北方 碧(JAMIE)

中世前期の北欧・英国を題材にした歴史物語を書いたり、ヴァイキング時代のデザイン・モチー…

北方 碧(JAMIE)

中世前期の北欧・英国を題材にした歴史物語を書いたり、ヴァイキング時代のデザイン・モチーフを使用したアクセサリー&雑貨製作、再現活動などをしています。英国のHR/HM誌の元ライター。

マガジン

  • 歴史物語(オリジナル短編小説、創作物の設定など)

    過去にイベント等で頒布した作品のうち、一定期間を過ぎたものを公開します。また、長編作品の設定なども。

  • 中世前期が舞台の歴史ドラマ&映画

    中世前期の北欧、英国、西ヨーロッパが舞台の海外ドラマ、映画の感想など

  • 古ノルド語・スカルド詩・北欧古典

    古ノルド語(古アイスランド語)の学習メモ、スカルド詩の和訳、北欧古典に関する話題など

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    オーラヴ王頌歌 厄介詩人ハルフレズのスカルド詩

    前作『ノルウェーとアイスランドのスカルド詩人たち』では ヴァイキング時代に活躍したスカルド詩人のうち代表的な15人を 紹介しましたが、今作ではその中の1人で知名度も高い 〈厄介詩人〉ハルフレズ・オッタルスソンの作品を取り上げています。 ハルフレズは10世紀末ノルウェーのオーラヴ・トリュグヴァソン王に仕えたアイスランド出身のスカルド詩人です。 この小冊子には「ハルフレズのサガ」あらすじと、ハルフレズの作品のうちオーラヴ王の為に詠んだ詩を2篇収録しました。 詩は古ノルド(アイスランド)語原文に和訳をつけています。 【書籍】 B6、36ページ 表紙カラー 著者 北方 碧 文学フリマ大阪12 新刊
    500円
    NORTHERN SPIRIT
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    ヨルムンガンドのキーホルダー

    ヴァイキングアートでよく使われるヨルムンガンド(北欧神話に登場する大蛇)のキーホルダーです。 オーラヴ・トリュグヴァソン王の旗艦〈長蛇号〉を想像させる、美しいモチーフ。 ドイツに工房を持つノルウェー人作家による製作です。 材質 亜鉛合金 チャーム部分の大きさ 4cm × 2cm
    1,500円
    NORTHERN SPIRIT
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    オーラヴ王頌歌 厄介詩人ハルフレズのスカルド詩

    前作『ノルウェーとアイスランドのスカルド詩人たち』では ヴァイキング時代に活躍したスカルド詩人のうち代表的な15人を 紹介しましたが、今作ではその中の1人で知名度も高い 〈厄介詩人〉ハルフレズ・オッタルスソンの作品を取り上げています。 ハルフレズは10世紀末ノルウェーのオーラヴ・トリュグヴァソン王に仕えたアイスランド出身のスカルド詩人です。 この小冊子には「ハルフレズのサガ」あらすじと、ハルフレズの作品のうちオーラヴ王の為に詠んだ詩を2篇収録しました。 詩は古ノルド(アイスランド)語原文に和訳をつけています。 【書籍】 B6、36ページ 表紙カラー 著者 北方 碧 文学フリマ大阪12 新刊
    500円
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    ヨルムンガンドのキーホルダー

    ヴァイキングアートでよく使われるヨルムンガンド(北欧神話に登場する大蛇)のキーホルダーです。 オーラヴ・トリュグヴァソン王の旗艦〈長蛇号〉を想像させる、美しいモチーフ。 ドイツに工房を持つノルウェー人作家による製作です。 材質 亜鉛合金 チャーム部分の大きさ 4cm × 2cm
    1,500円
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    ミョルニルとアンティークビーズの首飾り

    北欧神話の雷神トールのハンマー(ミョルニル)とガラスビーズ&金属ビーズで作った首飾りです。すりガラス調の濃い青色のビーズは100年前のアンティーク(チェコまたはイタリアで製作)。ミョルニルは小さめなので、身に着けやすいです。 材質 ミョルニル:シルバー925、ガラスビーズ、金属ビーズ レザーコードの長さ 50cm ミョルニルの大きさ(カン部分は含まず) 15mm × 12mm
    3,800円
    NORTHERN SPIRIT
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プロフィールとご案内

自分で何かを作り、歴史物語を書き、大好きな輸入雑貨を商う。クリエイター、作家、ショップオーナー等、それぞれ独立して捉えられがちですが、私はそれらをトータルで考えています。農民で商人、職人で詩人で戦士だった、かつてのヴァイキングのように。 NORTHERN SPIRIT の 北方 碧 (きたがた あおい)です。 北欧諸国や英国を何度も訪れ、現地で惚れ込んだヴァイキング、アングロ・サクソン、ケルトなどの歴史的デザイン・モチーフを使用したアクセサリーや雑貨の制作と再現活動、その時

    • 文学フリマ大阪12、ありがとうございました!

      2024年9月8日(日)に大阪・天満橋の「OMMビル」にて開催された文学フリマ大阪12 に出店しました。 事務局の発表によると、今回の来場者数は4,899名 (うち出店者1141名)で、文学フリマ大阪では昨年を上回り過去最高となったそうです。 マイナージャンル(世界史、それも中世前期の北欧&英国)のうちのサークルに立ち寄ってくださった方、どうもありがとうございました。 作品をお買い上げくださった方は勿論、遊びに来てくれた方やいつも挨拶に伺ったり来ていただいたりする作家仲間の

      • 【文学フリマ大阪12】出店します

        2023年9月8日(日)開催予定の 文学フリマ大阪12 に出店します。 開催日時  2023年9月8日(日)12:00 ~ 17:00 開催場所  大阪天満橋 OMMビル2F 入場無料! 昨年までは11時開場でしたが、今年は12時開場となっています。 NORTHERN SPIRIT のブース 小説 / 歴史・古典 く - 05 入口から近いです。 実は昨年のブースは 06 の場所でした。今年は 05 なので、お隣なんですよ。 『The DANELAW』2巻が間に合わな

        • 文学フリマ大阪12の新刊

          9月開催予定の 文学フリマ大阪12 の新刊(小冊子)、テスト本ができました。 タイトルは『オーラヴ王頌歌 厄介詩人ハルフレズのスカルド詩』。 前回の『ノルウェーとアイスランドのスカルド詩人たち』をさらに掘り下げた内容になっています。自己満足の塊みたいな本かも…… いや、1月の京都で資料系の本を読みたいと言ってくれた方がいらしたので、小説が出せない時はそっち系がいいかな、と思ったもので(言い訳)。 「ハルフレズのサガ」あらすじと、彼が仕えたノルウェー王オーラヴ・トリュグヴ

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        • 歴史物語(オリジナル短編小説、創作物の設定など)
          3本
        • 中世前期が舞台の歴史ドラマ&映画
          3本
        • 古ノルド語・スカルド詩・北欧古典
          8本
        • ヴァイキング関連まとめ
          15本
        • 戦士王列伝
          3本
        • おすすめ本まとめ
          6本

        記事

          シグルズ王とエイステイン王

          ノルウェー王朝史『ヘイムスクリングラ』収録「マグヌースソンのサガ」からのエピソードを取り上げた短編です。 第七回文学フリマ京都(2022年1月15日)で新刊として頒布したものですが、在庫がなくなり頒布終了したので note にて無料公開することにしました。  一一〇三年、ノルウェー王〈素足〉のマグヌースがアイルランドで戦死した後、三人の息子たちが王国の支配者となった。長男のエイステインは十四歳、次男のシグルズは十三歳、末っ子のオーラヴは四歳で、上の二人が幼い末弟の領地を管理

          シグルズ王とエイステイン王

          『アイスランド サガ』が復刊!

          1979年に出版された、谷口幸男訳『アイスランド サガ』(新潮社)が新装版にて復刊されるようです。 旧版は862ページだったのが、新版は1128ページとなっていて、大幅に増補されている感じですね。 上記、版元ドットコムによると、「最新の研究を踏まえた図版・系図・地図・文献案内付き」とのこと。 おそらく文字も大きく読みやすくなっているような気がするのですが、どうでしょうか。 同じく新潮社から出ているものでは、谷口幸男訳『エッダ ―古代北欧歌謡集』(こちらは絶版ではありません

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          「マグヌースソンのサガ」よりノルウェー王シグルズ1世(十字軍王)について

          12世紀初頭、ノルウェーでは前王〈素足の〉マグヌースの息子たちである異母兄弟三人 (それぞれ母親が違う) が国を分割統治していました。 一番年上がエイステイン、二番目がシグルズ、三番目がオーラヴ。 オーラヴはまだ幼かったため、彼の土地は兄二人が代わりに治めることに。といっても、エイステインは15歳、シグルズは14歳でした。 (オーラヴは早逝したので、後年ノルウェーはエイステインとシグルズが共同統治することになります) 三年後、遠征の話が持ち上がり、二人の王のどちらかが遠征

          「マグヌースソンのサガ」よりノルウェー王シグルズ1世(十字軍王)について

          Bluesky やってます

          Twitter の創業者たちが立ち上げた新しい SNS、Bluesky(ブルースカイ)が今月より誰でも登録できるようになりました(以前は招待制)。 私は1か月ちょっと前に登録していたのですが、オープンになったことで幾らか活気が出てきたのと、 X(旧Twitter)でのフォロワーさんとこちらでも繋がれたので、少しずつ投稿数を増やしています。 今は上記のような感じ。 まだフォロワー数も少ないので、X やインスタグラムでは呟かないプライベートな話も投稿しています。 X に較べ

          Bluesky やってます

          文学フリマ京都8、振り返り

          2024年1月14日(日)に「京都市勧業館 みやこめっせ」にて開催された文学フリマ京都8に出店しました。 事務局の発表によると、今回の出店数は634、来場者数は3,643名 (来場者2,751名・出店者892名)で、文学フリマ京都では過去最高となったそうです。 うちのサークルに立ち寄ってくださった方の数も、大阪には及ばないものの文学フリマ京都では今回が最も多かったように思います。 作品をお買い上げくださった方は勿論、遊びに来てくれた方やいつも挨拶に伺ったり来ていただいたりす

          文学フリマ京都8、振り返り

          【文学フリマ京都8】に出店します

          2024年1月14日(日)開催予定の 文学フリマ京都8 に出店します。 開催日時  2024年1月14日(日)11:00 ~ 16:00 開催場所  京都市勧業館「みやこめっせ」1F 第二展示場ABCD面 入場無料! NORTHERN SPIRIT のブース 小説 / 歴史・古典 き - 01 出入口から近い、「き」列の一番端です。 今年9月の大阪に続き、角席! 今回の新刊はないのですが、大阪での新刊2種類が京都での初頒布になります。 『The DANELAW ―デー

          【文学フリマ京都8】に出店します

          オランダの歴史もの映画『ウォリアー』(原題『REDBAD』)2018年

          8世紀のドレスタッドを舞台に描いた映画『ウォリアー』(原題『REDBAD』)を Amazon Prime で観ました。 主人公レッドボットは実在したフリース人の王、敵役はメロヴィング朝末期のフランク王ピピン2世(中ピピン)と宮宰カール・マルテル。 フランク王国がフリースラントを支配下に置くために当地を侵略しようとした、フリースラント - フランク戦争の時代です。 製作国はオランダですが、主人公の妻がデーン人という設定でユトランドの情景もあるからか、エンドロールを見ると、デ

          オランダの歴史もの映画『ウォリアー』(原題『REDBAD』)2018年

          中世北欧のルーン文字と言葉(古ノルド語)

          最初に、北欧5か国の国名を古ノルド語と、その国の現代語表記にしたものを紹介します。 Nóregr Norge / Noreg ノルウェー Svíþjóð Sverige スウェーデン Danmǫrk Danmark デンマーク Ísland Ísland アイスランド ǫ (o の下に鬚が付く文字)は現代アイスランド語のキーボードにないので、ö で代用することが多いです。 ノルウェー語の Norge はブークモール(bokmål  デンマーク語に近いといわれる)、Nor

          中世北欧のルーン文字と言葉(古ノルド語)

          ヴァイキング時代の窓ガラス

          デンマーク国立博物館の X(旧Twitter)で興味深い研究論文についてポストされていました。 「これまで中世の教会や城にしかなかったガラスをヴァイキングは窓ガラスに使っていた」というものです。 窓ガラスは、これまでスカンディナヴィアでは1050年以前につくられていたとは考えられていませんでした。 スカンディナヴィア地域での窓ガラスはキリスト教の普及により教会建築などに使用されたのが最初だと考えられてきたのですが、キリスト教以前の異教時代の遺跡からガラスビーズや飲み物を入

          ヴァイキング時代の窓ガラス

          文学フリマ大阪11、ありがとうございました!

          2023年9月10日(日)、大阪・天満橋のOMMビルにて 文学フリマ大阪11 が開催されました。 私は関西の文学フリマ(大阪、京都)に出店していますが、今回で6回目になります。 ジャンルは 小説 | 歴史・古典、関西の文フリでは数少ない西洋史サークルです。 今年は710出店とのことで、大阪では最大規模の開催。 事務局の発表によれば、入場者数は出店者・来場者あわせて4282人だったそうです。沢山の方にご来場いただき、会場内は終始大賑わいでした。 うちにも本当に多くの方がお立ち

          文学フリマ大阪11、ありがとうございました!

          文学フリマ大阪11に出店します

          2023年9月10日(日)開催予定の 文学フリマ大阪11 に出店します。 開催日時  2023年9月10日(日)11:00 ~ 17:00 開催場所  大阪天満橋 OMMビル2F 入場無料! NORTHERN SPIRIT のブース 小説 / 歴史・古典 H - 06 嬉しい角席! 入口から近いので、立ち寄っていただきやすいのでは……と思います。 今回は久しぶりに長編新刊を持参します! 全3巻予定の1巻目です。 『The DANELAW ―デーンロウ― 1』 文庫(A

          文学フリマ大阪11に出店します

          10世紀初頭イングランドの薬草・ハーブ

          新作小説『The DANELAW』1巻の主人公ヨールンが治療師ということで、その仕事ぶりを細やかに描くにあたり、当時(10世紀初め)の薬草・ハーブについて専門書籍から学ぶ機会を得た。 元々ハーブには興味があり、自分でも育てたりしているものの、今回は10世紀のイングランドに存在した薬草を調べるところから始めなければならず、様々な文献にお世話になった。 とりわけ『西洋中世ハーブ事典』(八坂書房)には中世初期にフランク王国を治めたカール大帝(シャルルマーニュ)の薬草園に植えられて

          10世紀初頭イングランドの薬草・ハーブ