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COY2023 〜悔しさと優しさと成長の一生忘れない5日間~

今回は2023年6月にインド・デリーで開催されたCompany of the Year 2023(以下、COY2023)に出場した株式会社O&O(オー・アンド・オー)の副社長Mさんに、この大会に参加して感じたことを執筆して頂きました。Mさんはこの大会を通じてどんなことを感じたのでしょうか。

Company of the Year(COY)については下記のページをご参照ください。
https://ja-japan.org/contests/COY.html

こんにちは。
株式会社O&Oで副社長をさせていただいておりましたMです。

私は今回参加させていただいたCOYを通じて様々な事を経験し、
学んだことで大きく成長することができました。

ここでは私が大会を通じて感じたこと、それによって成長できたことを3つに絞って紹介させて頂きます。

1つ目はプレゼンやレポート作成を通じて感じた、伝える事の難しさです。

今回のCOYでは、今までの決算発表で株主の方々に会社の現状を報告するという『結果』を発表する事とは違い、結果よりもその結果を導くために行った過程やそれによって生まれた自社の強みを、初めて見た人にも伝わるプレゼンとレポートで表現しなければならなかったので、ギリギリまで修正を重ねるなど、作成がとても難航しました。

しかし、先生方にアドバイスを頂きながら、自分たちは何を一番伝えたいのかを整理し、まずはチーム内で伝わる内容かを確かめ合っていったことで、自分達の納得のいくプレゼンとレポートを作ることができました。

これらを通して得た経験やアドバイスによって、
自分のプレゼン力やスピーチ力に自信がつき、成長することができました。

大勢の前でビジネスプレゼンを行うO&O社のメンバー

2つ目は言葉の壁による悔しさです。

この大会を通じて、私が1番感じたことは、
「もっと英語が話せたら・・・」という悔しさでした。

まず準備段階から、レポートやプレゼンを日本語から英語に変換する過程で、自分達が伝えたいことが伝わらない文になってしまうなどの英語面に関しての問題が山積みでした。

そして、大会本番でも、特に質疑応答と商品のデモ販売審査(トレードフェア)の際に審査員の方々やお客様からの質問に自分の言葉で答え、自社の強みや商品をアピールすることが出来ず、とても悔しさを感じました。

また、他国の生徒の皆さんは母国語と同等レベルに英語を話すことができ、生徒同士のグループワークや会話が弾んでいたのに対して、私たちは相手が話していることが分からなかったり、理解できたとしても即座に返答できずに相槌などでリアクションすることしか出来なかったことがほとんどで、とても歯がゆさを感じました。

今回、実際に海外で英語を話す経験をさせて頂いたからこそ、普段の学校の授業では感じることのできない悔しさを感じることができました。この悔しさを忘れず、これを自分にとっての成長のターニングポイントとして、もっと話す・聞くということを勉強し、練習していきたいと思いました。そして、いつかまた大会で出会ったみんなに再開した時に、対等に話せるくらい、成長した自分を見せられるようになっていたいと強く思いました。

トレードフェア(商品のデモ販売会)にてインドネシアからの参加者と

3つ目は、言葉が伝わらずとも感じた沢山の思いやりです。

当初、自分達の英語力不足から「他国の生徒の皆さんと交流できるのだろうか」という不安しかありませんでした。しかし、そんな不安は一瞬で払しょくされるほど、この大会は常にたくさんの優しさとリスペクトの気持ちで溢れていました。

例えば、私たちが日本から来たことを知った瞬間、日本語を話そうとしてくれたり、日本の好きなところを一生懸命に伝えてくれたりと、たくさんの優しさで私たちを迎え入れてくれました。

また、どうにか私たちに伝わるようにと別の英語に変えて話してくれたり、私たちが話す英語をどうにか理解しようとしてくれたりなど、私たちの気持ちに常に真摯に向き合い、対応してくれました。

私は今回受け取ったたくさんの思いやりを一生忘れることはないですし、自分も彼ら彼女らのような思いやりを持った人間になり、このたくさんの優しさに恩返しするためにも、もっと成長したいと思いました。

インドネシアの生徒達とお互いの成果を讃え合った瞬間

私にとってCOYでの5日間は、他国の経営戦略や商品、プレゼン力などからの経営面での学びはもちろんのこと、それだけではなく他国の文化や言語などの国際交流面での学びもたくさんあり、毎日が新しい発見や価値観で溢れていました。

そして、1日1日が本当に刺激的で楽しい日々で、忘れられない5日間となりました。この貴重な経験をこれからの人生に大いに役立てていきたいです。

最後になりますが、今回私たちはたくさんの方々の支えのおかげで参加することができました。JA Japanスタッフの方々、先生方、そしてO&O社の社員の皆には感謝してもしきれません。

本当に有難うございました。

福岡市立福翔高等学校 株式会社O&O 副社長


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