姉妹都市、第2の故郷のススメ~災害対応や気候変動の視点から〜
昨日、能登で、最大震度6強の地震が起きました。
死亡された方もいるとのことで、、、、悲しみに暮れています。
以前から続いていた群発地震の地域だったこともあり、地震に慣れていたり、防災意識が高い地域だと思いますが、これほど大きな地震では、とても大変な事態が起きているものと察します。
地震のメカニズムからしても、今後、同程度の地震が続くことが予想されているそうです。
能登は、ぼくも大好きな地域ですし、とても心配でなりません。。。
特に何ができるわけでもないのですが、、、想いを馳せます。
そこでふと思い出しました。
防災計画作成の担当をしていたとき、
国の計画で、こんな内容が追記されたことがありました。
『各地方公共団体は、円滑に支援を受入れることができるよう、他の地方公共団体との相互応援協定の締結に努めるものとする』
つまり、他の自治体と連携して、相互に助け合おうっていうことです。
この条項には続きがあります。
『大規模災害での同時被災も考えられるから、遠方に所在する地方公共団体との協定締結も考慮する』ということです。
つまり、近くの自治体どうしでの支援は、色んな枠組みで何かしら割とありますが、遠く離れた自治体どうしで支援しようっていうことですね。
自治体どうしであれば、『姉妹都市』のような関係性ということですね。
例えば、北九州市であれば、九州の北端と南端で、北九州市ー南九州市と、『南北連携』があります。
また、『鉄の絆』で結びついています、岩手県釜石市との連携は、東日本大震災以降での応急支援のみならず、その後の復旧活動への職員派遣も10年間続きました。
地震や大雨による被害は想像しやすいですが、実は『雪害』が切実で、
雪に慣れているかどうかというのは、都市構造にしろ、住民性にしろ、全く違います。
北九州で積雪しようもんなら、もうパニックですね。
北側の地方の皆さんから見たら、笑われるほどだと思います。
雪害においては、地域が停止してしまったり、大雪になれていない家屋だと、重みで崩壊することも考えられます。
そうした意味でも、雪に慣れている地域からの支援や助言はとても有用だと言われています。
分かりやすく、自治体の例から記載しましたが、『個人単位』ではいかがですか?
『疎開』的な考え方でもありますが、
何かあったら、どこかに移動して過ごさせていただくまちは、ありますか?
もちろん、実家への帰省ということもあるでしょう。
親戚や友人のところでも良いでしょう。
どこかひとつで良いので、何かあったら行かせてねっていう地域があると良いですね。
それも近くではなくて、少し遠くが良いですね。
地震などの被災後に、そのまちを離れるのは心苦しいかもしれませんが、復旧の目途が経ってから戻ってくるのも、自分や家族を守るひとつの行動だと思います。
事前の行動だといかがでしょう?
例えば、巨大台風が近づいてきます。
家にいたって、いなくたって、被害はそんなに変わりません。
近くの避難所に行ったって、怖いことに変わりはありません。
遠くのまちに避難した方が良いですね。
仕事なんてできないでしょうから、台風から逃げるように、旅行に行っちゃいましょう!
そんな過ごし方があって良いと思います。
はたまた、こんな考え方も広がっているようです。
地球温暖化がどんどん加速しています。
体温を超えるような気温も当たり前になってきています。
テレワークで仕事ができるご時世です。
暑い季節は、涼しい地域に行って過ごしましょう。
寒い季節は、温かい地域に行って過ごしましょう。
現代における、自然との共存において、
そんな暮らし方があっても良いのかなと思います。
ロケーションの良い場所は、自然との共存があります。
そんな場所には、自然がときとして牙を剥くことがあります。
都会の便利なところでは、暮らしやすさはあるでしょう。
でも、ときとして、温暖化、電力の停止、災害時・・・には、どうにもならないことが起きるかもしれません。
自然や災害と共存・共生していくためにも、もっと広い視野で暮らしを考えていくことも重要かもしれませんね。
首都直下や、南海トラフ地震は、
もうカウントダウンが始まっています。
台風で言えば、進路予報が出ているようなものです。
事前避難、業務継続(BCP)の考え方もあって良いかもしれませんね。
全国から、これをご覧の皆さん!
北九州は良いところですよ!
夏は九州の割に涼しいんです。
日本海側からの西風が入ってくるので、気温はそれほど上がりません。
逆に、冬もそれほど寒くないですよ。気温はそれほど下がりません。
また、朝鮮半島のおかげで、雪は全然降りません。
交通の便も、都会の利便性も、自然との共存も、ちょうど良い最高の街です。
概ねの周期性が判明している海溝型の地震プレートからは離れています。
南側に山地・山脈があるおかげで、台風の被害も少ないです。
西から流れてくる前線による大雨も当たりにくい地形になっています。
全国的に比較すれば、災害の少ない街と評価されています。
それでも!
直下型の地震や、大雨・台風による被害が当然起こるでしょう。
それに備えるため、地域で声をかけ合ったりの地域防災や、ぼくたちのような市民活動者で防災まちづくりを盛り上げようとしています。
真の意味で、『災害にも強い』まちづくりを進めていきたいと思っています。
最後は、北九州の宣伝のようになってしまいましたが、
北九州を第2のふるさと、
北九州を姉妹都市に、
北九州を旅行先や避難先の、選択肢にしていただけたら嬉しいです。
両手を広げて歓迎いたします。
GW中でもありますし、
ご親戚や友人と、こんな話題で、「もし」のときのことを話しておけると良いかもしれませんね。
今日もご覧いただきありがとうございます。
冒頭の日本列島のイラストは、ゆき|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
おぉ、ゲームの話かと思いきや・・・
今日の記事とも通じる話題です。
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