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recipe #8 / 3種のナッツサブレ

難易度 : 簡単
所要時間 : 10〜15分(70〜120分)

今回recipeにて紹介するのは3種類のナッツを併用したサブレ。
前々回の「きなこサブレ」とは全く異なった性質です。

サブレ生地自体は一般的な配合ですが、食感の要となるナッツ(ホール)が最大の特徴。

焼き上げるとコクのあるナッツの油脂が生地に滲んでいき、非常にリッチな味わいに。

『サクッ』としたサブレ生地と『カリッ』としたナッツの小気味良い食感が二重奏を奏でます。



◇レシピ

●サブレ生地

無塩バター          25%
粉砂糖            10%
トレハロース         4%
(粉糖でも可)
塩              0.2%
ヘーゼルナッツパウダー    3%
アーモンドパウダー      3%
マカダミアナッツパウダー   3%
ヘーゼルナッツホール     4%
アーモンドナッツホール    4%
マカダミアナッツホール    4%
全卵             7%
薄力粉            25%
米粉             8%


-point-

ナッツ(ホール)の配合費は多ければ多いほど良いというわけではありません。
ベースとなるサブレ生地の中にバランス良く混ぜ込まれたナッツが、繊細で心地良い食感を生み出します。
過度に加えられたナッツは野暮ったい印象です。

また、ナッツが多いと生地の繋がりが弱くなり、壊れやすいサブレになります。

配合費の8〜12%に留めると良いでしょう。


◇作り方

⚫︎前準備

  • バターと全卵は常温に戻しておく。

  • 薄力粉、米粉、は合わせて混ぜ、網でふるっておく。

  • 3種のナッツ(ホール)は中が色つくまで150℃程のオーブンでローストし、3~7㎜角に荒刻みしておく。
    (※既にロースト済みのナッツであれば省略可)

割ってみて中が狐色に色づくまでローストする


⚫︎生地を作る

  1. 粉砂糖とトレハロース、塩を合わせ、よく混ぜる。

  2. ボールにバターを入れ柔らかくほぐした後、1.を加えて練り混ぜる。

  3. ヘーゼルナッツパウダー、アーモンドパウダー、マカダミアパウダーとさらに刻んだ3種のナッツを合わせて加え、パウダーが全体になじむまで混ぜる。

  4. 全卵をほぐし、2,3回に分けて加えつつその都度混ぜ、乳化させる。

  5. ふるった小麦粉、米粉を加えて切るように素早く混ぜ合わせる。
    (※なるべく練らず、混ぜる手数を少なくする)

  6. ひとまとまりになったらラップなどで包み、冷蔵で最低1時間おく。(完成)


※以下の写真では卓上ミキサーを使用していますが、手作業で十分に製作可能です。

1. ほぐしたバター
2. 砂糖類と合わせる
4. ナッツ類を混ぜた生地に
卵を2、3回に分けて加える。
1回加えたら混ぜ、生地に水分(卵)が
合わさったらさらに卵を加え再び混ぜていく。
6. 粉類を混ぜたあとの生地。
ここまでまとまればこれ以上過剰に練らない。
6. この状態で冷蔵で寝かせる。


⚫︎焼成する

  1. 上記の生地を約5mmに伸ばし、再び冷蔵で最低1時間休ませる。

  2. 抜き型で抜き、オーブンシートを敷いた鉄板にならべる。

  3. 150℃に予熱したオーブンで20〜25分ほど焼成する。
    オーブンから取り出し、熱が取れるまで常温で冷ます。(完成)
    (表面に色がしっかりとついたらよい。焼き色が薄い場合は数分追加して様子を見る)
    ※温度は業務用の出力が高いオーブンでの数値。家庭用オーブンの場合10〜20℃ほど上げる必要があるかもしれません。



少しアレンジ

今回3種類のナッツ(アーモンド、ヘーゼルナッツ、マカダミア)を使用したレシピで紹介しましたが、1種類のみを用いたり、実験的に他のナッツを試してみても面白いと思います。

例えば、上記のナッツよりも軽い噛みごたえの「クルミ」香ばしい風味の「ピーナッツ」など。

同じサブレ生地でもナッツを変えるだけで、味も食感も別物です。

その場合、レシピの配合費はそのままに、材料(ナッツやパウダー)のみ置き換えます。

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