勝ったとき、上手くいったときほど謙虚に。感謝をもって。
昨日も娘たちのバスケの公式戦。
公式戦と言っても、「フレンドリー」っていう枠組みです。
ミニバスは、10人以上が試合に出ないといけないというルールになっていて、
フレンドリーっていうのは、人数が揃っていないチームが参加する試合のことです。
ウチのチームは人数が十分に居るのだけれど、フレンドリーで参加されてるチームの対戦相手を探していたところ、勝ち進んでいないウチにお声かけをいただきました。
それでも公式戦。
会場設定や、審判や試合の進行など、練習試合などとは違い、ビシッと進みます。
とても良い経験となります。
前の週に1勝1敗だった後の記事です。
勝つ喜び、負ける悔しさ。
きつくても、徐々に成長して、達成していける喜びを、少しずつ得ていると思います。
最近は、メキメキと、少しずつみんなが上達していることを感じます。
ぼくも仕事終わりに体育館に行っては、笛を吹いて、大きな声で、コートの中の子ども達に声をかけます。
随分と見違えるほど、上手になってきました。
昨日は、フレンドリーとは言え、公式戦。
どんな相手だろう?勝てるかな?
子ども達はドキドキしていました。
ぼくもドキドキです。
なぜなら、この日はコーチが不在でして、ぼくがコーチ代行でベンチに入らないといけません。
接戦だったらどうしよう!?ぼくなんかにもプレッシャーがかかります(笑)
いざ、始まってみると、相手チームは小さい子も多く、やはり人数は揃っていません。
ウチは上級生も多く、身体の大きさがそもそも違います。
終始、ウチのペースで試合が進みます。
(ぼくのプレッシャーも和らぎました(笑))
普段は試合に出られない下の学年の子も含めて、全員がコートに立たせてあげれるように采配しました。
あれよあれよといううちに点数を重ね、
試合終了まで、残り20秒というぐらいのときに放ったシュートがリングに入り、100点目となりました。
ミニバスで100点ゲームなど、とっても珍しいです。
ウチの子たちはもちろんのこと、会場中が100点目に、手を挙げて歓声があがりました。
102対6の圧勝。
「3桁の得点板を初めて見た!」と子ども達も興奮しています。
とてもとても喜びがあるんですが、
わざわざ呼んでいただいたフレンドリーの試合。
100点とったチームがあるなら、100点とられたチームが目の前にいます。
騒ぎ過ぎず、謙虚に。
子ども達も雰囲気を察したのか、嬉しい気持ちを抑えつつ、静かに控え場所に移動していきました。
会場の隅に全員を集めます。
ぼくから、小さな声で
『100点ゲームおめでとう!!すごかった!!』
と音の出ない拍手を送りました。
そこで、みんなにこんなことをお伝えしました。
勝負は、必ず、勝つチームと負けるチームがある。
勝てば嬉しいし、負けたら悔しいよね。
だからこそ、こんなに圧勝して、大騒ぎしてたらダメ。
相手がどんな風に感じるか考えようね。
勝ったときほど、謙虚に。
上手くいったときほど、謙虚に。
そもそも、こんな貴重な経験は、試合に呼んでくださったからこそです。
全員が試合に出られる公式戦なんてありません。
そうした場面をつくっていただいたことに感謝です。
ゴジラ松井がどんなホームランを打っても、ガッツポーズひとつせず、淡々とダイヤモンドを回っていました。
相手への敬意を示しているそうです。
ShowTIMEで、大谷が敵地での大ブーイングのなか、第1打席でホームランを打ちました。
試合後のインタビューでも、「味方のファンは応援する。敵のファンなら、ああいう表現もあるだろう。みんな野球が好きなんだなって思う。それだけ思いを寄せてもらって、感謝です。」っていうようなことをおっしゃっておりました。
謙虚。感謝。
とっさに出た言葉もそうした美しさを持っています。
だからこそ、あんなスーパースターへと成長していくんだろうと思います。
ウチの子たちは弱小チームなんだけど、
こんな圧勝する経験で、
勝ったときの謙虚さについて学ぶ機会となりました。
こうした場面に出会わせていただき、とても感謝しています。
今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。
冒頭の写真は、shiro|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
<2年前の”今日”の記事★>
いただいたサポートは、NPO法人好きっちゃ北九州の活動費に、大切に活用させていただきます!!