石乃浦骨董店

インディゲーム作者です。ゲームが好き。

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最近の記事

月報(2024年9月)

夏が終わりましたね。 今月も月報をお送りします。 いたつく3か月前に出したスケジュールから1ヶ月ぐらい遅れましたが、感触としては順調です。 見えてなかったやるべきことが湧き出てきたものの、安定したペースで処理してきました。 仕事だったら通用しない類の言い訳ですが、まあこのプロジェクトでは全責任が自分にあるので・・・ で、ボイス無しバージョンが完成して、チーム内回覧が完了しました。 手ごたえはあります。 これは、かなり面白いはず! ついにテキストを確定してボイスの発注に入

    • 月報(2024年8月)

      今月も月報をお送りします。 コレクトラ引き続き順調に制作を進めています。 先は長いです。 いたつく順調に制作は進んでいますが、予定より遅れています。 見苦しい言い訳になりますが、ゲーム制作を予定通りに進めるのは難しいですね。 管理専門の人員がいる大手ゲームすらしばしば発売延期します。 個人規模でやっていると、マラソン大会で小学生が 「はぁっ はぁっ あの電柱まで、行けば、あと少しだ(?)」 みたいなことを自分に言い聞かせて走っているような有り様になりがちで、やはり

      • 月報(2024年7月)

        今月も更新します。 いたつく 10月27日の東京ゲームダンジョン6に出展します。 11月3日のデジゲー博にも申し込みました。 ほぼ完成状態のゲームを展示することになるかと思います。 ラスボス戦に至るクライマックスの場面を作っています。 映像とボイスを合わせた演出です。 まだボイスが未収録のため完全な姿ではないものの、良好な手応えを感じています。 リリースが近づいたので、キービジュアルを改善しました。 以前よりも垢抜けたのではないかと思っています。 8月中に声優の皆様

        • 月報(2024年6月)

          いたつくの制作が山場となっており、SNSでの発信に消極的になっています。 人間は困難なゴールに立ち向かう時に、それを発表してリアクションをもらうと、まだ達成していないことを既に達成した気分になって偽りの満足を得るために、現実にそれを達成するための努力が減ってしまいます。 心理学の分野で何度も実験が行われて、概ね証明されているみたいです。 勝負所で火力を下げたくない。 とはいえ、多くの方のご協力を得てゲーム制作を進めることができている立場でもあります。 今月は控えめに月

        月報(2024年9月)

          月報(2024年4月)

          月報を書きます! コレクトラ 順調に制作中です。 4月のgitコミット数は48件でした。 いたつくいたつくは #スーパーゲ制デー の投稿が伸びて良かったです。 いつも応援してくださる方々に頭が上がりません。 4月のgitコミット数は165件でした。 チーム内での試遊の感触は、結構良いです。 危うい企画だったのが、面白くなりました。 期待してくださって大丈夫だと思います。 残りの工数が見えてきました。 最短であと4ヶ月で完成します。 5月と6月で全てのテキストをFI

          月報(2024年4月)

          月報(2024年3月)

          月報を書きます! 年度末の振り返り2023年4月〜2024年3月はひたすら制作を続けました。 リリースしたゲーム Stray Tailsはゆうこんぱ様に描いていただいたハートを象ったデザインのアイコンが非常に気に入っています。 あまりダウンロード数を伸ばせず不甲斐なく思っています。 ナナメループは無料だったのですが、やはりダウンロード数が伸びませんでした。 昨今のスマホゲーム市場の厳しさを実感することになりました。 開発中のゲーム コレクトラといたつくの2本を開発

          月報(2024年3月)

          月報(2024年2月)

          数日遅れましたが月報を書きます! コレクトラ 引き続き地道にダンジョン制作が進んでいます。 秋頃のリリースに向けてレベルデザイン作業を進めています。 2月のgitコミット数は40件でした。 いたつく 2月は作業時間を確保できず、思うように進みませんでした。 イラストを10枚程度生成したり、敵の行動データを入力したりしました。 gitコミット数は18件でした。 何をしていた?セルフ労働ファンディングで、開発資金を稼いでいました。 月の労働時間(自分のインディゲーム

          月報(2024年2月)

          原作と原作者について見逃されがちなこと

          漫画家さんが亡くなった件については、原作を読んでおらず、テレビ番組も見ていなかったし、関係者に知人もいません。 なので「誰が悪い」については、世間の多数派と同じ意見です。 たぶん「原作者に誠意を尽くしたところで上から命じられた数値目標を達成する足しにはならねえ」みたいな、社会のどこにでもある問題が発生したんだろうと想像するのみです。 ただ私は現在「至れり尽くせリ」で薄倉さんの原作を元にゲームを制作しており、前作「カルドラシル」にて独牙さんのシナリオ原案を元に、炎上気味のプロ

          原作と原作者について見逃されがちなこと

          月報(2024年1月)

          こんにちは! 今月も月報をお届けします。 コレクトラ 引き続き順調にダンジョンの制作が進んでいます。 1月のgitコミット数は23件でした。 至れり尽くせリ 今月は2つの大きな進捗がありました。 玉ねぎ修字さんに最高のロゴを書いていただきました。(上に掲載) このイメージで作っていきます。 もう一つ、オープニングイベントを作りました。 いたつくは、物語の世界観や主人公の立場や、ゲーム開始時点から既にある他のキャラとの関係性にオリジナリティがあって、導入部を作るの

          月報(2024年1月)

          生成AIについて所感(2024年1月)

          実験とか愉快犯とかじゃなく、実用している立場からテキストを残しておきます。 正義は毒XでAIイラストに対するヘイトを見かけることがよくあります。 SNSで憎悪をアウトプットして、そこにポジティブな反応が返ってくるのは普通に危険です。 ループしながら、善と悪という世界観に取り込まれてしまいます。 政治運動によって社会を動かすなら、そういう精神状態が必要な歴史的場面もあるかと思います。 が、神に選ばれた民が進撃しているわけではないです。期待外れの結果に終わって、誰もいなくなる

          生成AIについて所感(2024年1月)

          月報(2023年12月)

          こんにちは! 今月も月報をお届けします。 コレクトラ 引き続き順調に進行しています。 各ダンジョンごとに仕掛けが用意されていますので、攻略をお楽しみいただけるかと思います。 12月のgitコミット数は30件でした。 至れり尽くせり 今月はひたすら画像を作っていました。 イベント出展時に「状態異常の効果がわかりにくいようだ」という感触がありました。 で、状態異常を図鑑に収集して、プレイ中にも図鑑を見られる機能を追加しました。 12月のgitコミット数は43件でした。

          月報(2023年12月)

          ChatGPT4を本気で使った結果

          流行の最先端を追っている人からすれば、周回遅れに見えるかもしれない。 私は新しさそのものに熱狂しないほうなので、技術を手段として使っているつもりなので、そういう観点からの記事ということで。 しばらく前から同じGPTベースのGithub Copilotを愛用しており、もはや手放せない。 このサービスは既に高いスキルを持つプログラマーにとっては、脅威ではない。 自分でコードを書く能力が高ければ高いほど使いこなせるので、生産性の格差を拡大する技術だ。 Copilotのサジェストが

          ChatGPT4を本気で使った結果

          月1カジュアルゲームについて

          Stray Tails、ナナメループと二ヶ月連続でリリースしてきました。 このペースで出せるネタもあと2〜3本はストックがあります。 至れり尽くせりのリリースまで月1ペースを継続するつもりだったのですが、しばらく中断することにしました。 Google Playtime 2023について後で話題を戻しますが、昨日イベントに行ってきました。 結論から書くと、かなり良かったです。 学びがあった、刺激になった、という点でお釣りが来るほどメチャクチャ良かったですね。 イベント

          月1カジュアルゲームについて

          月報(2023年11月)

          こんにちは! 今月も月報をお届けします。 コレクトラ 引き続きレベルデザインの作業を進めています。 前作カルドラシルでは、各ダンジョンそれぞれに一つの属性が設定されていました。 今作では二つの属性が設定されており、よりダンジョン攻略の際のデッキの組み方で頭を使うようになります。 スケジュール通り順調に進んでいます。 gitコミット数は36件でした。 至れり尽くせり 11月12日にデジゲー博に出展しました。 好評で、出展してよかったです。 デジゲー博ビルド用にボイ

          月報(2023年11月)

          斜めに持つゲーム「ナナメループ」をリリースしました!

          概要タイトル:ナナメループ ジャンル:アクションゲーム 価格:無料 広告:あり アプリ内課金:なし ボリューム:10種類のスキン 想定プレイ時間:15〜60分ぐらい 難易度:低め 制作中に考えていたこと このゲームのアイディアは横浜ゲームダンジョンの帰りに、二つの要因から思いつきました。 アルティメットマウスという究極のゲームの展示が盛り上がっていたのを見て「マウスを連打するだけのゲームがアリなら、あまりゲーム性がなくても人を楽しませられるのでは」というのが一つ。 も

          斜めに持つゲーム「ナナメループ」をリリースしました!

          AIグラファーぐらいの呼び名が適当なんじゃないか

          変な造語を入れて、政治っぽいタイトルにしてみました。 AI絵生成マンの地位向上を求める運動(?)に取り組む気はないです。 当方のアイデンティティは「ゲーム作家」で、AI絵は素材として作っています。 ただ、ゲーム制作に本格的にAIイラストを使ってきた経験から、有益な知見がたまった気がしたので、コミュニティに共有したいなと思ったのでした。 AI絵を使う AI絵と聞いて思い浮かぶのは、こういう物じゃないでしょうか。 さっき10分ぐらいで生成しました。 こういう絵をゲームと

          AIグラファーぐらいの呼び名が適当なんじゃないか