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【おみやげにたぶん最適】ヨーロッパで一番ニュートラルなアドベント・カレンダー

アドベントカレンダー。
日本でもだいぶ有名になり定着しているクリスマス前のカレンダーです。
ドイツでしたらー私の周囲の半径内とも言えますがー子どもだけではなく、大人も自分用に購入する人が多いと思います。私も例外に漏れず自分で買い、毎日楽しみに小さな扉を開けています。

アドベントカレンダーは、当然ですがキリスト教のクリスマスに由来する小道具です。本来は12月1日から24日まで、クリスマスを楽しみに待つ時間を演出するものですが、私が知る限りただ1つ、例外を作っている会社があります。
以前もどこかに書いたかもしれませんが、それは北ドイツが誇るマルチパンで有名な Niederegger (ニーダーエッガー)です。
「北ドイツを誇る」と書くと誇り高いコテコテのリューベック人には怒られてしまうかもしません。それほどマジパンといえばリューベックとドイツの人たちにも親しまれている、その代表格がニーダーエッガーです。

このニーダーエッガーもたくさんの種類のアドベントカレンダーを作っていますが、そのうちの1つは12月1日から1月1日までのものがあります。
星の数ほどもたくさんのアドベントカレンダーがありますが、ひいき目なしに考えてもニーダーエッガーのこのアドベントカレンダーが一番好きで、毎年自分用に、そしてプレゼントする場合にもこれを選んでいます。

・まず絵がきれい。
1ヶ月も部屋に飾るのですから、これはとても重要です。いくら中のチョコレートやお菓子がおいしくても絵が気に入らないと飾りたい気持ちにはなりません。

・そして中身が24個ではなくて32個。
これ以上のもっと重要な理由があったら教えてください。

・何を信じる人にも信じない人にもとりあえずニュートラル。
贈り物にするには案外重要な要素で、給食の肉の種類さえ裁判になったりするような昨今です。世の中には「まぁそのくらい」が通用するものとしないものがあるとしたら、信条や信心に関わることはとても個人的なことでもありますし、深く詮索することなくふわーっとスルーするのが無難かなと私は思ったりしています。

あまり「ドイツに来たらこれがお勧め」的なことは私は書きませんが、上記のような理由で、クリスマスの時期でしたらニーダーエッガーのこのアドベントカレンダーは、どなたにもお勧めできます。

余談になりますが、ニーダーエッガーはリューベック市内にお店兼カフェもあり、とくにヨーロッパの人達はリューベックといったらこのカフェを目当てに1つにされていることも多く、いつ行ってもとても賑わっています。カフェはこのアドベンドカレンダーの絵のそのまま、とてもかわいらしく赴きがあります。

ニーダーエッガーのお菓子は最近ではドイツの中に限らず、近隣の国の空港内でもよく見かけるようになりました。
クリスマスの時期、数少ない私のドイツのお勧め品です。


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お店の外装はこの絵そのままです。
私は昔リューベックに住んでいたことがあるので、たくさんの思い出がつまった今でも大好きな街の一つです。


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