見出し画像

Morendo

ようこそお越しくださいました。どうもこんにちは。

そうそう、この記事で初めての方もいらっしゃるかもしれないので何か定型的な冒頭のご挨拶を考えなければなぁ、と思い一年以上経ってしまいました、、、

ぼちぼち考えていこうと思います。


マガジン「石垣島の生き物達」のタイトルは「発想記号」と呼ばれております、ピアノやオーケストラのスコア(楽譜)で使われる、演奏時の表現についての指示で使われるものです。


さてさて。本日のタイトルは「絶えいりそうに」という意味合い。


野生の生命一つは非常に力強いものではありますが、その裏、種間関係や生態系は非常に緊迫した・・・まるで張り詰めて切れそうなピアノ線が如く超絶微妙なバランスで成り立っています。



画像1

リュウキュウムラサキ Hypolimnas bolina

この手の類はちゃんと羽を開いてる写真も撮らねばなりませんね、、、

書くにあたって、「その辺で撮影たし、多分ツマムラサキマダラだろう」とか思って一応調べたら全然翅裏の模様が違くて冷や汗かきました、、、

調べてったらどうやらリュウキュウムラサキというタテハチョウの仲間で合ってそう。

拡大すると見えるんですが、タテハチョウの仲間は足が二対しか無いのが特徴。面白いですよね〜。



昆虫と呼ばれるグループは三対の脚を持つのがお決まりなのですがね(笑)

なんでも、タテハチョウの仲間は採蜜の時に邪魔になるとかで一番前の一対の足は感覚器官としてしか、機能してないみたいですよ(笑)



他にも有名どころ(当社比)ではオオムラサキ、スミナガシ、ルリタテハ、イシガケチョウ、ツマグロヒョウモンなんかもタテハチョウの仲間です。

後半3種は沖縄ではまぁまぁ頻繁に見かけるので機会がありましたら観察してみてください☆


画像2

ベニモンアゲハ Pachliopta aristolochiae

イシガキトカゲを探して岩場を彷徨いてたら広場で一際大きくド派手な蝶を発見。

灼熱の太陽の下、優雅に飛び回るこの美しい妖精は実は有毒種。

とはいえ人が死ぬような毒では無いのでご安心ください。

リュウキュウウマノスズクサという毒草を幼虫の時に食べ、毒を蓄積。

成虫になるまでその毒を持ち続けるという蝶。アルカロイド系の毒だったかな。

鳥に食べられるのを防ぐためだそう。

シロオビアゲハという無毒種も生息してるのですが、この毒蝶に模様を似せるという「ベイツ型擬態」(有毒種に姿を似せて捕食を免れんとする擬態)と呼ばれる防御戦法を繰り広げています。

動物の世界に著作権は関係ありません。(笑)真似したモンがちです(笑)


画像3

イシガキトカゲ Plestiodon stimpsonii

雌・・・でしょうかね。幼体にしてはあまりに大きすぎますので。


本当は8匹くらい見かけたんですがもう暑いのなんのって!

この1匹で断念、、、

石垣島ではよく見かけるトカゲ。今日もどこかで、非常に珍しい蛇とされるイワサキワモンベニヘビのご飯となっている事でしょう。。。



画像4

ウスバキトンボ Pantala flavescens

調べたらなんと世界中の温帯、熱帯に生息してるのだとか。

持ち味は爆発的な繁殖力。同サイズのノシメトンボの3倍以上の産卵数を誇るそうです(笑)


沖縄ではよく赤信号で車止めてると何故か産卵するあのトンボです(笑)


しかしこれ、Zeissで撮影したんですが「小さい」「速い」他の個体がいるので「動きが全く読めない」の3連打はマニュアルフォーカス泣かせでした。。。

しかもアスファルトの照り返しで下からも熱気が(笑)


いやはや、恐るべし、やいまの日差し・・・(笑)



最後は涼しげな写真で!

画像5




続く。








お楽しみいただけましたら幸いです^^