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なか
2020年1月31日 21:10
さてさて、ここからははじめにでも書いた通り青森でのひとり旅について記していくのですが、旅行をするにあたってつくった緩いルールが2つありました。それがこちら。① 全行程鈍行もしくはバスで移動する② 感じたことをマメに記録をする①について。 所詮大学生の旅行なので節約するところは節約…という点もありますが、一番重要なのは鈍行、つまりは普通の電車で、ということ。より具体的に言えば、主に青
2020年2月1日 17:58
2019年9月1日。旅のはじまりは山形駅から。ここを始点および終点として、日本海に沿うように電車を乗り継ぎ、最北は青森県五所川原市にある金木(かなぎ)駅という場所まで行ったのち、内陸部を通って弘前駅→秋田駅→山形駅と戻ってくるルートを採りました。(青いポイントが金木の大まかな位置。弘前や青森よりも北に位置します。/Googleマップより)山形ー新庄ー秋田間の所要時間は約4時間半。以前
2020年2月2日 19:15
秋田駅に到着し、なまはげ太鼓も見たところで、いよいよ青森県へ入るための電車に乗り込みます。電車の名前は "リゾートしらかみ" 。1日目のメインのひとつとなる観光列車です。リゾートしらかみとは全席指定の臨時快速列車であり、現在「くまげら編成」「青池編成」「橅編成」の3編成が走行中。三味線演奏、語り部などを行うイベントスペースや展望室を備えた車両がある。また特定の駅で一時停車を行い、フリ
2020年2月3日 18:50
秋田駅を11時前に出発し、途中下車する十二湖駅に到着したのは13時過ぎ。ここからは、津軽国定公園の十二湖と世界自然遺産・白神山地のブナ林を散策します。駅からバスに乗って、まずは十二湖から。十二湖とは白神山地北西部に広がる湖沼群。33もの湖沼があるが、あるポイントからみると12湖しか見えないため、この名前がついたとされる。湖沼群は江戸時代の地震によって川がせき止められて出来たもので
2020年2月4日 22:51
十二湖駅からバスに乗り、この日の宿である深浦町のウェスパ椿山に到着。ちなみにこの「ウェスパ椿山」という名前は五能線の駅名にも使われており、敷地内に無人駅のホームがあります。多数の欧風コテージや別館の温泉、ガラス工房や昆虫館など、ここだけで1日遊び尽くせそうな宿泊施設です。HPはこちら。とても広いので、敷地内の主な移動手段は車。(私は送迎を呼ぶのが面倒で徒歩で済ませていましたが。)宿泊
2020年2月5日 21:57
ウェスパ椿山駅から五能線の電車に乗車し、2日目開始。ここからはリゾートしらかみではなく一般車両。キハ40系というらしい。当方、電車に乗るのは好きですが、電車そのものに関してはそんなに詳しくありません。それでもやはり、古めな型の電車を見かけるとちょっとテンションが上がります。趣ある車内。このキハ40系、2020年から新型気動車GV-E400系というモデルに取って代えられてしまうそう
2020年2月6日 21:10
驫木駅を通過し、この日初の途中下車。千畳敷駅に到着です。旅の目的地の最北端・金木駅にずいぶん近づいてきました。ここで駅名にもある「千畳敷」の紹介を。千畳敷とは1792年の地震によって隆起したと考えられている海岸段丘面。物珍しがった津軽藩の殿様が、そこに千畳畳を敷かせて大宴会を開いたとされることからこの名前がついた。またこの千畳敷は太宰治著「津軽」にも登場し、その文学婢も建てら
2020年2月7日 22:30
千畳敷駅を発ち、キハ40系に揺られながら五所川原駅へ。津軽鉄道線に乗り換え、津軽五所川原駅から金木(かなぎ)駅へ向かいます。なぜ五能線よりもさらにローカルな路線・津軽鉄道線へと乗り換えてまで金木へ行くのか。答えは簡単。本タイトルにもあるように太宰治出生の地だからです。太宰治 (1909―1948)本名・津島修治。青森県 北津軽郡 金木村に新興地主で裕福な家の六男として生まれる。
2020年2月18日 22:44
ひとり旅の3日目。まずは弘前駅からバスに乗り、白神山地ビジターセンターに到着。ここで白神の成り立ちについて一通り学んだ後、さらにバスで西目屋村方面へと向かいます。この日のメインは世界遺産の径 ブナ林散策道。初日は海側からでしたが、最終日は内陸側から入り、トレッキングシューズ必須の少しだけハードな散策をします。協力金を支払い、いざブナ林へ。散策道とはいえ起伏がかなりあり、フィールドト