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「良い姿勢を意識してください」という言葉の無鉄砲さについて話したい。

こんにちわ!
しろくまです。

僕は整体師になる以前に、
自分の側湾に関して
さまざまな治療院に通った経験があることは
過去の記事でもお伝えしてきました。

その中で「良い姿勢を意識してください」と
よく言われたものです。

姿勢を正すというと少し胸を張り
猫背にならない状態。

みたいな、なんとなくなイメージを持つかと思うのですが、
そもそも、そんななんとなくなイメージの「良い姿勢」を
日常生活でキープすること自体難しいですし、
本当に良い姿勢なのかどうかもわかりませんよね。

なので今日はこの「良い姿勢」という言葉から考えて
どういう状態が良い姿勢なのかということに触れていきたいと思います。

1. そもそも良い姿勢とは?

良い姿勢と聞いて、あなたは良い姿勢というのはどういう状態か
はっきりとお答えできますでしょうか?

そして、その正しい姿勢を維持できますでしょうか?

難しいと思います。

これね。本当に難しいんですよ。

「良い姿勢」と簡単に片付けることが多いですが、
そもそも良い姿勢がどういうものかを知るためには
「良くない姿勢」をしっかりと理解していく必要があるんです。

「良くない姿勢」というのを理解するためには、
体の構造も知らなければいけませんし、
なぜ良くないのかということを知らなければいけません。

つまり、それってかなり治療家よりの専門的な知識が
必要ってことじゃないですか。

ってことは「良い姿勢を意識してください」という言葉って
患者様に向けてお伝えするにはあまりにも安易で、
ぶっきらぼうすぎる気がするんです。

2. なぜその「良い姿勢」を意識してくださいと伝えてしまうのか

ではなぜ多くの治療院がその言葉を患者さんに伝えてしまうのでしょうか?

結構闇が深いというか
難しい問題というか

これはですね。
多くの治療家さんが「良くない姿勢」を引き起こしてしまっている
体の構造に関して、知識や経験が深くない
ということなんです。

どういうことかというと、
良くない姿勢の代表例で言うと
猫背がありますよね。

では猫背※と一言で言っても
なぜ猫背ができているのか、
どこの筋肉が短縮しているのか、
どの部位にストレスがかかっているのか
(※外傷や事故で猫背である場合を除く)

まずはこういった構造的(機能解剖学的)な知識をつけ、実際に施術し、
患者さんの姿勢が猫背(「良くない姿勢」)→「良い姿勢」に改善させられた経験を積むということが大切だと考えます。

そうすることにより、なぜ良くない姿勢が作られるのか
はたまた良い姿勢はどうすればできあがるのか
そういったことを患者さんに実践しながら説明ができると思います。

その結果、どうすれば良い姿勢を維持することができて
痛みや辛さがない日常に戻すことができるのかという、
患者さんにとっても安心できる情報をお伝えできるはずです。

3. 原因がわかれば改善策を考えられる。

これはあるアホな男(しろくま)の過去のエピソードです。
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ある男は昔、バレンタインデー(義理)のお返しに
ホワイトデーで焼きドーナツを作ろうと実行に移したんです。

男は焼きドーナツの作り方を知りません。
でもなんとなく作ってみたんです。

でも出来上がりは、ドーナツぽい茶色のなにか
でも硬かったり、べちゃべちゃになってる部分もあったり
まったくおいしくなくて甘くもない。

なんだこれって感じのなにかができあがりました。

なぜだろう?
男はなぜ美味しくできあがらなかったのか
原因がわかりません。

そのため焼きドーナツについて調べることにしました。

・料理研究家の人にDMしてみたり
・クックパッド見たり
・ネットで検索したり
・youtube見たり

そしたらあることがわかりました。

焼きドーナツの分量を図ることもなければ
オーブンの温度も時間適当でした笑

そりゃできるはずない笑

でもレシピ通りにやってみたら
すごくおいしい焼きドーナツが完成しました。

当たり前なのですが、その当たり前ができていませんでした。

でも原因がわかってからは
正しい知識が身についたので、
その後の出来は完璧でした。

つまり、原因を知れば正しい改善策を
見出すことができるということです。
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これは先ほどの姿勢の話でも同じことが言えるわけです。
例え話がとても馬鹿馬鹿しいですが笑、
原因を深堀して、正しく伝えてあげる。

そうすれば「良い姿勢を意識してください」なんて
無鉄砲なことを伝えることはなくなるはずです。

むしろ今後良くない姿勢にならないためのストレッチであったり
エクササイズであったり、ケアの方法(情報)を伝える。

あとはそれを実践さえしてくれれば、
自然とそれが「良い姿勢を意識する」
ということになるのではないでしょうか?

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