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257☆畑づくり3年目に突入~3つの変革!

ぼんじょーるの!
朝から雷雨の月曜日です。
週はじめ、しかもこんなお天気ってなんだかなぁ。
体のアチコチが痛いし、今日は家の中のことを済ませつつまったり過ごすことになりそうです。

さて、昨日は温泉に行けず、遠出もせず、畑へ行って冬野菜の作業をあれこれしました。
カラダがガタガタなのは、そのせいです。

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みんなの畑の広大な敷地。
その中のほんの一部分だけ、ポツンと畑用に土を耕してます。

最初はそこに何もかも一気にワーッと植えていたのですけど、当然のことながら何もかもが一気にできて消費が追い付かず(汗。
そして、あんまり考えないで闇雲に植えていたら、成長するに従って人間が入って世話をするスペースがなくなってしまったり(爆。

大変だったので、最近ではいろいろ工夫をするようになりました。
最初から比べるともすごい変革です。

大きく分けると3つぐらいになるかな。

1.時期をずらして植える

少しずつ苗を買いたし、その都度植えるようにしました。

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プンタレッレの苗。
ローマ伝統野菜で、ペン先のように細く育つ軸の部分を細かく割いて水にはなし、あく抜きさせつつクルリとカールしたのを、生のままモリモリ食べるというなかなかめずらしい野菜です。

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こちらはローマではブロッコレッティと呼ばれる菜の花みたいな青菜です。
プーリアではチーメディラーパ、カラブリアではブロッコリディラーパ、ナポリではフリアリエッリ、トスカーナではラピーニ、ラーピ、プレッツェなどと呼ばれる、イタリア全土で愛される冬野菜。

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1年目、テキトーに畝を作って植えたらグッチャグチャになってしまったので、以降、面倒ですけどこんなふうにタコ糸を張ってまっすぐ耕すようにしています。

全体的にはトラクターでざっと耕し、あとは植えるところだけていねいにスキを入れて土をやわらかくしていきます。

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その時、一緒に馬糞も混ぜます!!!
畑の近所の馬牧場からもらってきたもの。
すでに何か月も経っているのでまったく臭いませんし、ハエもたかっていません。

2.小さく区画を区切って種まき

日本だと家庭菜園でも、きれいに区画を分けたり、自分の敷地内でもまっすぎに植えることが当たり前だったりしますが、イタリアではホントにみんなテキトーです。

畝を作ってそこに種を蒔くという発想はないらしい。

畑じゃなくて田んぼもそうなんですよ!!!
初めてイタリアの田んぼを見たときには驚愕しました。
おそらく、もみ殻をテキトーにパーッと蒔いたんだろうなぁとアリアリと分かるほど渦のような模様が田んぼにできていたのです(爆。

そういえば、水を張ることもしないなぁ。

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なぜに十字架?
ちゃんと育つための祈りの儀式か?

カトリックの国ですけど、さすがにそれは違う(笑。

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これまでは種をテキトーにまんべんなく、ワーッと蒔いていたのですけどやっぱり偏りができてしまっていたので、区画を4分割してそれぞれに同量の種を蒔けばいいんじゃないか?ということです。
誰かがネットで仕入れてきたやり方らしい。

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種を4つの小瓶に均等に分けて、それを1区画ごとに蒔きます。
この冬はじめての試みなのですけど、効果のほどはどうかなぁ。
楽しみです。

3.生育の速さが異なる種

私は初めて知ったのですけど、日本でもこういうのあるのかなぁ。

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生育の速さが違う種。
同じチーマディラーパなんですけど、左は40日、右は60日で収穫できるようになります。
で、先週は120日と90日というのを蒔きました。

こうすれば気候の良い時季に一気に種を蒔いても、収穫が重なることはありません。
厳密にはまったく同じ種類ではなく、同じチーマディラーパでも微妙に異なる種のようです。

味の違いもあるのかなぁ。

地球温暖化でトマトがまだある

夏野菜はすべて抜いて畑をきれいにならしたのですが、トマトがまだまだ元気だったのでそのまま放置されていました。

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なんだかもうボロボロですけど(汗。

少し前まではこんなこと、なかったそうです。
8月の終わりにはトマトはすっかり終わっているもの。
地球温暖化でそれが年々延びて行ってるのですね。

そんなわけで、こんなふうに放置しててもまだまだ勝手にできるので、しばらくはこのままにしておきます。

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とは言え、木々の葉は紅葉が始まっています。
畑にはさまざまな果樹もあるのですけど、リンゴと桜はこんな感じ。
柿やイチジクはまだ青々としていました。

ときおり吹く風は秋色。
温泉には行けなかったけど、終日、暗くなるまで自然に親しむステキな1日になりました。



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