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#ジェントリフィケーション
原口剛さん(神戸大学大学院准教授)インタビュー後編・3
資本とは?
――ですのでね。資本って「社会をどう考えてるんだろう?」って素朴に疑問に思うんです。
原口:誰がですか?
――資本ですけれども。
原口:資本が。
――資本主義って社会をどう考えてるんだろう?って。社会ってどうなってもいいと思っているのか。資本主義の純粋の発想では…。
原口:ああ。ぼくはでも、マルクスの言葉はたぶんまさしくそうだと思っていて。
原口剛(神戸大学大学院准教授)インタビュー後編・1 ジェントリフィケーションー都市の報復と破壊
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テント村とジェントリフィケーション
――次に原口さんの問題意識や活動とつながっているジェントリフィケーションについてお聞きしたいと思います。ジェントリフィケーションとは要するに“都市再開発”という名による「都市浄化」ですよね。資本の論理というのはすごく暴力的なんだろうと思います。*ニール・スミスは「
原口剛さん(神戸大学大学院准教授)インタビュー後編・5
コミュニケーションの濫用よりも、コミュニケーションの作法
――話をどんどん飛躍させて申し訳ないですけど、寿町の寄せ場の映画は感情の表出がダイレクトじゃないですか?みんな。人間の喜怒哀楽がドーンと出てくる。ある種カタルシスがあるんですよ。
原口:それに惹かれるというのは確かにありますね。泥臭さ。やっぱりねえ、生きていればそれなりに汚れたりもするし。
――喜怒哀楽の4文字しか出てこないんですけど
原口剛さん(神戸大学大学院准教授)インタビュー後編・4
手を出すな、止めろ
――経済的損失が、ぼくは「国家のため」とつながったらやっぱり怖いなというか。実はすでにもうそうなってると思うんですよ。やはり人々も日本国にとってヤバいんじゃないかと。なぜだか知らないけど、国家観念がひとりひとりの中にも浸透していて。例えば国の財政が赤字で大変だというと普通の人までが同様に(笑)。本来俺たちと別に国家体制は関係ないはずなのに…。赤字