シネマ詠 参拾八 『俺たちに明日はない』一瞬の熱情委ね道行は愛の焔を燃え尽くすのみ

画像1 シネマ詠 参拾八 『俺たちに明日はない』
画像2 1967年 米映画 アーサー・ペン監督 季節は夏?2階の窓辺で退屈を凌ぐ為に通りを視ているボニーがクライドを視つけて対話し、すぐに車に乗り込む・・・もうこの時に二人の運命は明白だった。 これは不器用な男女の哀憐物語であると・・・だが描写はリアリズムに徹している。ラストシーン八十数発の弾を受ける二人が、その直前に互いに微かな笑みを浮かべて想いを通ずる・・・悔いは無かったはずだ。

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