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【投資】(社説)企業は資本コストへの意識を研ぎ澄ませ - 日本経済新聞

今朝の日本経済新聞朝刊(2023年9月19日)の社説に、まさに今度投資先の企業の株主総会で質問してみたいなと思ってた資本コストについての議論がありました。

議論のポイントとしては:

  • そもそも企業は自社の資本コストを把握しているか?

  • その資本コストを上回る業績をあげているか?あるいは新規事業を行う際に、その資本コストを上回っているかどうかを意識しているか?

  • 資本コストを低減させる施策をとっているか?(借入と株式による調達のバランスを意識しているか?)→過度に保守的(有利子負債ゼロとか)なのも良くない

  • バランスシートの資産サイドに、無駄に眠っている資産はないか?→極端に高いキャッシュ比率とか、あと記事中にもあった政策株とか。

ちなみに僕は投資企業を見る際の1つのポイントとして、その会社の資本政策、そして経営者が資本政策に対して理解があるかどうかを気にしています。もとは以下で紹介している、"破天荒な経営者たち - 8人の型破りなCEOが実現した桁外れの成功"(ウィザードブックシリーズ)を読んで腹落ちしたのがきっかけ。タイトルは型破りなんですが、紹介されているCEOは、市場環境、ビジネス環境、会社の成長サイクルにおける立ち位置を理解し、その時その時で適切な1)資金調達(借入による調達か株式による調達か - BSの右サイド)2)資本配分(設備・事業投資か、配当か、自社株買いか - BSの左サイドの使い方)が優れているという、"破天荒""型破り"というよりは極めてオーソドックスなものでした(といってもそれができているCEO/経営者ってなかなかいないんでしょうけど)。

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本日の社説にある資本コストへの意識・把握とは、自社のビジネスモデルに合った資金調達を行い(調達コストを低減、最適化)、そしてその調達した資金、ビジネスから上がってきたキャッシュを効率的に活用(次へのビジネス投資か、配当か、自社株買いか)していくことかと思います。それに対する理解の高い経営者が率いる企業には積極的に投資していきたいと思っていますね。

#日経COMEMO #NIKKEI

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