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お弁当の日



子どもたちがお世話になっている小学校(全校生徒50人前後の市立です)。6年生は1月になると「弁当の日」を実践するので、毎年実践日前に『弁当の日がやってきた‼』という本を、朝の読み聞かせボランティアの時に読ませていただいています。
ちなみに「弁当の日」とは、子どもが一から一人でお弁当を作ることにより多くのことを学べ、その「生きる力」が子どもたちの一生の宝物になるという、元香川県の小学校校長でいらっしゃった竹下和男先生が提唱されたもの。(ご参考までにhttps://www.kyodo.co.jp/bentounohi/)
この絵本の最後に書かれている、竹下先生から子どもたちへのメッセージを、ぜひ伝えたい!と思い、毎年読み聞かせの図書として採用させていただいています。
 
自分のお弁当を「おいしい」と感じ、
「うれしい」と思った人は、
しあわせな人生を送れる人です。
家族がお弁当つくりを、
手伝ってくれそうなのをことわれた人は、
ひとり立ちしていく力がある人です。
食事をつくることのたいへんさがわかり、
家族をありがたく思った人は
やさしい人です。
友だちや家族の調理のようすを見て、
ひとつでもワザをぬすめた人は、
自ら学ぶ人です。
「いただきます」「ごちろうさま」が言えた人は、
感謝の気持ちをわすれない人です。
「弁当の日」でなかまがふえた人、
友だちを見直した人は、
人とともに生きていける人です。
竹下和男『弁当の日がやってきた‼』(河出書房新社)より。
 
たった一つのお弁当から、たくさんのことに気付いてもらえるのですね…学校でやるからこそ意味があることも多いのですが、我が家は「毎月〇日はお弁当の日」っていうのもありですね。(ありですか?苦笑)


ちなみに画像は6年前、当時小学6年生だった長男のお弁当作りの様子。長男は普段から割とお料理に関わっていたためか、「お弁当の日」をとても楽しみにしていて、前日の買い物からルンルン♪前夜は鶏肉を塩麹で揉み仕込みしてから早めに就寝。当日は早起きし鼻歌まじりに手際よく調理♪お父さんのお弁当も作り、妹たちにもおすそ分けしてくれました。
本人は、「色がなぁ〜(イマイチ)あ!ブロッコリー買うの忘れてた!」と少々凹んでいましたが…苦笑


*長男、弁当つくりの様子
そんな長男はいま寮生。
数カ月前「友だちが、なんでか知らんけど『むかご』を持ってきたから、『むかごご飯』作ってみた。結構美味しかったわ。」と申していました。
食事付きの寮だけど、何かしら作っているみたいで……先日も帰省するとき、おにぎりをたくさん握って戻ってきたから、母といたしましては、まぁいろいろ心配事があっても、「まぁ、大丈夫か♪」と思っちゃいます。

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