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昨日は、小学生の息子と娘のバスケットの公式戦でした。
年に数回しかない貴重な公式戦です。
いつもに増して気合が入ります。

対戦相手は、前回、1点差で勝ったライバル。
今回も、第1Qから第4Qまで、獲って獲られての大接戦!!

保護者たちが声が枯れてしまうほどの(笑)
残り1分を切るも同点という熱戦で、何とか2点差で勝ちました。
良かった・・。


というところだけ記事で見ると、
バスケに熱心な親子の話のように思えますが、
実はちょっと違います。


少し数ヶ月前に、時計を巻き戻します。

実は、この子たちは、『1勝もしたことがない』んです。
練習試合も含めて、ほぼ全敗。
『勝つ』ということを知りません。

そもそも、チームの伝統的に?とても弱いです。

去年だったか、一度だけ耳にした、とても残念な発言。
「どうせ、オレらじゃ勝てんよ」

何の気なしに言った言葉だったんだろうけど、衝撃でした。


何が衝撃だったかというと、
「あっ、自分達でも気付いてたんやね」ってことです。

申し訳ないけど、
素人から見ても、勝てそうにありません。
でも、週5日も、土日は半日も、毎日毎日、練習しています。
ちゃんと、みんな来るんです。

とうぜん、練習の質は、これぞ弱いチームという感じです。

この子たちは、どんなモチベーションでバスケットやってるんだろうか?気になっていました。


もしかしたら、子ども達の中では言わずもがなだったのかもしれませんね。

挙句の果てには、
『勝敗は関係ない』というチームの指導方針です。

全敗のチームが言うのには、あまりに情けないセリフです。


そこで、臨んだ前回の試合。

偶然上手くいったプレーなども重なります。
運も味方してくれます。
試合の流れがあります。

『勝てるかも!!』(初めて)
そんな流れのなか、子ども達の熱も高まっていきます。

緊迫したゲーム進行。
接戦の末、1点差で勝ちました!!!

弱小チームどうし、
数あるリーグ戦の1試合目です。

勝った子ども達、泣いていました。
観客席に引き上げても、ずっと泣いていました。
(保護者ももらい泣きしました)


伝統的に弱いチーム。
勝敗は関係ないという指導方針。

でも、

子ども達は、
『勝ちたかった』んだろうと思います。

初めて、勝てた喜びで、涙が止まりません。
ぼくたちも、勝たせてあげたい。
仕事の後、週末、体育館に通う日々です。


この数か月前の試合から、
何だか風向きが変わったように思います。

見違えるほど、日に日に上達する子ども達を見つめます。

すごい上達してる。

頑張れば勝てるんだってことを覚えたことは、
スポーツにとっても、
心の育成においても、
とても大切なことを得たんじゃないかと思います。


昨日の試合、
1回戦は、前述のとおり、僅差で勝つことができました。

内容からすると、随分と成長したことを感じました。


2回戦の相手は、ちょっと前まで、各段上のレベルのチームでした。
練習試合では、ダブルスコアやトリプルスコアで負けてしまうような相手でしたが、昨日は、まだまだ粘ります。
もう少しで手が届きそうなところまで来ているように思います。


前回の対戦から、子ども達も、
同じ時間を過ごしていますし、これからも過ごします。

自分たちが上手くなっている間に、ライバルたちも上手くなります。

この期間で、まるっきり変わったことと言えば、
『勝つ』という経験をしたことです。


心身ともに、成長していってほしいと思います。

親として、時に口やかましく言ってしまうんですが、プレーするのは子ども達であり、
考え、行動していくのは子ども達自身ですからね。
見守って、声かけてあげていきたいと思います。


この話は、
単なる子育てや、スポーツ教育のことのみならず、
『成功体験』を積み上げることの大切さに通じるのだろうと思います。
ぜひ、それぞれの暮らしや仕事に応用できたら良いなと思います。



今日もご覧いただきありがとうございます。
冒頭の可愛らしいネコちゃんのイラストは、にゃこぱん|noteさんの作品を使用させていただいています。いつもありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>

おぉ!
ありましたね。
今年は一週ズレて、今週末です。


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