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『体罰』については法律で【NG】と明確に示されました。

これは、児童福祉法や児童虐待防止法の改正により、令和2年から施行されています。

冒頭のイラストは、先月11月の北九州市の広報誌「市政だより」の表紙の記事を引用したものです。


恥ずかしながら、
情けないことに、
ぼく自身、ドキッとする記事でして、ちゃんと理解・勉強しないといけないと思いました。

ぼくが偉そうに言えることではないんですが、
学んだアウトプットと、自戒を込めて書いてみたいと思います。


この市政だよりの記事には、講座情報もあったので、リアル受講はできませんでしたが、後のアーカイブ配信で、勉強させていただきました。


日本としては、遅ればせながらも、先行している世界にようやく、この手のことは法律での明記も含めて追いついてきたとのことです。

1948年「国際人権保障」、1989年「子どもの権利条約」などが世界で共通認識されています。年代からみると随分前ですよね。

この度、法律にて、『体罰はダメ!』というのが明確にされたのですが、いろんな持論の方もいるなかで、
社会全体での共通認識をここに示すことができたことが大きいとおっしゃっていました。

今年の春の段階で、日本人の約4割が、場合によっては体罰を容認しているという調査結果もあるそうです。
愛情表現や、しつけの一環、などなど、色々と意見があるのかもしれませんが、「ダメなものはダメ、法律にそう示されています。」そういうことでしょう。

また、後に体罰と認定された方々は、往々にして『しつけのつもりだった』と話しているとのことで、自分からの考えと、それを受けた人や周りから見た様子は違うということですね。


講師のお話で印象的だったのが、
「これは体罰になりますか?どこまではセーフですか?」
みたいな問い合わせもあるそうですが、
『何がダメかではなく、何がより良いかを考えていく』ことが大切とおっしゃっていました。

この目線においても、親や指導者側からのアプローチの制限というよりも子どもや受講者側から見た『より良い』教育・指導方法を考えていく、ということなんだろうと思います。

スポーツの体罰問題も、少し前ですが話題になっていました。
暴力や罵声による恐怖の指導にしか頼れないのは指導者の力量不足を露呈しているようなもの」と現ジャイアンツの桑田コーチがたんたんとおっしゃっていたのは、当時すごくインパクトがありました。

スポーツにかぎらず、学校教育や、親子の関係においても同じなんでしょうね。


親子関係や、教育の仕方に正解は無いのだと思います。
それこそ親子関係に他人が入ってきて、どうのこうの言うようなものではないと思います。

講師の方のおっしゃっていた内容で、一番心に響いたのは、
親や指導者が『ゆれる』時間を確保することが大切とのことです。

すぐに頭に血がのぼったとしても、グッとゆれる時間。
体罰を含めた教育や指導方法について、自分なりに噛み締めて考察する時間。

そうした『少しの間』の確保が大切とのことです。


ぼくにとってはとてもありがたい、2つの経験がありました。

ひとつは、ずっと活動を一緒にしてきた仲間のことです。
その人は児童保護の関係の仕事をしていて、色んな家庭を見てきています。
「体罰は何も生まない」「良いことなんてひとつもない」とぼくに語ってくれました。
恥ずかしながら当時のぼくは「ウチの子も散々言って聞かなかったら最後はゲンコツぐらいしますよ~(笑)」って冗談っぽく言ったところ、とたんに真剣な顔をして、「いや、ホントにやめた方が良い。そうした小さなことからでも体罰になってしまう」って、いつも朗らかな方なのに、ぼくの目を見て話してくれました。
このことに関して、ぼくのスイッチが入った瞬間だったのを覚えています。

もうひとつは、乳幼児のパパママ向けの講座で、ぼくが講師をしていたときの話です。
ご近所さんたちと繋がっておいた方が良いという話の展開で、
「ウチの子ども達には家の前を通る人には、みんなにあいさつしなさい。あいさつしなかったらゲンコツしてでも怒ります!(笑)」とぼくが表現しました。
もちろん、その場では朗らかに進み、アンケートでも「近所の人達へのあいさつから始めたい」って声も多かったです。
次の日、主催の方からメールいただき、講座のお礼や受講者の感想談などに合わせて、「入門さん、冗談でもゲンコツっていう表現はやめた方が良い、せっかくの話がその1点だけで台無しになりますよ」って忠告してくれました。
わざわざ指摘していただき、ぼくは恵まれてるなと思いました。
こうした投稿も含めて、ぼくの至らない点があったら是非指摘してください。故野村監督も「誰も何も言ってくれなくなったら終わり」と言ってましたね。


残念ながら、恥ずかしながら、
ここ数ヶ月、
ぼくが体罰となるようなことを絶対にしていないとは言い切れません。

子どもを育てていきながらも、自分も成長していこうと思います。

ぼく自身、スポーツの指導なども長年やってきましたが、
子育てを通じて、『育て方』、『指導の仕方』をもっともっと学んでいきたいと思いました。
チームでの活動や職場での後輩・部下の育成にも通じていくかもしれませんね。


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