"What ICT can do to make our life happier"
幸せの国、住みやすい国、働きやすい国として各種国際指標でトップを維持するデンマークは、電子政府指標などでも上位に出てくることの多い国だ。電子政府政策進展の恩恵を受け、デンマークでは行政手続きに止まらず、医療、福祉、教育、金融などのあらゆる分野においてデジタル化が進み、デジタルの恩恵が国民生活の隅々にまで行き届いている。デンマークは、先端技術が次々と生まれる国というわけではないものの、国内外の先端技術をうまく活用した生活を良くする工夫が次々と生まれる、「人を幸せにする技術」の国なのである。
近年、デンマークでは、世界中から企業が集まる国際的なファッションやデザインの祭典が開催されるようになってきています。たとえば、6月15−17日に開催される3Days of Design、8月に開催されるコペンハーゲン・ファッション・ウィークなどがあります。
近隣にファッションの都『パリ』など昔から注目される都市がある中、北欧のファッションは、歴史が深いわけではありません。ただ、今の社会において重要なある一つの観点から、北欧のファッションやデザインは、世界的にも注目されるよう
文責:安岡美佳・内田真生
はじめに大学の創設理念や成り立ちは非常に類似しているロスキレ大学(RUC)とオールボー大学(AAU)(前章「1. デンマークの大学とその特徴」参照のこと)でありますが、学習モデルは、RUCではProblem-oriented Project Learning(PPL)、AAUでは、Problem and Project Based Learning(PBLもしくはPOL)と呼ばれます。RUCのPPLは、環境の作り方も重視する点が、またAAUのPBL