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フィルムカメラをとことん楽しむ⑤「自家現像①」必要な物。

こんにちは~!主にツイッターにて投稿しています、カメラマンのisasakaです。
思うところあって、このマガジン、「フィルムカメラをとことん楽しむ」を書き始めましたが、ついにここまでやってきました。
しかしこれまでのマガジン、カメラを購入フィルムを購入撮影してお店に現像とプリントしてもらう。で、フィルムカメラは一通り楽しめます!

ここから先は一般的にはすこしマニアックかもしれない(私の周りは皆やってるのですが…)ところへ進んで行こうと思います。

今回お話するのはモノクロフィルムの自家現像について。

自分の家でフィルムを現像する事を自家現像と言います。そちらを説明しようと思うのですが、少し内容が(いつも長いですが更に)長くなりそうなので、分割してお話しようと思います。
ザックリした記事【フィルムの自家現像ってどうやるの?】もありますので、自分である程度調べれる方はこちらも読んでみてください!
それではしばらくお付き合いください。また、もしかしたら加筆して同人誌を出すかもしれません。その時はよろしくお願いいたします。

まずは必要な道具を知る・揃える所から!

さて、前置きがながくなってしまいました。まずは私が自家現像に使っている道具を一堂に会してみました、ご覧ください!

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多いですね。でも待ってください!多いのはわかるんですが良かったらもう少し読んで頂きたいのです。

ここにあるものを毎回全て使う訳ではありません!集めただけです。しかしこれらを収納する場所は必要になりますね。今は広げてますが、少しはコンパクトになります。

自家現像の手順としては
・道具を揃える
・薬液を作る
・撮影したフィルムを用意する
・液を使って現像する

まずは必用な道具を説明しますね。

◆撮影済みモノクロフィルム(説明不要ですね)

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◆次は専用品です。
フィルムピッカー(35mmフィルムを引き出すのに使います)、リール、現像タンクです。あと一応使うのでハサミです。

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幸いにも2020年現在でも、現像タンクは他にも種類が選べます。私はカッコいいのでステンレスにしました。

◆薬品、これも専用品です。

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まずはこちらも専用品を買えば良いでしょう。私はフジフイルムのモノクロフィルムを愛用しているので、ほぼ富士フイルムの薬品を使っています。
左から現像液(ミクロファイン)、停止液(イルフォストップ(イルフォード製品))、定着液(スーパーフジフィックス)、水洗促進剤(富士QW)、最後に安定剤(保護)のAgガード(無くても大丈夫だと思います)
以上の4~5種類を使います。停止液を使わない、水洗促進剤も使わない、なんて方もいるようですね。

◆容器
さて、ここからは専用品を買わないで(低コストで)済むかもしれません。
まずは上記の液を保管する容器です。

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私は最初、手探りだったので専用品を買いました。専用品は中に更に蓋があって、密閉性能は高いかも知れません。空気に触れると液が劣化するので、それを防ぐためですね。ですが日光にもあたらない冷暗所に保管できるなら、一応ペットボトルで代用できると思います。飲み物を飲んだ後に洗っておけば良いので実質タダでしょう。

◆次は液を作るときに計量するカップと混ぜる時に使う棒です。

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これも代用できるものが100均で売ってます(精度は謎ですが)
私は2リットル入る計量カップ(大)を2つ。現像液を計るのに使う250ミリリットルのカップを1つ(現像時に現像液と水を計って、混ぜて使います)。停止、定着液用に500ミリリットルのカップを2つ(これらは水と混ぜません)
後は現像液用の混ぜる棒、停止・定着液用の混ぜる棒です。
現像液が他の液と混ざるとダメと本で読んだので、現像液は専用の物。他の液は併用して使っています。

こんな括りですね

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◆他に必用なもの
液温計、ロート、スポンジ、フィルムクリップ、ブロアー

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温度計は100均でも売ってるかもしれませんが、こちらは精度が欲しいな~と思ったので一応専用品にしました。100℃までの物が良いとおもいます。
ロートはペットボトルに移す時に必用でしょう。これも100均。
スポンジはフィルムを水洗いした後に水を拭き取るのに使います。これは一応専用品です。
フィルムクリップは洗濯バサミでも大丈夫そうですが、一度滑り落ちた事があったので、専用品を使っています。

◆最後に。自分で現像するとお店で入れてもらえるフィルムの袋、あたりまえですがあれが付いてきません!なのでこのようなフィルムファイルを購入するのが良いと思います。35mm用と120用があるので注意です。

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以上で自家現像をするにあたって購入するものは一通り説明できたかと思います。

後は液を準備し、温度を調整し、現像するのですが、すぐにしたい方は先程案内した【フィルムの自家現像ってどうやるの?】をご覧ください。

上記の記事はザックリしているので、次回の「自家現像②」は、液を作るに当たっての注意と、もしかしたら現像まで書いちゃうかもしれません。どこまで書くかはわかりませんが、楽しみにしてくれればと思います。

それではまた、そのうち書いていきますね。
どうぞよろしくお願いします。

2020/9/18 isasaka



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