ずっと続いてきたこと、これからも続いていくこと
昨夜も、さぁ寝ようと、寝床につこうとしていたところ、
東の空に眩しいほどの月が輝いていました。
昨日も一昨日の夜も、とてもキレイでした。
満月から少し欠けてきたぐらいの感じで、一昨日よりも、昨日の方が、同じ時刻には低い空にありました。
少しずつ新月へ向かっています。
しばらく、月を見上げていました。
眠気が覚めるほどに眩しい月でした。
この美しい月が、反射して輝かせる光に、何だか色んなことを想起させられました。
まず、能登での地震対応や、世界での戦禍のこと。
空は繋がってる。
雲がかかったり、同じ空は見上げられてないかもしれないけど、
月からみれば、こちらなんて、ホントちっぽけで、すぐ近くで起きていることなんだろうと思います。
被災地での大変さ過酷さは、ぼくの想像を絶するところかもしれません。ぼくにできることはあまり無いけれど、被災地の人たちは、どんな気持ちでこの月を見上げてるのだろうと、心を寄せます。
また、戦禍に逃げ惑う人たち。今日・明日の命を繋いでいきます。
何の罪も無い人たちが、命を狙われ、奪われ。
この小さな地球のなかで、隣人たちと陣地争いをします。
そんなことを考えながらも、ぼくなんかにできることはなかったり、それでも考えたり。そんな繰り返しです。
美しい月を見上げて、もう2つのことを思いました。
外はとっても寒いです。
でも、こんなに暖かな家の中にいます。
気密・断熱がとても良くて、隙間風なんてありません。
リモコンひとつかざせば、照明がつき、温風が出て。
蛇口をひねれば、すぐに飲める水が出ます。
食糧は長期保存ができ、冷たく美味しい飲み物がいつでも飲めます。
ずっと太古の昔から、
先人たちは、この同じ月を見上げて生活してきたんだろうと思います。
LEDライトや街灯なんて無くても、昨夜の月は、月明りで夜道を歩けただろうと思います。
これまで歩んできた、繋いできた命の中で、
この同じ月を見上げながら暮らしてきた人類のなかで、
今が、一番、生活に恵まれているんだろうと思います。
こんなに暮らしやすい時代を、いま、ぼくたちが生きています。
でも、寒いだの暑いだの、エネルギーをボンボン使います。
地球は悲鳴をあげています。
月は何の変りもなく、地球の引力と回転する遠心力で同じ位置を保ち、太陽からの光を反射させ続けています。
でも、地球は、どんどん熱があがっています。
体温の平熱が36℃だったのに、常に微熱気味の37℃になっているようなもんです。
ずっと続いてきた、
こんな暮らしの営みのなかで、
今が一番恵まれているのに、
今が一番贅沢やワガママをしようとしているのではないかと感じました。
もうひとつは、
そんな、脈々と過ぎていく時間のなかで、
科学や生活は日進月歩、豊かになっていくのだろうけど。
きっと、寒さに凍えながらも、命を繋いできた先祖たち。
簡単に食べるものが手に入らなくても、飢えをしのいで命を繋いできた先祖たち。
大きな家族で、助け合いながら、命を繋いできた先祖たち。
日本全国、世界各国、
同じ月を見上げているように、
過去に時代を遡っても、ずっと同じ月を見上げてきた先人たち。
ぼくのご先祖様たちも、きっと、この同じ月を見上げてきたんだろうなと感じました。
その命の繋がりの、礎のもと、今のぼくたちがいます。
4人の子ども達がスヤスヤと寝ています。
この子たちの未来にも、こんな美しい月が輝き続けます。
ずっと、同じ、この美しさが、これからも続きますように。
そんな願いを込めて、月を見上げていました。
今日もご覧いただきありがとうございます。
冒頭の美しい写真は、よっしー|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
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