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中世前期が舞台の歴史ドラマ&映画

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中世前期の北欧、英国、西ヨーロッパが舞台の海外ドラマ、映画の感想など
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ロシア映画 『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』

ロシア映画 『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』

ロシア映画 『VIKING バイキング 誇り高き戦士たち』 をアマプラで観ました。

内容は、10世紀後半のキエフ大公ウラジーミル1世の伝記もので、タイトルから想定するようなヴァイキング映画ではありません。
3兄弟(長兄ヤロポルク、次兄オーレグ)の争いの後にキエフ大公となってからキリスト教に帰依するまでのウラジーミルの半生が描かれています。
3人目の妻がビザンツ皇帝の妹アンナであるからか、後半ビザ

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オランダの歴史もの映画『ウォリアー』(原題『REDBAD』)2018年

オランダの歴史もの映画『ウォリアー』(原題『REDBAD』)2018年

8世紀のドレスタッドを舞台に描いた映画『ウォリアー』(原題『REDBAD』)を Amazon Prime で観ました。

主人公レッドボットは実在したフリース人の王、敵役はメロヴィング朝末期のフランク王ピピン2世(中ピピン)と宮宰カール・マルテル。
フランク王国がフリースラントを支配下に置くために当地を侵略しようとした、フリースラント - フランク戦争の時代です。

製作国はオランダですが、主人公

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映画『ノースマン 導かれし復讐者』の感想など(ネタバレあり)

映画『ノースマン 導かれし復讐者』の感想など(ネタバレあり)

2023年1月29日、『ノースマン 導かれし復讐者』 を観て来ました。

この記事ではネタバレを含む感想を書いていますが、あくまで一人の北欧&ヴァイキング好きな人間の主観であることをご理解ください。

父王を謀殺し、母を連れ去った叔父に復讐を誓った少年アムレート。
成長して東欧を荒らすヴァイキング戦士となった彼は運命に導かれ、アイスランドで農場を営む叔父に復讐を果たすべく、奴隷のふりをして敵地へ乗

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