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自分らしく生きる|両極端なその性質、どっちもあるから唯一の自分。【HSS型HSP】

人よりも繊細でありながら、好奇心旺盛で外向的なHSS型HSPさん。

時にはご自分の持つ、極端な二面性に疲れてしまうことはありませんか?

ですが実は、その両極端さこそがHSS型HSPさんの持ち味なのではないか、と考えています。

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HSS型HSPとは

HSS型HSPで自分らしく

私は、HSS型HSPだと自認しています。

最近、よく耳にする“HSS型”ですが、一体HSPさんとはどういった違いがあるのでしょう。
簡単に振り返ってみたいと思います。

■HSSとはHigh Sensation Seekingの頭文字をとった略称で、日本では「刺激探求型」とされています。
好奇心が旺盛で、外交的な人物がそれにあたります。
新しいお店ができたらすぐに行ってみたり、あまり計画をせずにフラッと一人旅をしてみたり、周囲からもアクティブな印象を持たれる人が多いです。
引用:
https://tokyo-brain.clinic/psychiatric-illness/hsp/4893

つまり、このHSS型というのは、それだけで独立している性質のタイプのひとつだということです。

HSS型HSPに分類されるタイプとは「HSP気質でありながらHSS型の気質を持っている」人々のことなのです。

■HSPを提唱したアーロン博士の研究によれば、HSP気質を持つ人の約30%がHSS型HSPに該当すると言われています。
HSPは人口の20%程度と言われているため、HSS型HSPは人口の約6%になります。
AB型や左利きの人口が約10%であることを考えると、かなり少数派であるといえるでしょう。

引用:
https://tokyo-brain.clinic/psychiatric-illness/hsp/4893

HSS型HSPは、少数派であるHSPさんたちの中でもさらに少数派であることがわかりますね。

ちなみに私は左利きなんですが、自分にどれだけ少数派の要素が多いのか…と苦笑いしてしまいました(笑)


自分がHSS型だなと思う瞬間

HSS型HSPで自分らしく

私の場合、どんなポイントで自分がHSS型HSPだと感じるのか、箇条書きにしてみました。

〈私の場合〉
・常に新しいものに興味がある。
・変化を好み、停滞を恐れるが、変化が続きすぎると苦痛を感じる
・人に会うのが好きで賑やかな場も好きだが、会いすぎると1人になりたくなる
・周囲から見ると「元気で明るい」キャラに思われる。
・初対面で打ち解けるのは得意だが、次第に距離ができる
・大胆な行動をとるのに、小さなミスをずっと気にする
・好奇心旺盛だが、常に警戒している

メンタルや体調の調子がいい時には、HSS型の特徴が強く出るような気がします。

ジレンマを感じる

HSS型HSPで自分らしく

HSS型の性質とは反対に、私の場合、不調の際にHSPの部分が出るような気がします。

〈私の場合〉
・テレビの音、YouTubeの音がしんどくなる
・夫や親しい友人の感情が勝手に入り込んできて、しんどくなる
・予定があって動き出さなければならないのに、電池が切れたように動けなくなってしまう
・混雑している街や電車の中にいると、鬱っぽくなってくる(色んな人の感情や刺激をもらうため?)


元気な時にはうまくコントロールできるのに、不調な時や疲れたときには、これらの症状が苦痛に感じます。

そして、心はHSS型の刺激を求めているのに、体が多くの刺激に耐え切れず、動けなくなってしまいます。


「今日はこれもやりたい、あれもやりたい」と思うのに、HSP気質による疲れが体に出てしまって、やりたいことを全部できない。

このようなジレンマを抱えているのです。

また私は、深い関係でない人たちからは、基本的に”アクティブな人”という印象を持たれています。

そのため、自分のことをHSPだと自認する前(学生時代や20代前半の頃)はそのギャップに苦しめられていました。

それでも電池が切れて、休んでしまうこともあったのですが、ある時教授に「君は意外と病弱なんだね」と言われたことがありました。

以来、長い間、素直に「休む」ことが出来なくて、ある日いきなりストレスが爆発することが多かったように思います。


どちらの面もあるから自分

HSS型HSPで自分らしく

あくまで私の経験談にすぎませんが、HSS型HSPの方には大変なことも多い気がします。


ですが、裏を返せば、これだけの振り幅を同時に経験できる人は少ない、とも思っています。

メリットとしては、HSS型の人、HSPの人、どっちの気持ちもわかる、ということ。
対極にいるふたつの価値観をどちらも実感できるということは、とてもラッキーなことだと思っています。

(その代わり、その間にいる、HSS型でもHSPでもない人の気持ちはわかりにくいのですが……)


私は、30年間生きてきた中で、自分を構成する性質のテーマのひとつが「両極端性」だと思っています。

もしもこの「両極端性」をキャラ付けするなら……

・HSS型の自分は「常に疑問を持っている少年」。
・HSPの自分は「とても繊細な20代くらいの女の人」。

そんなふうに思っています。


これは私の大好きなT・ウィリアムズの戯曲『ガラスの動物園』から、主人公のトムとローラという姉弟をイメージしたものです。


「私の中には、トムとローラが共存しているんだな」と、自分でキャラクター設定をしてしまったのです(笑)

すると、
「今日はトムの要素が強い日だな」
「今は私の中のローラが悲鳴を上げているな」
と、両極端性を客観的に見られる気がします。

そうやって自分の中のアンバランスさを楽しむことができるのも、HSS型HSPならではの特権かもしれませんね。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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