外科医は毎朝ぞろぞろと 白い巨塔バージョン(チーム)で 朝の7時過ぎにベッドへやって来てました 毎晩眠れていなかった私は 夜明けごろにやっとウトウトしかけるのですが…
胃と腸を繋ぐバイパス手術を近々に控え また色々なことに思いを巡らせていました 毎日、部屋には 緩和ケアの看護師さんが2人 それぞれの役割を遂行するために 来てくださ…
私の病気は「小腸がん」 大動脈リンパと鎖骨と腹膜に転移があり ステージ4 手術は不可能 薬はない 標準治療も存在しない 代替えの準治療期間は1年=これが余命とのこと 5…
手術の日を待つまで ずっと絶飲絶食で 高濃度の点滴だけで生きていました 病棟の廊下にある体重計で 毎日自分の体重を見ていました 100gずつ、必ず毎日減っている体重 …
6歳下の妹がいます 妹の方が姉に見えるほど とてもしっかりした人で 病気になってからは 本当に妹の存在がありがたく、 この人なしではもう生きていけない と思うほどで…
適応障害と言われても、言われなくても 特に自分の病状が何も変わることはなく むしろ何がどうなっても 何も変わらないことに苛立ちも感じ始めました 変わるがわる入れ替…
入院中のある日 ダチョウ倶楽部のメンバーが 自殺したニュースを聞きました ついに、思いました 私も死んでしまいたい 自殺の方が楽だ 手術までまだ1週間もあり 途方もな…
私は1人の病室で 絶飲絶食のまま10日間を過ごすのですが 本当にやることがなく やりたいと思うこともなく ただ朝になって、気がついても 5分くらいしか経っておらず 夜…
この記録は現在の11月から 4.5月を振り返って書いています 私と面識のある方、応援してくださる方 インスタのストーリーで 毎日、現在の日々の記録を残していますので そ…
初回の抗がん剤が終わり退院しましたが その頃の私はもう2ヶ月近く 固形の食事がとれない状態が続いていました 体重は日に日に目減りしていき もともとあった52キロか…
CVポートは術後すぐに使えるとのことで 抗がん剤の日になりました まず、朝から色々な人が部屋に来て 私に様々な説明をしていきました 特に印象的だったのは薬剤師さん …
セカンドオピニオンを終えて またすぐに 元の病院に戻らなければいけませんでした セカンドオピニオンの先生が あまりにもお優しくベテランだったので こちらの病院に変…
県内の別の病院に セカンドオピニオンに行った時の話です 夜逃げ同然で病室を飛び出し (入院してすぐ何もせずに退院) そんなに離れていない別の病院に行きました まず…
4月17日 2回目の入院の日になりました 送迎してくれた家族とは コロナの関係で病室がある階には上がれず エレベーターの前でお別れです 心細い気持ちで、指示された階へ…
ひとり息子の入学式が無事終わった頃 殆ど食事が摂れず 体重が日々、目減りしていました 食べていたものは 朝はロールパンのような柔らかいパンを ふたかけくらいと、飲…
ちょうどその頃は 息子の大学の入学式がある頃でした 食事がほとんど摂れず 衰弱していた私は すぐに入院するように強く勧められましたが 絶対に嫌だと、泣きながら拒否し…
ito piano
2022年12月10日 20:48
外科医は毎朝ぞろぞろと白い巨塔バージョン(チーム)で朝の7時過ぎにベッドへやって来てました毎晩眠れていなかった私は夜明けごろにやっとウトウトしかけるのですが白い巨塔に毎朝寝込みを襲われていました朝の7時に身だしなみを整えて病院に居る外科医同じ先生が夕方回診に来たりするので家に帰っているのかな何時間寝ているのかな、と頭の隅でいつも思っていました色々と説明を受けるた
2022年12月6日 17:52
胃と腸を繋ぐバイパス手術を近々に控えまた色々なことに思いを巡らせていました毎日、部屋には緩和ケアの看護師さんが2人それぞれの役割を遂行するために来てくださってました1人は、ただひたすらに話を聞いてくださる人でした話を聞いてもらっても何も解決はしないのですが人に伝えようとすることで頭を整理しながら口に出して自分の言葉を自分で聞くことで自分がどう考えているのかの道筋
2022年11月30日 21:36
私の病気は「小腸がん」大動脈リンパと鎖骨と腹膜に転移がありステージ4手術は不可能薬はない標準治療も存在しない代替えの準治療期間は1年=これが余命とのこと5年生存率6%10万人に1人の希少がん普通に毎日生き生きと仕事をしていた私にとって到底受け入れられるはずもなくここまで書き連ねてきた通り絶望しか感じられない状態で今現在も、状況も気持ちもなにも変わっていません
2022年11月30日 20:33
手術の日を待つまでずっと絶飲絶食で高濃度の点滴だけで生きていました病棟の廊下にある体重計で毎日自分の体重を見ていました100gずつ、必ず毎日減っている体重このまま私は消えて無くなるのではないか?不安になるなら計らなければよいのに素通りできない体重計ずっと、自分が痩せていくのを不安に感じていましたこの頃の1番の悩みは今後仕事をどうするか、ということでしたとりあえ
2022年11月28日 21:47
6歳下の妹がいます妹の方が姉に見えるほどとてもしっかりした人で病気になってからは本当に妹の存在がありがたく、この人なしではもう生きていけないと思うほどですけれども妹と私は真反対のタイプで病気をきっかけに私はより、自分をよく知ることになりました妹は私を元気付けるためにいつもこう言っていましたもっとぎゃんぎゃん泣けばいいのに私は顔が変わるほど泣いていましたが
2022年11月28日 19:42
適応障害と言われても、言われなくても特に自分の病状が何も変わることはなくむしろ何がどうなっても何も変わらないことに苛立ちも感じ始めました変わるがわる入れ替わる看護師さんみんなに今の気持ちを同じように話してみましたこの人はどう言うかなこの人はなんて言ってくれるかな少しでも自分の気持ちが軽くなるようなひとことを求めて話しましたでも、何も解決しないみんな私にはなれないん
2022年11月22日 16:40
入院中のある日ダチョウ倶楽部のメンバーが自殺したニュースを聞きましたついに、思いました私も死んでしまいたい自殺の方が楽だ手術までまだ1週間もあり途方もない気持ちと向き合うのが本当に疲れてきた頃毎晩眠れなくなり多分少しウトウトくらいはしていたのかもしれませんが眠りが浅いためにずっと起きていた感覚になっていました特に明け方になると本当に気持ちのやり場がなくど
2022年11月19日 13:11
私は1人の病室で絶飲絶食のまま10日間を過ごすのですが本当にやることがなくやりたいと思うこともなくただ朝になって、気がついても5分くらいしか経っておらず夜寝る時間まで12時間途方もなく時間が過ぎず食べられないし飲めないし本当にやることがなくてこれが本当に地獄かな、と思っていました私は病気がわかる前からずっと毎日気持ちを綴るノートをつけていて病気になってからも続け
2022年11月18日 22:41
この記録は現在の11月から4.5月を振り返って書いています私と面識のある方、応援してくださる方インスタのストーリーで毎日、現在の日々の記録を残していますのでそちらも宜しかったらお願いします家族一同の写真も載っており私の本音そのものを毎日呟いていますだいたい笑っていますがときどき泣きます抗がん剤に悩まされながらコンクールに出る様子夜中に寂しさのあまり食べ物を作る
2022年11月17日 22:52
初回の抗がん剤が終わり退院しましたがその頃の私はもう2ヶ月近く固形の食事がとれない状態が続いていました体重は日に日に目減りしていき もともとあった52キロから10キロ近く落ち歩いていても息切れするし立ちくらみがあったりまたベッドに横になると肩の骨や腰の骨が布団に当たって痛いほど筋肉も脂肪も落ちていたし、思考力も鈍っていて自分で何かを決めたりすることがほとんどできな
2022年11月16日 23:59
CVポートは術後すぐに使えるとのことで抗がん剤の日になりましたまず、朝から色々な人が部屋に来て私に様々な説明をしていきました特に印象的だったのは薬剤師さん若い男性でしたがとても優しくて私へ抗がん剤の説明をしながら泣いてくださったのです言いにくいのですが…このお薬は…ずっと使えるわけではなくて…手が痺れて…あ、ピアノを弾かれる方ですよねええと…うん…でも痺れで弾けなくな
2022年11月16日 15:41
セカンドオピニオンを終えてまたすぐに元の病院に戻らなければいけませんでしたセカンドオピニオンの先生があまりにもお優しくベテランだったのでこちらの病院に変わることも少し考えてしまったのですが両親が1日でも早く抗がん剤をしないと若いのだから進行が心配だ、と強く言うためすぐに戻って予定されていた日程でCVポート手術続けて抗がん剤をすぐ受けるスケジュールで再入院しました
2022年11月15日 13:52
県内の別の病院にセカンドオピニオンに行った時の話です夜逃げ同然で病室を飛び出し(入院してすぐ何もせずに退院)そんなに離れていない別の病院に行きましたまず電話で予約した段階ではセカンドオピニオン1ヶ月待ちと言われたのですが病状を聞かれ小腸癌のステージ4だと伝えた途端明日来てください、となりました消化器外科の1番偉い先生がぜひ私を診たい、と仰ってくださったようで
2022年11月14日 20:03
4月17日2回目の入院の日になりました送迎してくれた家族とはコロナの関係で病室がある階には上がれずエレベーターの前でお別れです心細い気持ちで、指示された階へ上がり看護師さんの案内で部屋に入りましたおかゆしか食べられないのを伝えてあったのに普通食が出てきたり個室をお願いしていたのに大部屋に通されたり主治医の名前が知らない先生だったり行った瞬間から色々あり心細さが
2022年11月14日 09:21
ひとり息子の入学式が無事終わった頃殆ど食事が摂れず体重が日々、目減りしていました食べていたものは朝はロールパンのような柔らかいパンをふたかけくらいと、飲み物昼は野菜を潰したポタージュのみ夜は野菜のかけらを少しこれらで、どうにか嘔吐せずに過ごせていましたどうして嘔吐する日としない日があるのかよく分からないな、と思いながら恐る恐る繊維質の少ない、柔らかいものを食べて
2022年11月13日 08:13
ちょうどその頃は息子の大学の入学式がある頃でした食事がほとんど摂れず衰弱していた私はすぐに入院するように強く勧められましたが絶対に嫌だと、泣きながら拒否しました大学受験が終わってからすぐに体調が悪くなったので殆ど息子の新生活の準備をしてやれず周りの人にどうにかしてもらっていて出来るだけ息子と過ごして話を聞き、してやれることをしてやりたいと思っていたからですもしま