izumi-yoh
グループホーム「認知症対応型共同生活介護」の日常をドラマティックに戯曲化しました。ケアに関わる皆さんに読んで頂ければ幸いです。
『オイディプス王』は、古代ギリシャ三大悲劇詩人の一人であるソポクレスが、紀元前427年ごろに書いた戯曲で・・・テーバイの王オイディプスは国に災いをもたらした先王殺害犯を追及するが、それが実は自分であり、しかも産みの母と交わって子を儲けていたことを知るに至って自ら目を潰し、王位を退くまでを描く。 『ウィキペデ(Wikipedia)』より抜粋 この物語は1967年制作の『アポロンの地獄』 監督・脚本はピエル・パオロ・パゾリーニ・・・に触発されて描いたオィディプス王のその後です。
世界が沈黙している 時折、この時空に迷い込む 私は私自身の存在に気をかけず 生と死のあわい…
その時、「K君、お願いお水を頂戴」と言われた。僕は「はい」と返事をして、コップに少し氷…
「時間があるなら、少し話を聞いてもらえないかな?」 「ええ、いいですよ」 僕も少し話がした…
そこでの初めての給料日、僕は小雪さんに電話した。電話には、彼女が出た。独特の声の響きです…
翌朝、晴れ渡った街の公園で、夕方5時までどう過ごそうかと考えて、昨日買った新聞を読んで…
Ⅰ 釧路から札幌へ鈍行で半日あまり。夕刻、札幌駅に降り立つと、粉雪が少し舞っていて円錐…
Ⅸ キングクリムゾンの <Lizard>の曲が脳内に谺しFarewell the temple master's bells His k…
Ⅶ 再び夜、7時半過ぎ静かにドアを開ける。 やはり客のいないBarではオスカーピーターソン…
Ⅵ そうして、夏が過ぎて秋も深まり霜月になった。 ほぼ週1回のペースで夜、喫茶Jを訪れ酒…
Ⅳ 予備校が運営しているビルの一階は、某大手の楽器店の音響ショールームとなっており、名…
Ⅰ 僕は桜が散り始め、葉の碧さがあざやかに映る春の日を、いぶかしげに、深…
百日が過ぎた 黒い厚い布がゆっくりと解かれていった オイディプスはとても眩しく感じた…
ⅩⅩ ディプ 海が視たい 海の碧が 空が視たい 空の蒼が 嗚呼 盲目になる前に …