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なか
2020年9月5日 13:00
学部生最後の夏休み。このご時世ゆえに久しぶりに仲間と宅飲みをした。締まらない乾杯の音頭を取って、まずはそれぞれの進路について話す。みな概ね順調で、うち一人はひとり暮らしをしている部屋をじきに引き払うそうだ。ほろ酔いの勢いで、「今年はまだ一度もしていないから」と言って半ば強引に線香花火をした。ぬるい夜風が強く吹くから、ろうそくに火が全然つかない。仕方ないのでチャッカマンと花火で火を直
2020年6月21日 06:47
親の教育という観点で見れば、どちらかというと厳しく過保護な家庭で育ったと思う。中学生になるまでは徒歩もしくは自転車でひとりで出かけることは暗黙の了解的に原則禁止にされていたし、高校生になるまで自分で自由に使えるお金は無かった。だから時たま許しを得て(送迎付きで)友達の家に行ったときだけ飲める、ジュースなどの甘い飲み物は、私にとって特別なものだった。家には麦茶か牛乳しかなく、自分でも買いに行