京のヨモヤマ[参]京都の通り数え唄
前回、京都の通りの〝上る下る〟についてふれた。
そのことに関連したことだが‥京都の人なら誰もが知っているスタンダードな歌がある。
と軽快に、京都市内、東西の通りの名が、詩となった数え唄である。
この数え唄が、いつの時代から、あったんかは知らないけど‥
きっと京都では昔から、チビチャイ子は、お布団やお風呂の中で、オトンやオカンの唄を何度も聞いて、自然に覚えたんやないかナ。
せやけど、京都に来た頃は、そんな唄があんのも、つゆ知らず、
一日も早く道を覚え、京都の町に馴染みたく、休みの日は首からマップぶらさげ、セッセと、原チャリで、バ・バ・バ・バ・バっと京都市内の通りを、一筋ずつ走っては、通り名を確認してました。
一筋ごと一方通行の向きが変わるので、まるで芝刈り機のように東→西→東→西っとキッチリ、上から下へ道をトレースしたけど、これってカナリ、腰にきます。(;^_^A
でも、苦労したほどに効果もなく、原チャリでは見過ごしもあんので、今度は八条から丸太町まで、南北を縦に、チャリで何度も走った。
お陰さんで、ガイドブックにはのってない、名所もようわかったけど肝心の“通りの名前”は、なっかなか、覚えられへん。(><;)
そんな頃ですわ、こん唄に出会えたんは。
実に、リズミカルで楽しく、京都の道が覚えられて、便利です。
せっかく、来てくれはったんやし、覚えて帰って下さいな^^
ほな、いきまっせ。ご一緒に
って、これって、丸太町から上の道はないけど、それでも覚えておくと、けっこう重宝いたします。
おっと、南北の通の数え唄もあるんやけど、自分を含めて、京都の人も、あんまし歌える人は、少ないけど‥持って帰ります?
せやけど‥、そりゃ、あんた、ふたつ覚えんのは‥オウジョウしまっせ~^^
【京都の豆知識①】チャリ、原チャリチャリ=チャリンコ=自転車の俗称京都弁ではない。
1970年頃に東京の方から伝わり全国的になったようである。現チャリ=原動機付自転車=50ccバイクの俗称応用語として、ママチャリがある。(注意)普通、美しい日本語を使う大人は使わない。ドス^^
【京都の豆知識②】おうじょう=閉口する。困ること。
大好きな、大木こだま師匠の決めゼリフ「そりゃ、あんた、往生しまっせ~」ドス^^
(2012年3月18日 記)
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