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『これは経費で落ちません!4~経理部の森若さん~』の魅力とは?|厳格な経理部員が描くリアルな会社生活|事なかれ主義よりたまにはぶつかり合った方が良い

これは経費で落ちません!は、最近お気に入りの会社内のあるあるを集めた物語です。主人公は経理部の森若沙名子さん。彼氏いない歴=年齢の経理部の社員です。

彼女は、経理部の業務に厳格で、怖いとも恐れられています。一方で美人であり、ファンの社員もいるとのこと。好きな言葉はイーブン。左右のバランスが整っている状態が好きらしいのです。まさに経理の仕訳のようなバランスがお似合いの性格なのだろう。

今回も楽しい会社内の話題が楽しめました。

前回Vol3の記事も書きましたので、よろしければどうぞ↓。


物語の内容は本書を読んでもらって楽しむとして、今回も本書を読んで思ったことを書いてみたいと思います。

ペーパレス化・電子化しない理由もある

最近は、ペーパレス化や電子化の方向で世の中が進んでいます。そこでは人が介在しなくなり電子データが介在するようになります。電子化することで手続きのスピードは速くなるのですが、欠落したこともあることもあることに気づきました。

例えば、今までそこにあった人の表情や気持ちなどです。
例えば、経費を申請してきたときに、その経費がどのような理由で申請されてきたかの肌感覚がわかりません。

たしかに、経費申請には電子化されたといえどその理由が記録されています。義理人情の感情は処理の正確性から不要としてむしろ無い方が良いと思われがちです。

しかし、不正の芽も同時に見逃されることを覚悟しなければなりません。以前は伝票をもってくる人の挙動などでも判断できたものが文書化・ペーパレス化によって、便利になる反面、他の判断情報がそぎ落ちます。

それだけ簡単に通過しやすくなったりするのです。

実際は、気になったら電話をかけて聞くといった、歯止めをかける工夫を別の方法でいれたりますけどね。

無駄という理由だけで判断しない、切り捨てない

会社にはいろいろと変な無駄が存在します。そんな無駄は無くす方向です。しかし、単に無駄だからで終わらせてはいけないと思いました。

なぜなら、無駄と思われることは、かつては必要不可欠なこととして実施されてきた経緯があるためです。そこには存在する明確な目的がありました。

その目的に対して、今の時代からすると効果がすでにないとかであれば廃止で良いと思います。気を付けるべきは、無駄に見えてその仕組みなり習慣が大きな利益を生み出していることもあるからです。

大きな利益を生み出しているのであるならば、それを無駄だからとかで切り捨てる方がもったいないのである。

常に、なぜそうするのかの背景をアップデートしていく必要があると思った。

人間関係を良くするだけに注力しすぎると、事なかれ主義に陥る

ずばずば言う人が組織に入ってきたら変革のチャンスかもしれません。

日本の組織は一般的に平和な組織を望みます。争いごとを回避して円満な職場環境を作っていく方向ですね。これ自体は問題ないと思います。毎日ギスギスしている組織よりも良いと思うし生産性も高くなります。

しかし、それだけでは、事なかれ主義な組織になりやすいことも覚悟しないといけません。

同じメンツで構成する組織は、周りの環境からのおいてけぼり組織になっていることもあります。独自発展して世間からかけ離れた文化に育っていることもあります。

そこで外から人が入ってきたりすると、あれ?なんか変だ。となることがあります。空気を読む人は、郷に入れば郷に従えで何も言わない人もいるかもですが、それがおかしいと思う人はスバズバ指摘をしてくる人もいます。

この時に、職場の雰囲気が悪くなると、収めようとするとおかしな方向になります。たんに引っ掻き回すだけという可能性もありますけど、多くは気づきのチャンスなのです。

多少職場の雰囲気が悪くなるかもしれませんが、その指摘は正しいことが多いのですね。それをくみ取って考え直すとまた一歩進化を遂げるような気がします。

#3行日記 :昨日は10キロ走れなかったが汗をよくかきました

昨日は自転車で10キロは走れませんでしたが、しっかりと汗をかけました。まだまだ暑いですね。涼しくなるのはあと半月くらい待たないといけないでしょうか。そのころには10月。衣替えの時期と一致しますね。

#1年前 :ノルウェイの森(上)を読んでいたみたいです

村上春樹さんのノルウェイの森を読んでいたみたいです。ノルウェイの森はバブル絶頂期のような気がしてなりません。1987年刊行ですので約40年近く前でしょうか。子供のころにこんな本が流行っているのかと思いました。

読んでみたら、どうでしょうか。当時の子供たちに受け入れられるのでしょうか。大人の自分は楽しめましたがけど、刺激が強いかもしれませんw

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