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写真と思い出

 ここ1年くらい時々山の話をしにある親方のところに通っています。親方は私が撮った写真を1枚か2枚見るのを楽しみにしてくれています。私は親方が昔撮影した写真を現像したアルバムを見せてもらうのを楽しみにしています。親方が思い出と一緒に大切にしている写真だそうです。大きく印刷された北岳の写真や八ヶ岳の稜線の写真はとても迫力があります。写真屋さんに現像してもらったそうです。  毎度スマホで写真を見せる私に親方は言いました。「今度はプリントして持って来いよ!」。70歳代で私よりIT

    • ベトナム旅行

      ベトナムに行ってきました。 7日間のうち、3泊4日はトラムタウというところで過ごしました。 この写真が、私がここで見た、触れた、感じた、嗅いだ、聞いたをよく表現していると思っています。いつも心地よい風が吹いていました。 山に登ったり、棚田地帯をサイクリングしたりして、多くの植物や動物、あるいは生活をする人々が時間をかけてつくってきたものを見ました。知らないことは宿のオーナーに教えてもらいました。 記憶や写真を振り返ると、これは何だろう?というものがまだたくさんあります

      • 夏の香り

        暑さの厳しい夏です。山登りに少しでもと涼を求め、ハッカスプレーを始めました。スウスウ感は実際に体温を下げているのではないのでしょうけれど、結構強烈で、肌に至近距離噴射をしようものなら鳥肌モノの冷涼感になります。 購入したのは㈱北見ハッカ通商のスプレー。かつて世界の市場の7割を占めた「北見ハッカ」。北見は故郷に近く馴染みのある街なのです。 北見ハッカ記念館の職員が畑に生えているハッカを案内してくれて、葉の裏に豊富に油があるからそこを撫でると香りが良くつくと教えてくれました。

        • 登山~爺ヶ岳東尾根~

           2/25 22:45 こんな時間に登りだす酔狂は私だけだろう、夜の爺ヶ岳はおれに任せろ!と思っていたら、私より少し早くに二人組が発っていって驚いた。  トレースを辿り、激坂を登る。ワカンは早々に外した。汗ばんできたのと、山頂での御来光待機時間が長くなりそうだったのでペースを落とす。  森林限界近くまで来ると、ぼんやりと、だが迫力ある爺ヶ岳が見えた。近くに感じたため、順調すぎるなと思った。気づくとトレースはなくなっていた。見上げると星空が感動的な美しさだった。  ナイフ

        写真と思い出

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        • 登山
          1本
        • 2019年8月キルギス・カザフスタン旅行
          9本
        • 森林鉄道
          1本

        記事

          LIFE SHIFT 人生100年時代をどう生きる?

           長寿化により平均寿命が延び、100歳まで生きる人は増えていくであろう。  これからの人生、長寿化の恩恵に浴するか、災厄にするかは、人生戦略によって大きく変わってくることは確実だと思います。  本書は、長寿化を恩恵とするために行動するきっかけを与えてくれる本です。  内容は詳しくは書きませんが、皆々様(特に若人)に恐怖を与え、地獄を見せ、この本に救いを求めるよう仕向けるために文章を書きたいと思います。 〇お金の話・年金をあてにできる?リタイア後の長い間暮らす不安  

          LIFE SHIFT 人生100年時代をどう生きる?

          「営業」という仕事で幸せを得る ~人生に奇跡を起こす営業のやり方~

           今回は、営業という仕事を通して人間的な幸せを得るためにどうしたらいいかを追求した本、「人生に奇跡を起こす営業のやり方」を紹介します。  本書は、「営業」という仕事を通して人間的な成長と幸福を得るための思考、行動を追求した本です。田村氏が自身のキリンビール営業マン時代の実践例を掘り下げ、田口氏が東洋思想でそれを紐解いていくといった内容です。 〇受け身の状態で営業するのはとてつもなく苦しい 田口氏は、「営業という仕事はとてつもなく苦しいが、とてつもない喜びがある」と述べてい

          「営業」という仕事で幸せを得る ~人生に奇跡を起こす営業のやり方~

          「博士の愛した数式」 小川洋子作 を読んで

             今回、小川洋子作の小説、「博士の愛した数式」を紹介します。  ぴったり80分しか記憶が持たない「博士」、それが故に常に「新しい」家政婦である「私」、「私」の息子の「ルート」の過ごす日々を描いた物語です。  この3人は、博士の専門である「数学」と、ルートと博士が大ファンである「阪神タイガース」を介してつながっています。この二つが物語のエッセンスとなり、心温まる交流が描かれています。  ちょっとしたことで気づかぬうちに落ち込んでしまっているとき、一人になりたいとき、

          「博士の愛した数式」 小川洋子作 を読んで

          2019年夏 カザフスタン・キルギス旅行 ~総括~

           長かった旅行記も今回で終わりです。とても読みにくい文章に付き合ってくださった方、ありがとうございました。  この旅行は、私の初めての海外旅行一人旅であり、思い付きで計画したようなものですが、行ってよかったと心から思います。楽しかったし、大きな経験と学びを得ることができました。具体的なことは、後ほど書きます。  まず、旅程を振り返って整理したいと思います。 〇旅程振り返り  1年半近く経ちましたが、振り返ってもまだ色褪せない1週間です。 〇初海外一人旅は貴重な経験と

          2019年夏 カザフスタン・キルギス旅行 ~総括~

          2019年夏カザフスタン・キルギス旅行~オシュ、帰国編~

          〇オシュ市内 翌朝、ゲストハウスに荷物を預け、市内へ繰り出し、目当ての「スレイマン・トー」へ向かう。午後の飛行機に乗るため、早めの出立である。  オシュの雰囲気は、ビシュケクのそれと全く違った印象であった。ビシュケクよりも乾いていて暑く、街の雰囲気もどこか明るい感じがする。人々も少し人懐っこく親しみやすいような感じで、彫の深くはっきりした顔立ちの人も多い。 〇「スレイマン・トー」※後で知ったが、「スレイマン・トー」は世界遺産に認定されている。  「スレイマン・トー」は、

          2019年夏カザフスタン・キルギス旅行~オシュ、帰国編~

          2019年夏カザフスタン・キルギス旅行~ビシュケク→オシュ移動編~

          〇乗り合い車での移動(14時間!!) トレッキングを楽しんだ(前回記事)翌日は、一日かけてキルギス南部のオシュへ移動することとした。乗り合い車での移動は朝早くから夜までかかるもので、限られた旅程の丸1日を移動に費やすのはどうかと思ったが、一日かけて移動する価値のあるほど素晴らしい旅程だった。 〇まずは客引きから 朝早く、宿から歩いて6時台にはバスターミナルへ着く。オシュバザールからでも乗れるようだが、バスターミナルで車を探した方が確実に乗れる(現地人談)。客引きがすごい勢い

          2019年夏カザフスタン・キルギス旅行~ビシュケク→オシュ移動編~

          2019年夏カザフスタン・キルギス旅行~ビシュケク市内編~

           トレッキングから市内に戻るとT氏は、まだ時間があるから市内を案内できる、オシュバザールなどどうかと言って下さる。カザフのアルマトイのバザール行ったときは、ロシア語話せないため積極的な買い物せず、店員の言葉は馬の耳に念仏であったので、ロシア語話せるT氏に助けてもらいながら買い物をしてみようと思い、案内してもらうことにした。写真は表題の料理の写真くらいしか撮らなかった。。 ※トレッキングの模様 ※アルマトイ編 〇オシュバザール 市場に行くのはとても楽しい。特に、見たことも

          2019年夏カザフスタン・キルギス旅行~ビシュケク市内編~

          「斜陽」太宰治~没落の美しさ~

           今回、太宰治の小説「斜陽」について書きたいと思います。この作品は、太宰治38歳の時、玉川上水に入水自殺する丁度一年前の、昭和22年6月に完成された、太宰治の集大成といえる作品です。ちなみに、翌年の昭和23年には「人間失格」を執筆しています。  戦後すぐの、ある上流階級の母娘弟と画家の4人、それぞれの没落の生きざまを描いています。 ※実際に書いてみようとなると何を書いていいかわからぬ、やる気の出ないレポートの如く、文字数を稼ぐための文のようになってしまいました。だいじなこ

          「斜陽」太宰治~没落の美しさ~

          2019年夏カザフスタン・キルギス旅行~アラ・アルチャ国立公園~

           同室の驚異的爆音イビキ男のせいで寝不足であったが、本日のトレッキングはとても楽しみであった。気温はさほど高くないが、私が来た数日前までは40度近くまで上がったそうだ。その翌日には、もう夏は終わったとのことだ。標高が高いためか、夏は短いようだ。   〇出発  9時に、アラ・アルチャ国立公園トレッキングのガイドさんが迎えに来てくれた。NHTabi Companyの日本人ガイドT氏とキルギス人ドライバーが来てくれた。公園入口まで道中30分程度の車内では、ガイドさんが日本人という

          2019年夏カザフスタン・キルギス旅行~アラ・アルチャ国立公園~

          定義森林鉄道跡

          定義森林鉄道跡(宮城県仙台市) 友人と登山する予定だったが、ひょんなことから、大倉川を遡り遺構を見に行くことに。 車を止めたところから20~30分ほど軌道跡を歩くと、橋脚および橋台がコンクリート製、主桁が木製(既に崩れ落ちている)の橋梁遺構があった。 定義森林鉄道は昭和13年度~18年度にかけて作られ、昭和38年に全線廃止となった。延長約11km、定義貯木場(定義如来西方寺がある付近)から大倉川沿を遡り、一部インクラインで高度を稼ぐ。開設時は森林鉄道2級であったが、昭和

          定義森林鉄道跡

          「キリンビール高知支店の奇跡」勝利の法則は現場で拾え!田村潤

           著者田村氏が、キリンビール高知支店で、勝ち方、考え方にどうたどり着いたか、次に、出世転勤で対象とする市場が広くなった時にそれをどう展開していったかを述べています。最後にかけて、勝ち方を実践していくにはどのように考え、実践したらよいかが述べられています。心に響く本でした。 〇何故自社の商品やサービスを必死こいて販売するのでしょうか?世の中の営業マンはそれぞれが何らかの思いを持って販売を活動をしていると思います。 ちなみに、仕事で営業初めて1年くらいの今の私は、 ①決めら

          「キリンビール高知支店の奇跡」勝利の法則は現場で拾え!田村潤

          2019年夏カザフスタン・キルギス旅行~アルマトイからビシュケクへ~

          〇アルマトイからビシュケクへ~乗り合いタクシーのようなもの~ 翌朝、キルギスのビシュケク行きの乗り合いタクシーのようなものに乗るため、市の西方にあるサイランバスターミナルへと歩いて行った。途中の道路は交通量が多く、行き交う人も多かった。アスファルト舗装されていないところも多く、乾燥しているので少し埃っぽい。 ※サイランバスターミナル  建物に入ると薄暗くて涼しい。チケットは、ビシュケク行のは正面に向かって一番右のブースで買えたと記憶している。建物内にはキャッシングの可能な

          2019年夏カザフスタン・キルギス旅行~アルマトイからビシュケクへ~