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仕事をする上での当たり前の意識(1)

今回は「仕事をする上での当たり前の意識」について、まとめてみたいと思います。
至極当然のことをおそらくこの後書いていくと思いますが、そんな当たり前のことが「出来ない・していない」というのも、よくあることなのかなとも思います。
思いあたる方には耳の痛い話になるとは思いますが、それでもとても大事なことなので意識してもらえればと思います。

主な日本の働き方

一般的なサラリーマン、社員というのは、1日に8時間とか1週間で40時間とか、契約上ではその時間分を働けば給料がもらえる、という働き方がほとんどかなと思います。
なので、同じ給料で同じ時間だけ働くのであれば、その仕事の中身(業務内容)は自分にとって「楽」である方が良いですよね?
よほどその仕事に対して熱量があって、「給料なんか関係ないから、その業務をこなすことがやりがい」くらいの人でなければ、概ね「何事も無くゆっくりと勤務時間が過ぎて欲しい」と思うのではないでしょうか?
労働時間で縛っている以上はどうしてもこうなってしまうのかなと思います。そこがまさに生産性が上がらない大きな1つになっているかと思われます。

パートさんの時給も全く同じ理屈だと思うのですが、私の感覚ではパートさんの方は意外にもテキパキと動かれる方が多い印象で、むしろ正社員さんの方が時間をゆっくりと使っている印象があります。
パートと正社員と同条件ならば、パートさんがたくさんいた方が生産性が上がるのではないか?と真剣に思うくらいです。

訪問リハビリ業務とインセンティブ

生産性の話はややこしくなるので今回は置いておくとして、
リハビリテーション分野での業務と言えば、患者さん(利用者さん)と1対1で向き合って行う業務が主で、
その対する患者さん(利用者さん)の数が多くなればその業務は「忙しい・しんどい・大変」と感じやすく、
反対に患者さん(利用者さん)が急な休みなどで少なくなれば「時間が出来た・ゆっくりできる・楽」と感じやすくなるかと思います。

まあ一概には言えませんが、やはり同じ時間働いて同じ給料がもらえるんだったら、少しでも患者数が少ない方が「ゆっくりできて楽」だと思いますよね?
(*この感情は人間っぽくはあるものの現場的にはあまり良くはなくて、こういう風に自然と思わなくなるしくみが大事)

この部分を考慮して、うちの事業所ではインセンティブとなる手当を設定しています。
売上となる訪問の業務をたくさんこなせば自らの手当も増えるというしくみを開設当初からつくっていて、その手当は今でも有効に機能しています。

訪問リハビリ業務の中での空き時間

それでも訪問業務がお休みになって「空き時間」が生まれる場合があります。
基本的に訪問リハビリでは空き時間に間接業務(カルテ記録作成とか)をこなすのですが、実はこのカルテ記録作成はスタッフによってその作成時間が非常にマチマチです。

30分の空き時間があったとして、3名分のカルテ記録を作成できるスタッフもいれば、1名分の記録作成すら終わらないというスタッフもいます。

もちろん、その訪問自体が非常に大変であれやこれやあって書くことがたくさんあって・・・というケースもありますが、それはそんなに多くはありませんし、仮にあったとしても客観的記録を書くのにそんなに時間がかかるとは思いません。
スタッフ1人1人の「何らかの」意識の違いがあって、このカルテ記録作成という1つの業務項目であっても大きな差が生まれます。

意識した方が良いこと

さて、では会社の業務時間の中で「空き時間」が生まれた場合、何をするのが正解になるのでしょうか?
答えはズバリ、「会社の利益になることをやれ」です。
収入(売上)を増やすか、支出(コスト)を減らすか、です。
これは世の経営者からはとても共感してもらえる点だと思いますが、サラリーマンや社員では意識に上らないことかなとも思います。
世間でよく言うところの、お金に関するリテラシーの低さ、というやつでしょうか?

カルテ記録作成に数時間かかったとして、それが会社の利益になるのであれば良し、
しかし世の中の経営者や管理職は知っています。
数時間かけても数分であっても、たいしてその中身は変わらない、ということを。
知っていて、その上で見過ごしてもらっている、という状況です。気づいていないのは「ゆっくり記録が書けて楽だな」と思いながら数時間もかけて記録作成しているスタッフだけです。

ここの意識の差はとても大事です。
良くも悪くも、「会社の利益になるように意識しているスタッフかどうか」は、経営者や管理職はすぐに気づきます。
こういう意識の差で、同じ職場でも容易に働きやすくなったり、働きにくくなったりするのではないでしょうか?
自分の評価が低いのは上司のせいだとか、働きにくい職場だとか、他人のせいにするのは簡単ですが、こういった自分自身の意識を変えてみるのもとても重要だと思います。

次回は

ちょっと長くなりそうなので、久しぶりにパートを分けます。
次回は、会社の利益になるよう意識はしてみたものの、じゃあ具体的にどう行動すれば良いか分からないという方に向けて、いくつか具体例を出してみたいと思います。
*さいごになりましたが、ここまで書いた内容はあくまで一個人の見解であり、自分の頭の中を整理するために書いているだけなので、そのあたりはご了承ください。

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