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組織づくりについてのエッセイ

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組織づくりと人材育成とDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)について書いた記事をまとめています。
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#組織

誰かの助けになるということ

誰かの助けになるということ

マネージャー、同僚、親、友人、教師、コンサルタントなどとして、自分の提案が相手に受け入れられなかった、もしくは、相手に受け入れられるのに時間を要したということはありませんか?

ちなみに僕は、たくさんあります。そういう時は、この言葉の意味を自分のなかで深めながら、次に向けて学ぶ時だと思うようにしています。

メイヤロフは、ケアをされる側の成長に応じて(成長をよく観察することで)、ケアをする側が何を

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「クライアントの変革リソースが増える」ということ

「クライアントの変革リソースが増える」ということ

今回は、コンサルタントの支援のあり方について、「クライアントの変革リソースが増える」という視点から考えてみたいと思います。

ここでは、変革リソースのことを、クライアントが目の前の新たな現実に対処する際に活用できる視点、知識、考え方などであるとします。

あらためて、支援とは何か?エドガー・シャインさんの『謙虚なコンサルティング』(英治出版)という本のなかで、監訳者の金井壽宏さんが、シャインさんの

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年始のご挨拶と、「より良い組織づくりの支援」について考えてみたこと

年始のご挨拶と、「より良い組織づくりの支援」について考えてみたこと

新年おめでとうございます。皆さまにとって、健やかで豊かな一年となりますように。本年もよろしくお願いします。

2023年の最初の投稿では、コーフライヤーの事業の中心である「より良い組織づくりの支援」に関して、私たちのあり方について書いてみようと思います。

それにあたり、僕が敬愛しているMITスローン経営大学院名誉教授のエドガー・シャインさんの力を借りたいと思います。『謙虚なコンサルティング—クラ

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人事パーソンとしての自分を深く支えている3冊

人事パーソンとしての自分を深く支えている3冊

今回は、人事に関わる自分を深く支えている3冊について書きたいと思います。

いずれも、企業人事として働いていた頃から独立して現在に至るまで、折に触れて手に取る本です。

『知識創造企業』 野中郁次郎/竹内弘高 (東洋経済新報社)「人や組織の可能性を開く人事の仕事は、知識社会における企業活動の根幹を支えている」

この本のおかげで、人事領域に携わる自分の仕事の意義を、そのように考えられるようになりま

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