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ガンゼキのお姉さん
2021年5月17日 18:27
3秒で書いて3秒で読めると話題の無脳シリーズ。今回は中学生男子の恋のお話です。 「ユウサク、おはよう!」 おれを下の名前で呼ぶ女子は、ミズミだけだ。おれがたまに陸上部の朝練に行くと、下駄箱で出会う。 ミズミはいつも、そのときは、吹奏楽部の大きなカバンを持っている。「うん。」 チラ、とミズミを横目に見て、決して「おはよう」とは返さない。それは恥ずかしいからじゃない。そのままおれは
2021年1月26日 02:48
「ユウサク、おはよう!」おれを下の名前で呼ぶ女子は、ミズミだけだ。おれがたまに陸上部の朝練に行くと、下駄箱で出会う。ミズミはいつも、そのときは、吹奏楽部の大きなカバンを持っている。「うん。」 チラ、とミズミを横目に見て、決して「おはよう」とは返さない。それは恥ずかしいからじゃない。そのままおれは校庭に駆け出す。 「ユウサク、今日はコンビニ寄って帰ろうぜ。」「あー、いいよ。」 もう冬だ