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企業noteを長く続けるコツ

オンラインコミュニケーションが当たり前となった現代。

企業も自社のことをオウンドメディア等で発信できる環境となりました。しかし、発信を重ねていくと課題になるのが「何を発信するか」というネタ出しについて。多くの企業同様にホームページやSNS、noteといったツールで情報発信をする当社も、その例外ではありません。

一体、日本ベネックスではどのようにしてネタを作っているのか。note編集部で自己分析を行い、その方法を整理してみました。



共通の悩みのアレ

木下:
オウンドメディアを運用している企業にとって切っても切り離せない課題が「記事のネタ出し」だよね。

手島:
悩みのタネですね・・・。

庄司:
ベネックスでは2週間に1度note編集部会議を行い、記事の進捗確認をしたり、ネタを出し合っていますよね。会社のイベントから逆算して企画を決めることもあるし、最近どう?という雑談から企画ができることも多い気がします。

木下:
実は「ネタ出しだけをやる会議」ってやってない。会議では記事の校正やタイトル検討がメインで、そのついでにネタを出すみたいな。
企画を出すためにネタを持ち寄ることをやると、つまらなくなっちゃう。

庄司:
確かに。事前に考えていると内容が堅くなったり、他の会社がやってることと同じになったりします。

手堅いテッパンネタも重要ですが、それだけでは読んでもらえない・・・


木下:
そうそう。それに、自分たちが伝えたいこと(=会社として伝えたいこと)って、当たり前だけど他の人にとっては興味がないことの方が多いじゃない?
でもたくさんの人に読んでほしいから「社会的に関心がありそうな事をフックにして、ベネックスの言いたいことを盛り込む」という作戦をとっているわけです。

手島:
「編集者に聞いた」で学んだ極意ですね。
社会の関心を探るためにも「最近どう?」から始まる雑談を大事にしているんですね。



ネタは雑談から生まれる

木下:
『日本人はムズカシイ』とか、まさにそうだよね。台湾出身の社員がいたときに、忘年会で「日本人の考えてることが分からない!」という話になり、それが面白くて。外国人あるあるのネタを切り口に、社員のパーソナリティを知ってもらういい機会だと思って記事にしたよね。


庄司:
『中小企業じゃダメですか』も雑談から生まれたんですよね?

手島:
はい。小林さん(当社社長)が東京大学の講義で「中小企業で働く」をテーマに講話したことがあり「講義の内容が面白かった」という話を編集部のメンバーに共有したら、「学生にとってためになる話だよね」ってことで一気に企画化しました。
あとは「20代のうちにやっておくべきこと」も、アラサーを迎える私自身の個人的な悩みを話したら、一本のネタになっちゃいました。結果的に公開から1年以上たった今でも読まれる記事になったという・・・。

木下:
普遍的な話はやっぱりウケがいいよね。

庄司:
ぱっと見、ベネックスとはあまり関係がない切り口の方が、ページビューも「いいね」も多いですよね。

木下:
とはいえ企業のオウンドメディアだから、ある程度会社のことは書かなきゃいけない。本当に当社に興味を持ってくれた人に向けて、会社を深く知るコンテンツも準備する必要があるから、その辺は使い分けだよね。 



思ったより困っていない?

木下:
思いのほか、ネタ出しに困ったことない気がしてきた。

自分たちに合ったネタ出しの方法を自然に編み出せていたようです。


庄司:
最初はネタを出すために「常にアンテナを張らなきゃ」と思っていたんですけど、アンテナを張りすぎていない時の方がいいネタが出ますよね。

木下:
アンテナを張ることもそれなりに大事だと思うんだけど、意識しすぎると逆に苦しくなっちゃうよね。
それよりも個人的に面白いと思っていること、何気ない日常に起こった出来事からネタを拾っていく方が面白い企画ができる。

庄司:
好きなものや日常の話だと、かしこまりすぎずに話せるし、結果的にその方がいろんな話を引き出せて、面白い記事になる気がします。

NCTのテイルの話とか!


木下:
実際社内の人に協力してもらうなかで、その人の知らない一面も見つけられたりもするし。「推し活」の話も、正直あんなに盛り上がるとは思ってなかった(笑)。

庄司:
盛り上がりすぎてしまいました(笑)。



なんでも企画にしちゃう、そのポイントは。

庄司:
なんというか、ここまで会社情報がメインにならず自由にnoteをやっている企業ってあまりない気がします。

自由にネタ出しをして、自由な記事を書いています


手島:
確かに。野球観戦記事も何本か出したけど、マリーンズのスポンサー企業であるということ以外ほぼ会社と関係ない話しか書いてないですよね。社長の査読コメントも普通に「面白かったです」って返ってくるし。


木下:
note編集部を立ち上げたときに、編集方針を「おもしろくて、ためになる」と掲げたので、どんな記事であっても読む人が「読んでよかった」と思えるものになるよう心がけているかな。そのためには読者の視点になって「誰に対して何が言いたいのか」というのは先に決めちゃっているよね。それに沿って書かないと、結局何が言いたいのか分からない記事になっちゃうし。

庄司:
これも「編集者に聞いた」を通じて、改めて重要性を学んだ点ですね。

木下:
前提として忘れちゃいけないのは、情報過多の時代にどうやったら選んで読んでもらえるかということ。会社のこと「だけ」を伝えても、興味がない人には全く響かない。だから、誰かの興味をきっかけにしてユルくネタを作っていくやり方って結構アリだよね。もちろん企業noteとしてのバランスはとりつつ、が重要だけど。



おわりに

ネタのつくり方は企業によって千差万別あると思いますが、ネタづくりりの段階ではとにかく構えすぎず、というのが日本ベネックス流。
堅すぎず、書き手の興味関心があることを軸にした記事を作ることが、noteでネタ切れを起こさず書き続けられる秘訣なのかもしれません。

企業noteを長く続けるためのネタ出しのコツ
・社内イベントから逆算する
・雑談を大事にする(=「ネタ出しのため」の会議はしない)
 ┗社会的関心のあるテーマに、会社としての主張を盛り込む
 ┗普遍的なテーマに、会社としての主張を盛り込む
・誰に/何を伝えたいかから、切り口を考える

(お読みいただきありがとうございました!)


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