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【究極の浄化旅】心身を清めて癒す Day1

鳥取県 1泊2日の旅の記録です。
「日本遺産の町」に認定された三朝町のお寺で精進料理をいただき、世界屈指の高濃度ラドンを含むラジウム温泉で心身を養い、「日本一危険な国宝鑑賞」と呼ばれる登山参拝のトライしてきました。
そして締めは絶品ご褒美スイーツ!

1泊2日のショートステイとは思えないぐらい楽しみ所が盛りだくさん。
心身を清めて癒す究極の浄化旅になりました。
ぜひモデルコースの参考にしていただければ幸いです。

金運アップパワースポット「もうけ神社」

茂宇気(もうけ)の名前から金運のご利益もありそう(笑)

ふと目に飛び込んできた『もうけ神社』という看板。
漢字では茂宇気(もうけ)神社と書くらしい。
せっかくのご縁なので旅の安全を祈るためにお参りすることにしました。

試練の石段

想像以上に長い石段に初っ端から洗礼を受けた感じがします。
だけども美しい苔や木々の深い緑、自然の力に満ちた空気は3年前に訪ねた屋久島を思い出しました。

何より驚いたのは勢いよく噴き出し続ける衝撃の手水舎‼

難易度ドS級の手水舎
手ぇ洗わせてぇー!

さぁどう清めようか…⁈技量が試されます。
手を洗う様子を撮影してたら久しぶりに腹の底から爆笑してしまいました(笑)
これもある意味、心の浄化ですね。
いきなりこんなネタを授けてくださるなんて粋な神様です。
幸先の良いスタートを切りました!

三徳山皆成院でいただく精進料理


お昼はしっとりした静寂の雨の中、日本遺産のお寺で精進料理をいただきました。
旬を大切にし、素材の味わいを最大限に生かすために 真心をこめて作られたお料理は、素朴でありながら彩り豊かで美しい。
なにより命をいただくことの有難みがより一層心に染み渡ります。

この時期は5月上旬。
筍を使った炊き込みご飯やお吸い物、 ウドやフキノトウなどの山菜の天ぷら、 刺身蒟蒻の付け味噌には香り豊かな花山椒が練りこまれていました。
煮つけの盛り合わせは手間暇かかった飾り切りが愛らしく、 自家製の胡麻とうふにおいては濃厚な風味が絶品。
1口々々丁寧に味わいながら季節を愛でる食事のなんと贅沢なこと。

フキノトウの天ぷら
刺身蒟蒻と花山椒の付け味噌
煮つけの盛り合わせ


精進料理の「精進」とは、仏道修行に励むことを指す言葉。
禅において、食と向き合う事も修行とされているそうです。
私たちは生き物から命をいただかなくては生きてはいけません。
多くの命に支えられて私たちの心身は成り立っています。
食材となってくれた「命」へ敬意を表すべく、 得ることのできた活力で、 自身も心身を捧げるつもりで人を助け、 世のために“与える存在”であること。
生きるというのは、ただただその営みを繰り返し、 今を重ねて未来を紡いでいくことなのだという教えを学びました。

そして、日常で何気なく使っている『いただきます』『ごちそうさまでした』この全文がお箸袋に書いてありましたのでシェアします。
食材となってくれた「命」へ敬意を表するこの言葉は日本が作り出した素晴らしい文化ですね。

❖❖❖食前の言葉❖❖❖
われ今(いま) 幸(さいわい)に、仏祖 (ぶっそ)の加護 (かご) と衆生(しゅじょう)の 恩恵によって、この清き食(き) を受(う)く。つつしんで食(き)の来由(ゆ)を たずねて、味の濃淡(のうたんを問わず。その功徳を念じて品 (しな) の多少をえらば、いただきます。
❖❖❖ 食後の言葉❖❖❖
われ今、この清き食(き)を終わりて、心ゆたかに力(ちから)身(み)に充(み)つ。 願(ねが) わくは、この心身(しんじん) を捧(ささ)げて己(おの)が業(わざ)に いそみ誓って四恩(しおん)に報(おく) 奉(たてまつ) らん。ごちそうさまでした。

雨上がりの三徳山・三徳川

山の天気は変わりやすいです。
皆成院を出たあとは晴れていました。

雨上がりの山の美しさに見とれて駆り立てられるように写真撮影。

⁡みずみずしく輝く草 木⁡ 花

そして崖っぷちに見える木造建築は重要文化財に指定されている投入堂です!

明日はあの場所へ!

明日はあの場所を目指して断崖絶壁の登山参拝に挑みます。⁡
⁡本当は今日行きたかったのですが雨で足元が危なくなるため午後から閉山… ⁡
⁡でもきっとこういう展開も旅神様のお導きによるものかもしれません。
2日目なら朝一番に、開山したらすぐに登り始めることが出来きます。
⁡⁡楽しみに胸をふくらませ、そろそろお宿に向かうことにしました。

世界屈指の高濃度ラドンを含む三朝温泉

三朝温泉郷にあるお宿、「清流荘」で一泊しました。


三朝温泉は世界屈指の高濃度ラドンを含んだラジウム泉として知られ湯治に最適とされているそうです。
ラジウム泉から放出される弱い放射線の「放射線ホルミシス効果」により新陳代謝が活発化し、免疫力や自然治癒力を高め、さらに飲むことで抗酸化機能が高まり老化や生活習慣病の予防に役立つんだとか。
「清流荘」では3つの自家源泉が楽しめます。

好きなデザインの浴衣を選べるサービスも旅女子としてポイント高いですね!

客室の窓からはすぐ傍に三徳川が流れていて、せせらぎを聴きながらゆったりと寛げました。


今回のプランは温泉卵作りを体験できるチケット付き。
出来上がりに1時間ほどかかるので、その間に各湯殿をめぐりました。ダントツ良かったのは露天風呂です。


西日が心地よい時間だったこともあり、山峡での穏やかで静かなひとときを堪能することが出来ました。

水質はクセがなくサラっとした感じ。
飲泉場で口に含んでも匂いは無く白湯とあまり変わらないので飲みやすかったです。身体の内側からも温泉パワーで満たされました!

夕食は地元の新鮮な食材をふんだんに使った懐石料理。
地魚トロハタ煮付、鳥取牛陶板焼き、鳥取県産ポークしゃぶしゃぶ…
どれがメインだか分からないぐらい豪華!

温泉卵もちゃんと綺麗に仕上がっていた

今夜は花火を上げる予定だと受付で聞いていたので夕食後は三朝橋でスタンバイ。
おもちゃ花火をイメージしていたら、立派な打ち上げ花火でテンションだだ上がり!しかも何発も!!
こんなに間近で大迫力の花火を見たのはいつぶりだろう?!
集まってきた人達は大人も子供も目をキラキラと輝かせて夢中になっている様子。 
なんだかとても温かい気持ちで胸がいっぱいになり感激してしまいました。
粋なサプライズに感謝です。

明日はいよいよこの旅のメイン、日本一危険な国宝鑑賞「投入堂」への登山参拝に挑みます!


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