と決めた。


前夜祭(災)


しかし、問題はそれだけではない。


何を隠そう、8月のジャバは馬鹿みたいに忙しかったのだ。


コロナ禍と呼ばれるようになってからそろそろ3年の月日が流れようとしているが、得意先も我慢の限界に来ているのか第7波と呼ばれて久しいこのタイミングで、2年間は泣く泣く中止にしてきたイベント各種が続々と復活した。これでもかと復活しやがった。

さらにはコロナ罹患による自宅療養、お盆休みという名の実家収監、それに加えて会社都合の社宅の引越しまで絡んでくるもんで、おれの土日祝日は跡形もなく消え去り自由時間の確保ができない生活を余儀なくされた。
さながら令和のアルカトラズ、といったところか(それは違う)

・・・では8月26〜28日も仕事が入ったのか?

違う。

体力の限界で何もない休日を過ごしたくなったのか?

違う…!

陰キャ特有の、イベント直前にくる(はぁ、やっぱ面倒くさいなぁ)期に入ったのか?

違う違う違う!
違うんだ、訊いてくれ!
問題が山積してるんだよ!
おれは…だっておれは…!!


髪の毛が全然切れてないんだ……!!!



なんだその顔は!おれは真剣なんだぞ!!!

8月が忙しくなるのは分かっていた。
だから7月末に美容院の予約を入れていたわけで。
その最後のチャンスをコロナ罹患による療養期間にて潰された。目にかかってきてうざったいなという時に美容院を予約するおれのルーティンはもろくも崩れ去り、髪の毛が目に入るほど長く伸びた成人男性の髪は、その後1ヶ月間すくすくと育った。

次の画像が著者近影である。

いちご100%いいよね・・・・・・


これはヤバい、ヤバすぎる。本当に社会人か?

というわけで、ここで大きな決断を下す必要があった。
それは、26日(金)の朝一に髪の毛をカットしその足で香川県に向かうという苦肉の策、もちろん遅刻になる訳だが楽しみな旅行をキャンセルするより余程良い。
正直に申し上げると、ここまで伸びてしまった髪を8月末に切ろうが9月頭に切ろうが長さ自体に大した差はない。ないのだが、8月29日からの週にそれなりに大御所が集まる会合に出席する予定があったため、それまでに何とかする必要があったことは事実だ。


オタクとしてのジャバと社会人としてのジャバが導き出したなんとも歪な折衷案は、辛くも主催であるつきぞら氏の許しを得、

前途多難な香川ツアーが今、
幕を開けようとしていた!


8月26日(金)合流編


まずは、つきぞら氏の計画を見てみよう。

なるホロなるホロ、こういうプランか。
行きつけの美容院の予約が取れたのが午前10時、関西から香川に向かわなくてはならないため、この読み方すら分からない【男木島】という島に向かうのは難しいようだ。行くのも読むのも難しいなんて、ダンギ(難儀)なものだね。。。


オギジマでしたぁ☆〜(ゝ。∂)


そんなこんなで男木島は泣く泣くパス、直島のホテルで待ち伏せしてやろうと決めた。
LINEの文言によると、高松から直島に行き、島の反対に宿を取っているようだ。

四国汽船株式会社HPより

ここで地図を用意する。
地図によると、高松港から直島に向かうルートは一つしかなく、『宮浦港』というところに着くらしい。つまり島の反対ということは・・・

岡山県の宇野港からなら直接向かえるじゃねーか!!!!!

ジャバは歓喜した。
必ず、かの六畳間の王を抜き去らねばならぬと決意した。

ふはは、そうと決まれば乗るべきフェリー来航に合わせてスケジューリングだ!


夢は潰えた。



終わった。
髪を切る時間すら捻出できないオタクには、サプライズを仕掛ける人権すら無いというのか…

仕方なく18:05の高松港出港前に合流することに。
時間には余裕があったため、JRで大阪駅から舞子駅(神戸市)、そこから高速バスで高松駅前に向かうルートに決定!

高速舞子バスのりば

なんか思ってたんと違うんですけど・・・

錆びて剥き出しの鉄骨にのみ支えられた高速バス乗り場が、あんなに地上高くに作られている意味が分からん…!

上りのエスカレーター

いやえぐいてぇえええええええ
これはえぐいて、ディストピアやん。見れば見るほど錆びっ錆びやん、これに全身預けるのキツすぎやろ!

【ジャバ】
お察しの通り高所恐怖症ぎみ。飛行機やスカイツリーは平気だが観覧車は完全アウト。揺れたり古かったり、感覚的に信用できないものに体を預けるのが無理らしい。

いやぁ震えた震えた、この休みを楽しみ抜いてやるっていう武者震いが出ちったぜ←

[高速バス乗車]

高速バスの中でおれは考えていた。

【直島の宿でびっくりドッキリ大作戦】が失敗に終わった今、次なるサプライズは男木島から帰港したばかりのオタクのアホヅラを拝んでやること!ただでは起きんよ、ただでは…!!


ということで、ここで一度男木島のフェリーの時間を確認したい。

間違いない、こいつだ。

17:40にオタクは高松に帰ってくる。
そして降り場所は・・・

ここか。

問題は船にも乗らないオタクが桟橋に近づけるか、それをいち早く確認し、ポジショニングを考える必要がある。

高松駅に着いて行うべきことは決まった!


[高松駅、着弾]

見つけた。

高松駅前に16:40に着いた時にはどうなることかと思ったが、高松駅と高松港は徒歩圏内だったため事なきを得る。そして、、、

オタクが男木島から帰ってくる桟橋がこいつだ。
幸いなことに桟橋の入り口にチケット監視員みたいな配置もなく、乗るふりをすれば帰港した船にギリギリまで近づけそうだ。

カキ氷(黒みつシロップ)

今は高松港で開催されているイベントで販売していたカキ氷を頬張りながら座してその時を待つとしよう。くくく。


うわっ!なんだこのカキ氷!甘っ!うまっ!!!


・・・・・・ん?

画面中央に、、、船だ。

17:20
まだ予定だと到着まで20分ほどあるが、一隻の船が視界に入った!やつか?

あり得ん速度でドリフト決めよる

おおっと、後方から猛烈な勢いで追い込んでくる白い影!ミドリマキバオーだ!! 

もとい!
横から先に飛び込んできたのは大型フェリー!?ウソだろ、早すぎる!!やつか!?!?

・・・ちがっ、た?
マキバオー(仮)にはしょうどしま丸と書いており、今回の目的地である直島ではない。
どうやら、違う島から帰ってきたようだ。
ホッ。


そんな感情の起伏を味わいながら、時間は17:35に差し掛かる。そろそろ見えてこないと物理的に17:40に着港は難しい時間だ。


一体どういうことだ・・・?

き、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 
遠くからでも分かる赤と白のしましま模様!
高松と男木島・女木島を結ぶ連絡船、めおんだ!!!
すごい速度で港に飛び込んでくるぞ!!!

こうしちゃいられない!
おれは最前列で男木島から帰港したばかりのオタクのアホヅラを拝んでやるんだ!!(歪んだ熱意)

カキ氷をたいらげ、急いで桟橋に向かう!

よーーーし、完璧だ!間に合った!
よく見ると甲板に多くの観光客が立っている。その中にオタクたちがいればバレてしまうリスクはあるが、その時は船を降りる瞬間ではなく、おれを見つけた時のアホヅラをカメラに収めてやればいいだけ!←

油断せず、船にカメラを向けてその時をじっと待つ。

・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・ん?


なんか船の側面に搭乗口のハシゴやスロープが接続されるゾーンが見当たらないんだが、どうなってるんだ???


どえええええええええええ!?!???!?!

おいおいおいおい何だよこれ後ろが開きやがった!ウソだろ!やばい、これじゃオタクのアホヅラをカメラに収められないじゃないか!!←


おれは慌てて桟橋を移動し真横からのオタクのアホヅラ撮影に挑んだ・・・!

キョロキョロする青シャツオタク発見!

まずはつきぞら氏がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 
首を左右に何度も振って何かを、というかおれを探しているようだ。

くくく、さすがに誰も人が降りない桟橋にいるとは思うまい。
何たっておれ自身もまさか誰もこの桟橋に降りてこないなんて思わなかったんだからねガハハ()

そして次に現れたのはミズノ氏だ!!!
野球帽をかぶりその両肩に荷物を背負い込んでいる!

【ミズノ氏】
野球と巨乳をこよなく愛し、ほとんどのスケジュールを北陸から一泊未満で遠征することを信条としている信頼できるオタク。人間性が低い。9/19に少し人間性が回復するとのウワサ。

うおお、最後に現れたのはハルカ氏だ!!!
ミズノ氏同様キャップをかぶり、アームカバーまでする徹底した日焼け対策で男木島を攻略したとでもいうのか!

【ハルカ氏】
家族の出かけている日中にいそいそとえ◯ちなゲームをしている信頼できるオタク。攻略したヒロインのことを彼女と呼ぶ。鏡子さんは黒幕。してオナ先輩。
限界オタクのアルマゲドン


かくして、メンバーは集結した・・・!


文章として読みやすいよう未登場の人物についてはここまで明記を控えていたが、今回はつきぞら氏、ミズノ氏、ハルカ氏、そしておれを含めた4名での遠征となる。

上の写真は桟橋で3人が飛び出てくるのを真横からカメラに収めていた所為で結局追いつけなくなり、すごすごと後ろを歩くことになったオタクが撮った一枚である()

キョロキョロと辺りを見回すつきぞら氏とハルカ氏とは対照的に、一心不乱に前を向くミズノ氏が印象的だ。
先ほどもイケメン風の男性に前を歩かれて邪魔されていたこともあり、撮影時点でおれはまだ一度もミズノ氏の顔を拝めていない。てっぺきのガードだ。さぞBもぐーんと上がっていることだろう。

Bはポケモンのぼうぎょのことであって断じて女性のバストのことではない。

ぼくはDが好きです。



もちろん、ポケモンの話である。



8月26日(金)同行編


あの後はなんだかんだあって船のチケット売り場にて3人と合流することができた。
まぁおれは気づいてもらえるまで後ろからじーーーっと3人を見ていただけなのだが。
サングラスをかけて🕶

フェリーに乗り込んでからは、

「ポケカのデッキを一つだけ持ってる奴がいるらしい」
「誰も持ってねぇぞwwwなんで持ってくると思ったんだよwwwwww」
「甲子園初の東北校優勝、おめでとう!」
「ありがとうございます(青森出身)」


など、酔ってしまうこともなく何気ない会話でゆったりとした時間が過ぎていく。


そして、60分が経った頃……

オタクたちは決戦の地・直島に上陸した!!!


港では泊まらせて頂く民宿のオーナーが車でお出迎え。
海外の方を思わせる少しカタコトの日本語で優しく話しかけてくださる、メガネをかけたダンディなおじさまだ。彼が今回のとっつぁんとなる。(#とっつぁんとは)


しかし、彼にとって今夏最大の恐怖が待ち構えていることを、今はまだ、誰も知る由もない。。。


オタク一行を乗せたとっつぁんの車は20分も走らないうちに島の反対にある宿に到着した。おれ達が荷物を部屋に入れたタイミングでとっつぁんからコンタクト。

このご時世だ、宿泊前に全員の検温を行いたいとのこと。もちろん対応させて頂く。

一番手はおれ。
今日の朝に髪の毛を切りセンターパートでセットしているためおでこが出しやすい!!(過去一無益な情報をありがとう)

とっつぁんとのコミュニケーションは大切だ。上述のような話をして少しでも笑ってくれたら。そう思った。
ピピっと検温機が鳴る。
さぁ話しかけるぞ!



その時だった。


とっつぁん「えっ、、、うそ、、、、、、」



民宿のフリースペースに困惑を隠せないとっつぁんの声が木霊する。

オタクたちが固まる。おれも固まっていたことだろう。


そんなおれの前にとっつぁんは、ゆっくりと検温機のディスプレイを差し出した。


37.5℃・・・・・・?


いやいやいやいや、おれはすこぶる健康だよとっつぁん!ほ、ほら外は暑いしこの民宿の前はきつい坂じゃないか、あれを登ったんだ肌の表面温度が一時的に上がることだってあるさ!

クーラーの効いた車に乗せてもらいラクラクと坂を登り終えたオタクの虚しい言い訳は音としてこの世に発せられることはなく、静かに息を呑むことしか出来なかった。


とっつぁんも困惑したように次のオタクのおでこへ・・・

37.2℃

次は・・・

37.3℃

次・・・

37.0℃

「いやいやいやここまでくるとその検温機に問題があるでしょw」と誰かが言った。
とっつぁんもその可能性は考慮していたのだろうか、おもむろにその検温機を自身のおでこに向ける。


36.8℃


オタクパーティは全滅した。



目の前にいる病原菌の塊4体を相手にとっつぁんも声を振るわせる。

「えっ、ど、どうする・・・?」

このままだと追い出されかねない!
おれたちは咄嗟の判断で一旦夕食を食べに外に出るので判断はそれまで待ってくれ、帰ってきたらもう一度検温させてほしい、という旨を伝えた。

とっつぁんもそのまま民宿に残らないなら、と思ってくれたのかその案を快諾。


オタク一行はギリギリのところで寝場所を確保した!(正確には問題解決を先延ばしにしただけなのだがw)

そんな緊急事態でも晩飯はうんめぇえええええええ!!!!!(唐突な飯テロ)


そもそも誰も体調が悪くないんだから結局のところ検温機がズレてんだろワロスワロスと夕飯を食べながらはしゃぐオタク一行。

塩の島と呼ばれるほど製塩産業が盛んな直島では今後もよく塩関係の食べ物を目にすることになるのだが、上の写真に合わせて塩サイダーをオーダー。これがまた美味いんだ。

【撮影】つきぞら氏


そして何よりバケモンだったのが真ん中に映っている、単品で頼んだハマチの刺身だ。

全員が全員口を揃えて絶賛するその味は、学園のマドンナと形容するにふさわしい。
いや、学園なんかでは抑えきれない魅力…
これはもう『斉木楠雄のψ難』の照橋さんなのではないか!?(←?)

この時食ったハマチの刺身!お前を直島の照橋さんと名付けよう!


とまぁ大満足のディナーを終え、オタクたちは件の民宿に帰ってきた。

夕食はがっつりと体内でエネルギーや熱に変換されているだろうし、先述の通り民宿前にはキツい坂が待ち構えている。
もちろん今回は紛れもなく徒歩でそこを歩いて登る。

オタクたちが勝利を得るためには厳しい条件が揃っていると言えるだろう。

だが我々は戦わなければならない。なぜなら、

そこにサマポケの聖地があるからである。


こんなところで路頭に迷うわけにはいかない。こんなところで島から帰るわけにはいかない。
そんな簡単に島から帰るのはバッドエンドの主人公だけで十分だ。
なぁ?つきぞら氏^ ^

道中、オタク一行は軽口を叩きつつも一抹の不安を抱えていた。

この民宿のドアを開けば、そこには鬼の形相のとっつぁんが立っていて、平常な体温という結果を示せなければこの敷居を跨ぐ資格が剥奪される。

主催であるつきぞら氏は

意を決してドアを…


開けようとしたが開き戸なのに引き戸だと思ってせっせと横にスライドさせようとしていた。



草。



閑話休題。


扉を開けるととっつぁんは居なかった。

病原菌4体のグループに会いたくなかっただけかもしれないし、もし万が一再びアウトだった時とっつぁんが居なければその判定は存在しないことになるシュレディンガーのとっつぁんだったのかもしれない。
自分でも何を言っているか分からないが、何はともあれとっつぁんの不在はそれすなわち、確実な寝場所の確保を意味しているのだ!

// とっつぁんありがとー!!! \\
ちなみにその時、ちゃんと検温をし4人とも36℃台だったことはこちらでお伝えさせて頂くこととする。
『激録・体温計の告白』より

この時、時間は8時を少し過ぎた頃。
まだまだ夜は長い。だからおれたちオタクは、


ボドゲをすることにした!

プレマだけは役に立っている

上の画像だけで知っている方はもうお分かりだろう。おれたちがプレイしたボードゲームは、

『ito』だ。

簡単に基本ルールを説明すると、
このゲームは協力プレイだ。

各プレイヤーは1〜100までの数字を書かれたカードを各一枚、もしくは二枚ずつ配られる。

場にはお題カードがあり、それを1枚めくり全員で共有する。
お題は「やわらかいもの」や「キャラクターの人気」など様々だ。

そして各プレイヤーは自分のカードの数字を、お題に合わせて表現する。
例えばお題が「やわらかいもの」ならば、1は最も固いもの、100が最も柔らかいもののため、数字が大きければ「僕のカードはプリンです」小さければ「ぼくのカードはダイヤモンドです」などと他プレイヤーに共有することになる。

その意見をすり合わせ、数字を小さい順に全員がめくれたらクリアというわけだ。

結局1人1枚の計4枚はクリアできたが、8枚はクリア出来なかった。他プレイヤーが持っているカードの数字が近いであろう時のひりつきが堪らない!

とはいえ上述の通り、このゲームは協力ゲームであるためワイワイと楽しく夜は更けていった。


ただ、オタク数人に世間とのギャップによるトラウマを植え付ける形になりながら。。。


さぁ、いよいよ明日は聖地巡礼スタートだ。



8月27日(土)聖地巡礼の章

モーニング飯テロ

オタクたちの朝は早い。

昨日とっつぁんが車で送ってくれたルートをバスにて移動し再度着港した港に戻る。
大人一律100円という何とも良心的な価格でオタクたちは島を横断した。

港の目の前にあるショップで電動自転車を借りたところで2日目、いよいよサマポケの聖地巡礼スタートだ!

実は人生初の電動自転車である
ライトもスイッチなのか!

電動自転車くん、電源つけっぱで一時停止した時に片方の足をペダルに置くだけで「あ、オタクくん、進むのー?」ってグンと加速するのやめてもらっていいですか?

ここで一点、おれはサマーポケッツをどこぞのオタクがプレイしているのを後ろで見ていたクチなので、聖地への熱意や理解など実際にプレイし本気でのめり込んだ方々に劣ってしまう部分があるであろうことを謝らせて頂きたい。

鳴瀬神社

うわあああああああああ聖地だああああああああ!!!!(電動自転車から転げ落ちる)


毎朝ラジオ体操をやったあの夏の日々が思い出される再現度!
ちゃんと画面右側に手水舎もあったのだが画角に入れるのは難しい位置…!残念!


また、こちらの神社は工業地帯の近くにあり、私有地の中にある(神社自体も私有地なのか?)。
そのため今回は製鉄所の受付にて撮影許可を頂き潜入

受付に到着する前にはもう私有地に入ってしまうため、少し小言を言われながらもなんとか許可を頂いたカースト底辺のオタク一行であった…

鳴瀬神社に赴く際は、メンタルの強化と失礼のないように人と接することが出来る程度の面会スキルを身につけていくことをオススメする。


「通したら私も怒られちゃうから、パッと写真撮ってパッと出てってくださいよ〜」って言ってくれた心優しき製鉄所のおっちゃんのご厚意に甘える形でオタクたちは無事に聖地巡礼!


だけど、ごめんなさい。

おれたち、写真撮るだけじゃなくて…

ラジオ体操もしちゃいました……😭😭😭😭


駄菓子屋

どぅわぁああああああああまた聖地だああああああああ!!!!(再び電動自転車から転げ落ちる)

聖地がおれたちを何度もエモ☆デンプシーロールで殴ってくるぞ!気をつけろ!!

ということで蒼ちゃんのバイト先!
実際には駄菓子屋さんじゃなくてお菓子屋さん?みたい。

店内には数々のサマポケグッズが!
色紙も!直筆なのか!?
※もちろん撮影許可もらってます。


店内では心優しきおじいちゃんとおばあちゃんがお出迎え!
快く店内の撮影許可を頂きパシャパシャ。
後ろを向いて作業中のおじいちゃんとはあまりおしゃべりする暇はなかったが、少しのやり取りからでも感じる""オタクに慣れてる感""が凄まじいwww

一体いくばくのオタクがこの地を訪れていやがるんだ・・・

クッキーを購入!美味しかった〜!


アートの島・直島

ちょっとした腹拵えを済ませたオタクたちは、ウキウキで次なる聖地に向かう。


そんな時だ。


とんでもない特級呪物が目の前に現れたのは。

な、なんだコイツぅううううう!!??!?

赤ベースに黒の斑点、およそ組み合わせてはいけない2つが組み合わされた謎の物体は、現代アートを代表するアーティスト・草間彌生さん作の「赤かぼちゃ」とのこと。

飲み込まれていくジャバ


余談だが、アートの島とも呼ばれている直島には、島中にこういった現代アートが点在している。
今回の『赤かぼちゃ』のように中に入れるような大規模なアート作品も多い。

せっかくなのでいくつかご紹介しよう。

アートに拳で物申すジャバ
ゴミ箱から飛び出る2人が可愛らしい


他にもまだまだたくさんのアート作品が島中に散りばめられており、聖地巡礼の合間にも楽しませてくれる。

皆さんもサマポケ聖地巡礼の際は、アート作品も一緒に楽しんでみたらいかがだろうか?


加藤家

サマポケをプレイしたら何度も目にすることになる加藤家をパシャリ!
暖簾をどけて写真を撮る勇気のないおれを許してほしい。

お隣の定食屋さんでお昼御飯も頂いたのだが、あのな…… わしの おきにいりの ぶっかけうどんがな…… …… …… でな…… が…… …… …… おいしくてな…… たまらん…… くう…… …… さらに…… もう…… すごすぎ…… …… で…… …… そう おもうか…… …… はー! …… …… じゃろ…… …… …… …… すばらし……! …… うつくし…… …… …… ありゃ! もう こんな じかんか! ちょっと しゃべり すぎたわい!

ちなみに当時、同行していたオタクが興奮して写真連写していたから(はーーん、しろはの家だな?)と思ってオタクに倣って写真を撮っていたのはナイショだ


待ち合わせ場所

うわあああああああああ鴎ぇえええええええええええ!!!!!!!一緒に冒険に行こうなああああああああああ!!!!!!!!!(電動自転車にひげ猫団のステッカーを貼りながら)


何も言うことはない、おれの墓はここに建ててくれ

ため池

びぃやぁああああああああまたまた聖地だああああああああ!!!!(まだまだ電動自転車から転げ落ちる)

しろはがいない背景イラストに少し違和感を覚えるレベル…笑
ここは曲がり道さえ間違えなければ、交通量の多い通りから離れたらあっという間に出会える聖地。

先程載せた現代アートの大きいゴミ箱より前には出会えるはずなので、もしも見つからないままゴミ箱に出逢ったら急いで引き返そうwww


うみちゃん・・・

人生で初めて電動自転車に乗ったが故に、過剰に期待値が上がっているオタク(というかジャバ)が「いやこれッ!普通にッ!!キツいんだがッ!!?」などと文句を言いながら坂を登って降りてなどしていた時(今冷静に振り返ると、あの傾斜をサドルに座って登れてるだけで相当アシストしてくれていたのだろうが)、急にとある風景が目の前に飛び込んできた。



アッ……アア……アアッ……(ボージャックに抱き絞められている御飯オタク)

うみちゃんのキービジュアルに使われていた海岸線、だと・・・・・・?

いや待てこれはマズイ、くるぞ…


来る!!!


釣り場

ぉおおおおうおうおうおおおとんでもない聖地がきったああああああああ!!!!(ここで電動自転車が消し飛ぶ消し飛びません


しろはがよく釣りをしていた離小島が来た。
ここをうみちゃんのキービジュアルに映すセンスに脱帽だ・・・

てゆーか見ることは出来ても渡れるとは思ってなかったから普通にテンション上がってしまったw


テンション上がり過ぎてゲームの画角にまっっったく合わせずに遠くから撮ってしまったのはナイショ。


どこだどこだ、しろはが料理をしていたのは(^ω^三^ω^)


8月27日(土)夜の部


直島は電動自転車で回ると、実はあっという間に聖地巡礼を終えることが出来る。

ということで聖地巡礼を終えたオタクたちは

直島バーガーを食べたり

蓮根コロッケを食べたり

スイカバーを食べたりしながら全力で直島を満喫していた(このオタクたち食ってばっかじゃねぇか)


…ん?スイカが映ってる???


ああ、これはスーパーにはしろはに縁のあるスイカバーが三本しか残っておらず、スイカが1個だけ余っていたから代用した(代用とは)


やはりここは公平にジャンケンで。

金額はスイカの方が高いので一番勝ったオタクがスイカを獲得できる、当然だよなぁ???


ということで勝ったのは……

最もスイカバーを食べることを楽しみにしていたつきぞら氏だった。



草。



その他、先述した現代アートを見かけたら近づいてみたり、いい感じの抜け道を見かけたら意味もなく通ってみたり、足湯に浸かってみたり、エアポケカしてみたりしながらアホ食べ歩きツアーを終えたオタクたちは民宿に戻ってきた。(エアポケカ?)

10時くらいに電動自転車を借りて、寄り道しながらでも15時頃には全工程を終了して民宿に着いていたことからも、直島がいかにオタクに優しい島かというのが伝わるだろう。


だが民宿は、おれたちオタクに全く優しくなかったんだ。。。


というのも、シャワー室を利用できるのが16時からだったからである。

この日、島の天気は紛れもなく快晴だった。
時には雲一つない快晴とも呼べる空が広かっていた。


雨男のジャバ、曇り男のつきぞら氏を擁しても晴れ男のミズノ氏を止めることは出来なかったんだ…(なによりじゃないか)

そのため、15時に民宿に戻ったオタク一行は馬鹿みたいに汗だくだった。

誰もが、誰よりも早くシャワーを浴びることを渇望しこのままでは戦争が始まりかねないという緊張が部屋全体を包む。
このまま無秩序に争いを始めてしまったら、血を血とオタク汗で拭う戦いが始まってしまう…!

ルールが要る。


誰もが納得するルールが!


オタクたちは決めた。

お風呂争奪⭐︎ポケモンGO開封デスマッチだ!!!!!


ルールは簡単だ。
島唯一のコンビニで、そこにしか売っていないはずなのに売れ残っているポケモンカード強化拡張パック『ポケモンGO』を上限数の5パックずつ購入し、

1ボックスに基本1枚しか入っていない『SR/HR』『かがやくポケモン』は3ポイント

1ボックスに2枚の『RRR』は2ポイント

1ボックスに4〜5枚の『RR』、
2枚程度の『メタモン』は1ポイント

として合計獲得ポイント数にて勝負する。

その結果は、


🥇ミズノ氏(8ポイント)
🥈ハルカ氏(4ポイント)
🥉つきぞら氏(3ポイント)
雑魚 ジャバ(2ポイント)

と゛う゛し゛て゛た゛よ゛お゛お゛お゛!


ポケカでレアカードを引くことも出来なければ、汗も引かないってか、HAHAHA


[17:20]

汗=クサ男ことジャバまで風呂に入ったあと、晩飯まで少しだけ時間があった。

となれば、まぁ・・・・・・



ボドゲをするしかねぇよなぁ?????

今宵のゲームは『ゴーシチゴーシチシチ』。

ルールは簡単だ。

まずはじめに、5文字の札を2枚、
7文字の札を3枚、全員にランダムに配られる。

毎回ゲーム前に「エモい短歌」とか「面白い短歌」などのお題を決め、
場に出ているカードと手札を交換しながらテーマに沿った短歌の完成を目指す、というもの。

もちろん手札を交換する回数には限りがあるし、同じカードプールでやっているため自分の欲しいワードが既に他のプレイヤーに持たれている可能性もある。
理想とは違っても、ゲーム前には予想のできないような短歌が生まれる面白さがあるのだ。


ただ、4人でやっていたら誰が平等におれたちの歌を評価してくれるだろうか。


とっつぁんか?
奴はおれたちを病原菌の塊だと思っているので不可だ。哀しいが。


じゃあどうする?

いるじゃないか。


すぐに反応をくれる仲間たちが。(すぐ反応をくれるとは言っていない)


さぁ、ボドゲ「57577」を使った晩飯争奪デスマッチを始めよう。


一品料理の奢りを賭けた本気の戦いは、
全2回戦行われた。


ツイッターでは発表しなかったが、折角だ。
ここで作者の名前を公表してみよう。

それぞれの対戦でジャンケンにて手札を交換する順番を決めたものの、どちらもジャバが勝利し一番手。
席も変わっていないため、偶然ながらどちらも数字とプレイヤーはリンクしている。

では発表だ。

①ジャバ
②つきぞら氏
③ミズノ氏
④ハルカ氏

さぁ、皆さんのイメージと合致していただろうか?

ジャバ作品に限って言えば、
「おもしろい短歌」に関しては上手いこと札が噛み合ってくれたものの、
「切ない短歌」はゲーム序盤で札の組み合わせ的に恋をする2人が出逢えてしまえており、何も切なくないことに気づいてはいたのだが、限りある交換回数では切ない短歌に組み替えられなかったのが悔しい。完敗だ。


「何も切なくない短歌」で見事に栄光のビリを勝ち取ったおれは、その後夕ご飯のために訪問した居酒屋でオタクたちに出し巻き卵を振る舞うことになるのだが、それはまた別のお話。

寝る前にハルカ氏が突然「ジャバさん、今日のアニサマのサプライズ枠見ました?」と話を振ってきて何事かと思ったら、おれが大好きなゆいかおり・・・ではなく、小倉唯さんと石原夏織さんがゆいかおりより前に所属していた声優ユニット『StylipS』が電撃復活したと聞かされ、さらにそのセトリのあまりの神さに二段ベットの下段で大暴れした挙句、上段のミズノくんが震源地オタクの揺れに耐えながら「This is OTAKU」と呟いていたのもまた、別のお話である。忘れてくれ。



さぁ、明日はいよいよ最終日。
どんな聖地がおれたちオタクを待っているのだろうか!



8月28日(日)ミズノ説得の章

日曜日のスケジュールを確認しよう。

10:00頃 直島→高松港
12:00頃 高松港→女木島
15:00頃 女木島→高松港
解散!

この旅の最終目的地である女木島に向かい、
最後の聖地巡礼を済ませて比較的早めに解散、という流れになる。
こればかりは今回のオタクパーティがそれぞれの地方に本日中に戻るためには仕方のないルートであろう。

大阪のジャバはともかくとして、埼玉や石川に戻るオタクもいるのが今回のオタクラインナップである。


しかし、ここで雲行きが怪しくなってきた。



ミズノ「あの、ぼく、直島から高松着いたらそのまま帰ります」
オタクフレンズ「!?!?!?」


一体、何が起こったんだ!?

オタフレは こんらんしている!
わけもわからず みずのを口撃した!▼

ということで話を聞いてみると、詳しくはわからないが翌日(月曜日)の仕事がハードであり、ここらで帰って英気を養わなければならないらしい。
いつも口癖のように「トゥモローイズアナザーデイ」などと呟いている男がまだ見ぬ明日に縛られて日曜日を捨てようとしているとは、なんとも滑稽な話である。

だがそう笑ってはいられない。

高松港着弾が10:30頃、ここから12:00頃の女木島行きのフェリーに乗るまでの90分間のうちにミズノ氏を説得しなければならないのだ!


オタクたちは無い知恵を振り絞る。


「目の前に観れる聖地があるんですよ!?」
「埼玉から来てるオタクは残るんすよ!?」
というストレートな交渉から始まり、

「まだミズノくんの荷物も入んでー」
とロッカーに自分たちの荷物を入れる際に気を遣ってる風詐欺をかましてみたり、

「今から疲れたくないならまだ分かるけど、もう疲れてるんだから何も変わらなくない??」
というオタク特有のスーパー理論を展開してミズノ氏の説得を試みる!


結果発表おおおおおおおおお!!!!!!



我々は負けた。

tomorrow is the continuation of today.
彼がトゥモローイズアナザーデイと言うことはもう二度とないだろう・・・・・・。



8月28日(日)聖地巡礼の章


過ぎてしまったことは仕方ない。


潔くミズノ氏を諦めて、残った3人で女木島をこれでもかと満喫することとしよう。

潔いオタクたちの図



帆船

んあああああああ!!!!!女木島は鴎ルートのお宝(聖地)が満載だバンザーーーーイ!!!!!( ☝՞ਊ ՞)☝


ということでサマポケの作中で地図に書き記された帆船のモチーフはおそらくコイツではないだろうか!

この船は反対から見るとピアノになっており、先述の現代アートの仲間だと思われる。

女木島港のすぐそばにあるため、フェリーに乗ったまま見つけることが出来る聖地なので見逃す心配はなさそうだ。

大洞窟

女木島のメインイベントきったああああああああああ!!!!!!!(体中にひげ猫団のステッカーをバシバシ貼り付けながら)


なんと女木島には!
おれの最推し・鴎ちゃんと共に冒険する洞窟のモデルになった洞窟があるのだ!!!

女木島、別名『鬼ヶ島』

かつて鬼が身を隠し敵の侵入に備えたという大洞窟は、その中もサマポケで描かれたイベントCGに似通っておりテンションを上げずにはいられない…!
そして何より涼しいのが良い!

洞窟内にはいくつかのコラムも掲示されており、その昔、""鬼"'と称されたものの正体も明かされている。
それは是非、みんなも現地にて確かめてみてくれ。

さらに、洞窟はそれだけではないのだ。


なんと……

鴎が隠した宝箱のモチーフまで存在している!!!!なんてこった!!!!!おれの墓はここに建ててくれ…!!!!!!


秘密基地に至る道

サマポケは男性キャラも嫌味がなくてkeyゲーの良いところがちゃんと出てたと思うのだが如何だろうか?


この道を進むのはいつもワクワクしたものだ。


終章


これにて聖地巡礼は終了!


乗り込むフェリーを待つ間、急に目の前に現れた卓球台に吸い込まれるように近づき、100円で良いところを1,200円払って卓球したり(ガチ)、
海の家で隣に座っていた長州力みたいな喋り方のおっさんが面白すぎて笑いを噛み殺して焼きそばを食べたり、
その長州力の娘?姪っ子?がめちゃくちゃ可愛かったからじーっと眺めたりしていた(多分これはおれだけ)。やっぱ水着にパーカーなんよ。



そして15:20。


迎えはやってきた。


これにて夢の時間は終了。



オタクたちはまた、社会の歯車に戻る。




つきぞらひとりを除いて。



ということで2泊3日のサマポケ聖地巡礼ツアー、本当に最高の旅でした!

改めて、ツイッターでアンケートに回答してくれた方、ツイキャスに遊びに来てくれた方、そして誰よりも一緒に回ってくれた3人のオタクたちに最大級の感謝を!


まぁぶっちゃけて言えば、いろいろとトラブルもありおれだけ男木島を巡礼出来ていないのはめちゃくちゃ心残りだが、直島、女木島の例もある。男木島だけ訪問する、だけじゃあスケジュールが埋まらないんだよなぁwww

あーーーあ、どこかに追加で回れる聖地とか有ればアガるんだけどなぁ、そう上手くはいかんよなぁ〜〜〜




あーーーーーーーーーーっ!!!?!??



To be continued...

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