純愛と壮大な冒険が織りなす『レーエンデ国物語』の魅力に迫る - 王道ファンタジーの新たな風
今日も1冊本をよみきりました。オーディブルで聞いたのですけどね。倍速で10時間ですからほぼ1週間かかりました。この作品は長編に分類されるでしょうか。どんな表紙かはこちらです。
最近のファンタジーとして連想されるのはライトノベルのファンタジーです。ひょんなことから異世界にいっちゃったとか、現世で幕を閉じたら、モンスターに生まれ変わっちゃったとか。とてもお手軽な感じだけど、次の人生に希望がもてて、人々の夢というか希望が詰まった楽しい物語がイメージできます。
レーエンデ国物語は、クラシックファンタジーといいましょうか。王道ファンタジーとも言って良いかもです。古き中世のイメージがあって、自然の摂理だけでは理解不能なことも起きます。
家系に縛られ続け無垢で世間知らずな少女のユリアと、寡黙だけど弓の名手で頼りがいのあるトリスタンとの純愛ファンタジー
こんな二人がレーエンデという国で出会います。ユリアの父親は、英雄ヒクトルです。物語の中では団長と言われています。かつては騎士団の団長を務めており、この世界では知らぬものがいないほどの有名で尊敬される人物になっていました。
そんなヒクトルとユリアはレーエンデを訪れます。レーエンデには銀呪病という、銀のうろこでおおわれる奇病があります。この奇病は生物に等しく起きる可能性があります。銀呪病になると、人間以外の動物たちは、別の生き物になったかの風貌にはなりますが、そのまま生き続けます。しかし、人間だけは耐性がないのか死んでしまうのです。
そんな恐ろしい地に向かったヒクトルとユリアは、そこで生活する弓の名手であるトリスタン・ドゥ・エルウィンと出会います。ヒクトルは彼の支障となり、ユリアとは最愛の人になります。
特にトリスタンとユリアの純愛が美しく描かれています。
講談社にはレーエンデ国物語の特設ページがある
ファンタジー小説なのに、特設ページや解説動画などがあります。人気があって特設ページまでつくったのか、はたまたその逆なのかわかりませんが、世界観がしっかりとした作品になってます。
もうちょっとトリスタンに役得感を与えてあげてよ!
ネタバレになってしまいますが、一言だけ言わせてもらえば、純愛すぎるというところでしょうか。いやこの純愛だからこそ、レーエンデ国物語が名作になっているのですが、ぼくとしては、もっとトリスタンにおいしい思いをしてほしいなぁと思ったのです。
後半の、みんなの誤解をときつつ、ユリアを守る姿は、見事なのですが、ちょっと辛すぎる、そこまでして彼女を守るのはいったい何が彼をそうするのか。なんて思う。その愛は無償の愛すぎるぞという気持ちなのです。
壮大な始まりの物語
レーエンデ国物語は長編ファンタジーなのですが、本書のほかに3冊も続編が出ています。物語は壮大であり、壮大に終わります。そして次の始まりとして引き継がれます(たぶん・・・まだ2巻を読んでませんが、そんな流れが予測できました)
次の『レーエンデ国物語 月と太陽』は8月末から読めるので楽しみにしたいと思います。
#3行日記 :8月も終わる、ときは早く進む
暑さも少し緩んできた感じがする(暑いは暑いのですけど)時の過ぎるのは本当に早いです。悔いのない人生を過ごしたいけど、いろいろ悔いだらけですね。それでも、まぁ進んでいきましょうか。
#1年前 :下の子の進路で悩んでいたようです
下の子の進路で悩んでいたようです。行きたい学校に入ろうとして、学力が伴っていないという現実を突きつけらたとき、どうしたか。がんばるといって、空回りしてたんですよね。結局ここへは行かず別のところへ行くことになるのですが、そこでチェンジするのもまた人生なのかもしれませんね。
あ、このころも昼の散歩は暑いのでやめてたんだな。と気づいた自分。1年前とやっていることは変わってないなと思いました笑