家族とは、愛とは (62/365)
映画「ヤクザと家族」
観てきました。
面白くなかったです。
でも、
良かったです。
すんごく良かったです。
感動して涙が出たとかじゃないんですけど、良かったです。
登場人物誰もハッピーにはならないんですが。
観終わった後気分が良くなるなんてこともない。
でも、自然と手を叩きたくなるような作品でした。
この映画のテーマはまさに「愛」なんじゃないかと思います。
題名に”家族”とありますが、家族って愛じゃないですか。
損得感情とか利害とか関係なく、心から受け入れる事が出来るのが「愛」であり、守るべきもの「家族」だと思うんですよね。
作中ににも義理と人情なんて言葉が出てきますが、この今の世の中だからこそ大事にしたい日本の考えだと想いました。
しかも、リアルだなと思ったのが、SNSによって家族が崩壊していくんですよね。
ヤクザから身を引いて、地道に働いて派手ではないけど平凡な日常を手に入れたと思ったら、過去のレッテルによって家族までもが仕打ちを食らったり、離れていく人がいる。
社会的に制裁を受けてしまうわけです。
まさに今の世の中でも起こっている事です。
芸能人の方なんかが不祥事起こして、地道に細々とでも再スタートを切っているのに、マスコミがはやした立てたりします。
どこかしらに突っ込んで記事出して、ネットで騒がれてニュースになって、誹謗中傷など、立ち上がろうとする事を許さないような。
そっとしておくという事はできないのでしょうか。
過去に過ちを犯しや人々は、いくら償ってもそれらが消えることはないのかもしれませんが、生きる権利すらも待たせてもらえないのでしょうか。
この世の中はそんなにも優しくないものなのでしょうか。
這いつくばりながらも立ち上がろうとするのを潰して、誰が幸せになるというのでしょうか。
マジでふざけんなって思います。
優しくなれよって。
ほっとけよって。
なんか映画の話からは逸れてしまった気もしますが、こんな事も思いました。
やっぱり映画では具体的な感想というより、「なんか良かった」が一番なので、このくらいの事しか書けませんが、「家族とは」「愛とは」について深く考えさせる映画でした。
良かったです。
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